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どうなる?エジプト・ムバラク大統領 

田中宇さんの30日の記事エジプト革命で始まる中東の真の独立 によると、
ムバラクの息子で後継者と目されていたガマル・ムバラクとその弟の一家が、カイロからロンドンに亡命したことも確認されたそうである。
イスラエル大使館員も、急遽ヘリコプターで脱出し帰国したという。
米政府はこの10年、世界中が民主化されるべきだと主張し続けてきたので、崩壊していくムバラク政権を支持しきれず、中立を装わざるを得なくなっている。ムバラクは内閣改造をやって改革したことにしようとしたが、米政府は「内閣改造だけでは不十分だ」と表明したそうであるから、ムバラクは大統領を下りる事になる日も近いのかもしれない。

エジプト:大統領、「腹心中の腹心」を副大統領に 退陣後の保身図る
エジプトのムバラク大統領が29日、オマル・スレイマン情報長官を副大統領に任命、アハメド・シャフィク前民間航空相を新首相に指名し組閣を指示した背景には、腹心を要職に配して当座の権力基盤を維持し、万一退陣を迫られた際には、自身の身を守る意図があるとみられる。


大統領の目論見に反して
デモ参加者の間では、スレイマン、シャフィク両氏とも大統領側の人間と見て、「ムバラク退陣」で結集しているだけに、「今回の刷新人事に納得する可能性は低い」(外交筋)とみられ、反政府騒乱は今後も続く可能性が高い。と見られているそうである。
エジプトの今回のデモでは、既に150人の死者を出しているそうであるが、これ以上悲惨なことが起きないよう祈るのみである。

エジプトの革命が成功すると、中東の親米諸国では、雪崩をうってアメリカの傀儡政権からの独立運動が始まるだろうというが・・・・・

Comments

追記ですが

「マスコミに載らない海外記事」の
「エジプト国内の抗議運動: "独裁者"は命令はせず、命令に従っている」(下記TB欄)によると、
アメリカはエジプトでムバラク政権を倒す政変が起きても大丈夫なように、何年も前から手を打ってきているようです。

この騒ぎが終わった後、出来た政権も又、アメリカの従属政権になるんかも知れません。
今の日本の菅政権のように・・・・・

安定的な『エネルギー安全保障』1

表面だけを見て「アメリカ外交の偽善ないしは矛盾」
又はオカルトチックに「世界支配の陰謀」と言う人も
居ますけどアメリカの戦略は一貫してると思うんです。
彼らは安定的な『エネルギー安全保障』を
確立しようとしている。
確かにそれは「覇権主義」で「帝国主義」なのは
否定は出来ない.
勿論民主化や人権の問題も重要ではあるけど
それはある意味副次的に重要だからこそ
わざわざ口に出している。
本当に重要な事は当たり前すぎてわざわざ口に
出していないだけ。
大昔にローマ人が語ったように
「『平和』は重要すぎて、平和主義者だけに
まかせておけない」
あるいは昔にフランス人が語ったように
「『戦争』は重要すぎて、軍人だけにまかせておけない」でもある。
アメリカにとって、現代国家にとって

「『エネルギー安全保障』は重要すぎて他国だけに
任せておけない」

私達は常に自給率や輸入先の多元化などについて
議論を続けています。
そして能力を持つ国家はそれだけではなくて
より安定的な『エネルギー安全保障』の確立の為に
積極的に行動する。
その発露として現れているのがアメリカの
中東諸国などへの軍事力を含めた関与であるし、
あるいはロシア、中国による同じく重要すぎる故に
軍事力を含めた関与になる。
他国に依存しているだけでは
国家として済まされないからです。
こうした積極的な行動を「支配」と呼ぶべきでしょうか? 
あるいは「確保」と呼ぶべきでしょうか?

安定的な『エネルギー安全保障』2

アメリカがそうした積極的な行動を好んでいたか?
といえばむしろ違う。
他国へ積極的に影響力を発揮してより安定した
『エネルギー安全保障』を確立しようとする試みは
ヨーロッパ諸国の方がずっと強かった。
イギリスの中東関与とかフランスの北アフリカ関与とか
あるいは逆にロシアによる東欧締め付けのように。

その中でアメリカはむしろ例外的に
「石油なんて金さえあれば幾らでも買えるだろう」と
将に「自由市場主義」そのままに考えていた。

アメリカが決定的に変化させられる契機となったのは
1973年のOAPEC-アラブ石油輸出国機構による
石油禁輸措置からです。
アメリカはその時に本気で思い知った。
「政治的意図を達成する手段として
石油禁輸をされたら国家の存亡に係わる」
という恐るべきリアリズム。
皮肉にも、アメリカが30年以上前に日本に
味わした危機を実感した。
そしてアメリカある意味、売られた喧嘩を本気で
買う事を決意した訳です。

