Dendrodium 「目先の利益は地球より重い」 と思っているらしい経営者達
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「目先の利益は地球より重い」 と思っているらしい経営者達 

福井・美浜原発:1号機50年運転 関電、10年延長方針--国内最長
 関西電力が美浜原発1号機(福井県美浜町)の運転を10年延長し、全国初の50年運転とする方針を固めたことが25日分かった。運転中の商用炉では国内で最も古い敦賀原発1号機(同県敦賀市)が今春、運転40年となり、6年の延長運転に入っているが、10年延長が正式決定すれば国内の原発で最長運転となる。

 関係者によると、経済産業省原子力安全・保安院が28日、10年延長を認可する方針であることも判明。関電は同日、福井県と美浜町に正式に伝えるという。関電は昨年11月、美浜原発1号機について「50年間の運転が可能」との評価書を保安院に提出、福井県などにも伝えていた。

 美浜原発1号機は1970年11月に稼働。運転中の商用炉としては2番目に古い。


最初の予定では原発の施設は30年使ったら廃炉にするという計画であると聞いていたけれど、事故なく運転できているのに、廃炉にするなんて勿体ないということなのだろうか?
事故が起きたらあきらめるけれど・・・・・なんて思っているとしたら恐ろしい限りである。

アメリカの深海油田事故で原油流出が続いているけれど、
あの深海油田を掘ることにしたきっかけは、1995年頃深海油田の鉱山使用量免除(海の底でも鉱山という)の法律が出来た。
当時は原油の値段が低かったので、深海を掘削する者は殆どいなかったそうである。
ブッシュ政権下原油の値段がバレル40ドルを超えても、鉱山使用量免除がそのままになっていたために、
深海油田を掘削する業者が続出する事になったという。
深海油田の掘削には、どういう危険が待っているか、海のものとも山のものとも分からなくても、
「そこに利権があるならば、見過ごすわけには行かない」と言うのが、現代社会の資本家魂らしいから、恐ろしい限りである。
現在メキシコ湾にはBPがトランスオーシャン(RIG)カメロン(CAM)そしてハリバートン(HAL)と共に操業している(BPの爆破した)ディープ ホライゾンよりも大きな油田を含めて30箇所の深海油田が存在する。BPは6、250フィートの海底にあるBPのサンダーホース掘削設備(リグ)での原油生産を増加している。(英語日本語ニュースより引用)

しかもこのBP事故には、もうひとつ呆れた事情が有ったらしい。
事故が起きるまでは、それなりに順調に油井の管理が出来ていたのだけれど、
もう少し後に出荷した方が、原油の値段が高くなるだろうと予測された事から、原油汲み取りを一時ストップさせ、油井に蓋をしようとしたのが、間違いの初めだったのだそうである

事故が起きなかったら、BPは大もうけできるはずであったかもしれないけれど、
一旦事故が起きたらメキシコ湾岸の、大勢の人々の生活が壊滅状態になる事もありうるという事を想定して、BPは営業方針を決めたのだろうか?
間違いなく「否」であろう。

儲けが出るためだったら、何でもすると言っても、
もし失敗したら、他にどれほどの損失を与える事になるかと言うことなど、一顧だにしはしなかったに違いない。
何故ならBPのCEOトニーヘイワードは、前のCEOが地球環境のために無駄なお金を使っていたから、自分はその無駄を省いてBPにどれだけ得をさせた・・・・と言うようなことを得々として述べていたと言うのだから、あきれ返る。

この手の経営者が今、世界中に原発を造らせて収益を上げようと、しのぎを削って後進国に売り込み合戦をしているのだろう。
日本も世界の趨勢に遅れるなとばかりに、核廃棄物の処理方法も決っていないと言うのに、
無責任な「売り込み合戦に遅れるな」とばかりに民主党政権は張り切っているらしい。

私達は、目先の利益に目がくらんで、豊かな自然環境と自然の恵みを総てふいにしてしまう様な、
現代の猛烈経営者達の愚かさを、此の儘何時までも続けさせるしかないのだろうか?

「討ちてし已まん」とばかりに、猛烈な事故が起きない限り何時まででも、古い原発を使わせ続けようという経済産業省の無責任な安全感覚で、上関にまで原発は造られてしまうのだろうか。
私達の貴重な瀬戸内海が、汚染されるかもしれないのを、私達は黙ってみているより仕方がないのだろうか?

