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諫早湾干拓事業の悲劇の責任者はだれ? 

諫早湾干拓事業:早期開門求め、再び海上抗議デモへ 有明海漁協が準備 /佐賀
 ◇4県漁民で政治判断迫る
 国の最終判断がずれ込んでいる国営諫早湾干拓事業(諫干)の開門問題で、早期開門を目指す有明海沿岸4県の漁民集会が22日、佐賀市であった。佐賀県有明海漁協が9月初めの海上抗議デモを準備しており、4県漁民でデモに参加し、国に政治判断を迫ることを申し合わせた。

 集会には漁民や諫干訴訟弁護団の約20人が参加。有明海では高級二枚貝のタイラギが大量死し、2季連続で赤潮被害に見舞われているノリ養殖期も控えていることから、集会では「この1カ月が最大の勝負になる」と位置づけた。

 有明海漁協の海上デモについての報告があり、4県漁民で実現を後押しすることで一致した。開門を求める4県漁民の海上デモは今年5月にも実施されている。

 集会で馬奈木昭雄弁護団長は「(国の来年度予算の)概算要求で開門への予算が組み込まれるかどうかが鍵になる。(12月6日の控訴審)判決を待たずに政治判断を迫りたい」と訴えた。【姜弘修】


諫早湾干拓事業は、国内に休耕田があふれて問題化している中で、
豊かな海産物の宝庫諫早湾を埋め立てて農地を造るという目的を掲げて、
何千億円もの税金を投じて強行された。、
どこから考えても、正気の沙汰とは思えない、国民を苦しめるためとしか思えないような、自称公共事業であった。

沿岸漁業者の心配は的中し、有明海は諫早湾の埋立地から出る汚水のために汚染され、
豊饒の海は死の海と化してしまった。
諫早湾を埋め立てるというような暴挙さえしなかったら、
諫早湾の干潟は、ムツゴロウや様々な貝類の宝庫で、近隣の人々の憩いの場であり食卓を賑わしてくれる宝の海でもあった。
その近隣の住民を潤してきていた生物たちが、人間の暴挙によって大量に虐殺された為、その死骸が水を汚す元凶になってしまったのであった。

こんな勿体ないことがあるだろうか!
国民の血税を何故国民を苦しめる埋め立て工事のために、何千億円も浪費せねばならなかったのだろう?
農地を造るためという事業目的も、すでに日本に農地を増やす必要は皆無であると、休耕田に莫大な金額の保障費用を払い続けている農水省の役人なら、熟知していることだったはずである。

今の日本では農地よりも、豊かな干潟の方が何倍も喜ばれるということは、
先刻承知のはずの人々が起こした公共工事なるもののために、
いまだに有明海沿岸漁民は苦しめられ続けているのである。

有明海沿岸漁民が、せめて堤防の開門をと願っているのに、(埋め立てた)農地に被害が出るかもしれないからと、自公政権はつれなく拒絶し続けてきた。
漁民に莫大な損害を与えたことには知らぬ振りで、
新たに入植した農民を守るために、潮受け堤防を開ける事はまかりならぬという訳である。
それなら国内の休耕田や畑地を、新しい入植地として世話をしたら良いだろうに・・・・・

民主党政権になって前農水大臣が、開門に積極的で5月には開門すると言っておられた矢先、
宮崎県に口蹄疫が起きて、その対策に不手際があったということで、大臣は辞任してしまわれ、
諫早湾の開門の事は、又振り出しに戻ることになっていたのだった。

遠く離れた土地のことであっても、こんな理不尽なことがあるだろうかと、怒りを感じるのだから、
地元の漁業従事者の方々のやりきれなさは、少々のものではないはずである。

民主党政府は1日も早く有明海沿岸漁民の願いを聞いて、対策を立ててもらいたいものである。

そして山口県の上関に原発を造る事によって、瀬戸内海を第二の有明海にしてしまうような、
暴挙だけは何としても繰り返さないと、決心を固めてもらいたいものである。

Comments

私の中では基本的に政財官の癒着が根底にあると思っているので、責任と言えばそこだと思います。
で、諫早湾干拓についてwiki検索をしたのですが、とても私の興味をひく意見があったので要約して若干私の意見も加味して記させていただきます。
こういう大型公共事業は確かに環境破壊も大きな問題ですが、根底にあるのは公共事業に依存している産業の構造的な問題であります。そこに利権に巣食う人間がいて複雑になっているのではないでしょうか?北海道で明らかに採算があわなくても高速道路をつくるなどは典型的な例でしょう。他にも辺野古の埋め立てもまさにそうだと思います。
ただいくら産業構造の問題と言え、公共事業で大金を使い無駄なものをつくり借金をつくり、挙句環境破壊と自らの首を閉めているだけとしか思えません。