「ならば自らの血と汗で安定した状況を作り出してやる!!」と…
以来その意図は現代においても変わっていない。
「卑怯、卑劣、狡猾、暴虐」と観られても
圧倒的な努力と資金でそれを達成している。

それはアメリカだから「悪」だとか発展途上国だから
「善」とかそういう単純な二元論ではない。
結局の所、国家は「エネルギー安全保障」に関して
同じ考えを持っています。
国家が持っている手札が決定的に違うに過ぎない。
より強い手札を持っている国はそれなりの戦略を。
それなりの手札しかない国別の戦略を選んでいると。

イラク戦争とかでも「アメリカは石油支配を狙っている」
と断定されていますが微妙にズレている。
確かに半分は当たっているが100%正解ではない。
より正確に言うならば、アメリカが、潜在的には
全ての国家が求めているのは
「より安定したエネルギー供給元の確保」であるから。
アメリカが利己的なように、他の国だって
それと同じ位に利己的である。むしろそうでなくては
ならない。彼らは持つ手札に差があるというだけで
あって、その中のプレイヤーとしては
各国同質であるから。
もしそこで「彼のみが特別に邪悪である」なんて
認めてしまったらそれこそ「差別」というものに
なってしまうことに気付かない。

安定的な『エネルギー安全保障』3

メディアや情報通信の発達した現代世界において
常に強い側のみが一方的に搾取できる構図
というのはもう多くないんです。
欲しい物があるが故に関与しているのですから。
全く利害の無い所に影響力を及ぼそうとするのは
幼児向番組に出てくるような悪の組織による
無邪気な「世界征服」でしかない。

よく挙げられる比喩として「金を貸している方が
強いのか? 
それとも金は借りている方が強いのか?」
勿論それは状況次第で変わる話ですが
しかし一般に思われているように
「金は貸している方が常に有利である」と
いうことは絶対にない。
金を借りている方は、金を返さない、という
究極の選択肢をちらつかせる事によって
それなりの譲歩を引き出すことができる。

影響力を発揮するアメリカと影響力を
発揮されてしまう国家群の関係もそれは当て嵌まる。
だからアメリカが他国を脅すのと同じ位
脅される側の国家もアメリカを脅しているんです。

「あれあれー? おたくがそんな事やったらウチの
××が大変なことになってしまいますよー?」と。

勿論その譲歩の度合いとしてはどうしても
アメリカ側に有利に傾く。
しかし、アメリカが他国を利用するのと同じ位、
他国もアメリカを利用しているのです。
皮肉にもウィキリークスでその辺の事情は
暴露されてしまっている。
そして「最もアメリカを上手く利用して成功した」と
思われているのが実は私達の「日本」でもあるんです。

「役人が悪い!!」と言って安心する人も
「アメリカが悪い!!」と言って安心する人も
別にそれはそれで良いとは思います
私達は何らかの心理的な正当化や安心を
求めずにはいられないからです。
個人的に「内面の安心を担保しているだけ」
ならばという前提付きですが…

でもそれを外に向かって社会や世間に責任を
押し付ける態度は、まさにその人たち自身でさえも
社会の形成する一端を担っているのだから
無責任であると批判される。お前は一体何に
向かって責任を転嫁しようとしているのか、と。
そしてそんな態度は結局の所、何も解決しない。

翻って只、単純に「アメリカが悪い」と非難する姿も
またそれと同じなんです。
私たちは大なり小なり「アメリカ的方法論」
(民主主義や自由市場への信仰)に賛成しているし
そしてまたその構築に手を貸してもいる。
こうした世界は私の生まれる以前から
あったものだけれど、しかし同時に我々も加担して
維持、存続されている。
アメリカの特殊性をその手札の強さではなく
ひたすら単純に性質の邪悪さに求めてしまう
態度、そんなことをしてもゲームには勝てません。
社会のせいにしたところで何も解決しないし
彼らが邪悪だとなじった所で何も解決しない。

結局の所、パワーと利害の結果でしかない。
ならば、どっちにつくのが「得か?損か?」という
打算でのみしか選択肢はないのです。

PHYSALIS 様

コメント有難うございます。
貴方の言われることは、客観的に言うならば間違っては居ないと思います。
アメリカだって、エジプトだって、日本だって、自分の国が一番大切なのは同じ事ですから、
アメリカだけが自分の国を1番にしたらいけないという道理はないと思います。