メキシコ湾の原油噴出事故のニュースを見るたびに、明日は我が身にならねば良いがと、
瀬戸内海が心配でならなくなってしまう今日この頃である。

Comments

No title

又英語日本語ニュースの翻訳記事の紹介をしていただいて有り難うございます。
 処で昔アメリカには“泥棒男爵時代”と呼ばれる時期が有ってその時期にカーネギー、メロン、ロックフェラー等多くの資本家が法律が完備されていない事を悪用し、又政府に援助され独占資本時代を形作ったのですが100年程経ってしまうと其の記憶は殆どのアメリカ人から忘れられ独占禁止法等の素晴らしい庶民の生活を保護する法律等がスッカリ庶民からも不必要な法律と考えられるようになって居る様です。勿論資本家達によって70年代から計画的にプロパガンダが大学やメディアを通して行われた事も大きな原因ではあるのです。
 日本の原発問題も日本国民が経済発展と言う幻想を信じてしまい自信の生活を親権に考えなくなった事が原因しているのではないでしょうか?
 全く好い加減にしてくれよー!と言いたいですね。
 昔は少なくとも社会から離脱したければ汚染されていない河や湖、海、山等で採取出来る食料で生き延びる可能性も残されていたのですが企業によって汚染され生産性や種の多様性の失われた自然しか残っていない日本では社会から離脱したい自由人はホームレスと呼ばれ都市で塵箱から食料を得て生き延びなければならない不幸な状況に追い込まれているのです。
 処でメキシコ湾で釣りや観光のガイドをしていた船長がBPが原因の環境破壊で生活の糧を絶たれ自殺したと言う悲しいニュースがテレビ等で伝えられています。アメリカの経済の大きな部分であるメキシコ湾岸の観光漁業等々が壊滅したとしてもアメリカは広いので何とかなるとは思いますがカリフォルニア州の面積しかない日本で大きな原発事故が起こると日本列島は生物の存在出来ない死の列島となる事は小学生でも理解出来る事なのではないでしょうか???

ejnews様

コメント有難うございます。
それから、いつも色々な情報を知らせて下さって有難うございます。

ほんとにアメリカはほんとに広いんですね。
先日お寺さんがお参りに来て下さったのですが、
お寺さんは先月ニューヨークのご長男のところに遊びに行っておられたので、
メキシコ湾の石油のことを話題にしましたら、
「あ~石油ね。そう言えばホエルウオッチングで海に出た時、ちょっと浮いていましたな~」といった感じのお答えで、
予想していたものよりも、かなりのんびりした感じでしたので、
東海岸の人々には、それ程差し迫った空気が流れていなかったからだろうと、ちょっと驚いていたところでしたした。
仰るとおり、瀬戸内海が死の海になったりしたら、
日本人の受けるダメージは、アメリカ人のメキシコ湾からのダメージよりも、ずっと大きい事になるのかもしれませんね。

指導者達に原発のリスクなど、経済活動の齎す負の面についても、
もう少し本気で検討してもらいたいものですね。

No title

イヤにおっとりしたお坊さんですね!まあ英語が余り解からないとニュースも良く理解出来ないのでその様な反応になるのかも知れませんが、此の原油流出は止める手段が無い様で其の上此の油田は世界最大である可能性が高く、汚染はメキシコ湾から大西洋に広がり国際的な問題になるとの事です。キューバは既に大急ぎで漂流してくる原油に対する準備をしているそうです。
此の事故にも拘らず深海海底油田を禁止しようと言う政治家は少なく何だかソ連のチェルノビル原発事故の後原子力発電に対して世界中の人々が余り強く反対しなかった事とよく似てますね。

ejnews様

そうですか、
事故の有った油田は世界で最大級の油田なのですか!
お寺さんは英語がお分かりにならないから、ニュースを見られなかったのかも知れません。
いくらアメリカが大きいと言っても、アメリカ人で心配しない人は無いくらいな大事件なのですね。
と言うより、世界中に災いが及ぶ事になるかも知れない、世界の大事件なのですか!

チェルノブイリの事故後にも、原発はドンドン増設されているように、
海底油田もドンドン開発を続けて、海は油が浮いているのが普通なんて事になったら
・・・・・・・・・・・・・

No title

 あきれ返るにもそれなりの訳があると思います。
言い出したら収集が利かない程の理由が山積しているのだと思います。

テンテン様

コメント有難うございます。
仰るとおりでしょうね。
現代は過去の積み重ねの上に出来ているのですから、
現在の状況も、成るべくしてなっているのでしょうね。
ですから世界は行き着くところまで行くしかないのかも知れませんね。

其処を何とかならないかと、模索しているだけなのです。

私のような者の頭ではなく、
世界の叡知が集まって、本気で何とかしようとしたら、
今からでも何とかなるかもしれないのに、
何とかしようとさえ考えていないような、
世界の指導者層に、呆れているというかガッカリしていると言うわけです。

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