ジョンテリー様

コメント有難うございます。
全く仰るとおりだと私も思います。
国民に仕事を与えるために公共事業をするにしても、
大型機械を使って少人数で、短期間に完成してしまう土木事業よりも、
大勢の人がずっと働き続ける必要のある仕事、自然環境維持に役立つ、国と国民のためになる仕事に、税金を費やしてきていたら、費用もずっと少なく自然も良好に守られていたかも知れませんのにね。

そんな仕事では賄賂が入る見込みがないから、政治家も役人も余りしたくないのでしょうね。
私たちの国は、賄賂のために何と莫大なものを費やし、失ってきたことでしょう。

諫早豪雨

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AB%AB%E6%97%A9%E8%B1%AA%E9%9B%A8

もっと早く着工していればここまで問題にならなかった
のでしょうが、30年もたって今更このような
事業をする必要は無かったという感は
確かに否めません。

日本の公共事業の問題は
一端始まると、とにかく何があっても止められない
という致命的な欠点を、役所独特の論理で正当化
してしまう所にあると思います。

PHYSALIS様

コメント有難うございます。
諫早湾の水害のことはよく覚えています。
中学2年の時の担任の先生が、諫早にお嫁に行かれて程ない(私が中学3年)時のことだったので、諫早に友達数人とお見舞いに行きました。

被災された人々は一面流されて何もなくなっているところに、少しずつ小屋がけをして住んでおられましたが、
それらの小屋のひとつの傍らに立って、放心された様な表情をしておられた先生のお顔が、今もはっきりと記憶に残っています。

あの水害がきっかけだったのですか、諫早湾埋め立てを計画したのは。
しかし官僚の悪弊と言っても、頭のよい人達が集められているはずですのに、
ぜんぜん現状認識が出来ないというのも、信じられない気がしますね。

お役所仕事

「すぐで半年、よかろで2年、審議審議で5・6年」

「繁文縟礼」に縛られた役所の体質を揶揄した
映画の名台詞ですが、未だにこれが実態ですからねえ。

PHYSALIS様

「繁文縟礼」ですか、
難しい言葉をご存知なのですね。
管理というのは、いい加減を許していたら、どこまでいい加減になるかも知れず、
原則を絶対に守らせていたら、決まりごとでがんじがらめになってしまうでしょうし・・・・・

それで頭の良い人たちが、国にとって百害あって一理なしのことを、大真面目に遂行するとしたら、万事休すですね。

やっぱり政治主導は欠かせないのかもしれませんね。

NoTitle

第二次大戦で国民にあれほどの惨禍をもたらした
のも正にこの「役所の論理」&「縄張り争い」の暴走の
帰結です。

軍部独裁にストップを掛けられない政治体制を
招来したのも、政治家が軍事に疎い人士ばかりに
なったのが大きな要因を占めます。

「陸軍省」と「海軍省」の頭の良いエリート軍人達が国に
とって「百害あって一理無し」を、本人達は愛国心
に基づいて大真面目に遂行し「日日戦争」と心ある
軍人に自嘲される位、いがみあい悉く対立した結果
外交交渉のタイミングを失してしまい、沖縄、広島、
長崎の惨禍は上手く負けていれば避けられただろう
とまで言われる位、硬直しきった制度を最期まで
改められませんでしたから。

「陸軍省」と「海軍省」は廃止されましたが他の省庁は
名前こそ変われどほぼ温存されたまま、現在に至った
と考えた方が宜しいでしょう。

PHYSALIS様

役所の論理というのは、厄介なものですね。
省益が国益に優先されることがあるらしいですものね。

官僚主導の政治とは、頭を無視して手足が勝手に動く政治ということでしょうか。

NoTitle

私の実家は今も有明海で漁業をやっております。
その観点から述べさせて頂きます。

まず、この事業が裏金目的の意味のないもの、というのは周知の事実です。
そして今後どのようにすれば良いか、よく議論になっていますが、はっきり言って何もして欲しくないのです。
開門し、溜まりに溜まった汚水やヘドロが流れ込んだら、魚や貝は獲れなくなり、その被害は相当なものと思われます。
その結果、水質調査や再生費などの名目で、また無駄な税金がどこかへ流れこむのです。
自然には自浄する力があるので、年月は掛かりますが人間が余計な事をするよりは確実で早いです。
よく地元漁業者の「開門しろっ!」という声をメディアで見ますが、あれも嘘であり演出なのです。騙されないで下さい。

坂木様

コメント有難うございます。
開門したら返って汚水が流れ込む元になるかもしれないのですか!
それでは逆効果ですね。
よくわかりました。
教えてくださって有難うございました。

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