私が言いたいのは、アメリカの力は日本の官僚やマスコミにま及んでいるいうことが、どういうことであるか、もっと深刻に知るべきであるということなのです。

アメリカ人がアメリカに栄えてもらいたいと思うのと同じように、
日本人も日本に栄えてもらいたいのに、
日本政府は(アメリカの)属国の管理人に堕してしまっています。
又、官僚やマスコミもアメリカの命令のまま、日本の国益に反することをしているのに、
官僚もマスコミも、国益に沿うことをしていると信じきって、
彼らの企みを阻止しようとしている人を、マスコミに煽られるまま非難し、排除する手助けをしています。
大部分の日本人が自国の利益を、みすみすアメリカに吸い取られる手伝いをしている。
私はそれを訴えているだけなのです。

アメリカが何をやっているかを訴えるのは、アメリカの悪口を言うのが目的なのではなく、
そのことを知って自分の国にとって何が大切であるか、
自分の国はどうするべきであるかをを考えてほしいと言う思いで、このブログを書いているのです。
(問題は余りに多岐にわたっていますので、例を挙げるのは差し控えたいと思います。)

とう訳で、貴方の仰ることを否定するものではありませんが、
もっと根本的に日本のあり方を、考えていかねばならないのではないかと、
所謂ウヨさんたちには訴えたいですね。

ウヨさんたちは、私たちのことを「お花畑」と言っておられましたが、
それはウヨさんたちがの方が、余程お花畑的ではないかと私には思えます。

核兵器が作られて、世界はもう武力で勝敗は、つけられない時代に来ており、
熾烈な戦いは、むしろ情報戦(知力戦)で繰り広げられていると思います。

本当に日本のことを思うなら、
どうするのが日本にとって一番良いことであるかと言うことを、
外国のエージェントに教えてもらって居るようでは、どうしようもないと思うのです。

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管理人のみ閲覧様

コメント有難うございます。
過分なお言葉恐れ入ります。
こちらこそ、そちら様の長年にわたる丹精こめられたブログには、
心から敬服しているところです。
私のは、半分は楽しみなのですし・・・・・
私は、根っからの議論好きの様で、反対意見の人とやりあうのが、ことのほか好きなようです。

悪政を打倒したら…

>エジプト最大のイスラム原理主義勢力、
>ムスリム同胞団の最高幹部の一人で
>カイロ大学教授のラシャド・バイユーミ氏は
>2日までに、ムバラク大統領退陣後の政権で
>主導権を握ることに強い意欲を示し、
>エジプトが1979年にイスラエルと締結した
>平和条約を破棄するほか、
>米国の援助拒否、シャリア(イスラム法)導入など、
>政策の抜本的修正を目指す意向を表明した。
http://mainichi.jp/select/world/news/20110203k0000m030117000c.html

「悪政を打倒したら次はもっとヒドイのが出てきた」
が的中しました
もっとも「スエズ運河」閉鎖さえしなければ見逃して
もらえるでしょうが、調子にのってやりそうでこわい。

PHYSALIS 様

エジプトの情勢は、アメリカの思惑通りにはいきそうにないようですね。
イスラエルやアメリカも、アラブの人々に対して、きつい事をを続けてきていますから、イスラム勢力が怒るのも当然でしょうけれど・・・・・
世界の情勢は、これからかなり変わるのかもしれませんね。

民主化のドミノではなくて反イスラエルのドミノ

民主化のドミノではなくて、反イスラエルのドミノ。
でもそれは新しい状況なんかではなくて、前回の
「キャンプ・デービッド合意」以前の状況が蘇る事でしかない。
悪夢のような中東戦争をやっていたあの頃、
1978年以前のセカイに…

中東の国々はそうした悪夢のような状況を
イランの革命から学んで、それ故にイスラム
過激原理主義色の強い国家運営からは敢えて
距離を置こうとしていました。といっても別にそれは
イスラエルのことを気遣って云々というよりも
単純に自国の生存の為にです。

今後、彼らは自らの政権維持の為にイスラエルに
対して強硬的な態度を採らざるを得ない。
前政権とは違うという自らの政権の正当性を
証明する為に。それが「民衆」の望んでいる事です。

故にそこには是非等ありません、国家が
只、己の生存を賭けて剥き出しのエゴイズムを
ぶつけ合う、あの時代に戻るだけ。

PHYSALIS 様

あの時代に戻るだけ?
力関係が変わったから起きたことですから、
以前の状態には戻らないのでは?
もっと怖い事が起きるかもしれませんし、
世界が少しはまともになるかもしれませんし・・・・・

いずれにしても、私たちはまな板の鯉ですね。

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  • [2011/01/31 13:01]
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