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アメリカ軍の抑止力とは? 

今日の志村建世のブログ(5月15日)の記事
「貧困大国アメリカⅡ」を読む(2)にはショックを受けました。
アメリカでは最近ホームレスをする事を違法として、路上生活者は即刑務所に入れられることになっているのだとか。
ホームレスを法律違反者として捕まえる事に法律を変えたのには、
懲役刑の賃金は一般の10分の1に設定されているので、
受刑者を低賃金労働者として使う事を目的としていたらしい。
刑期が終わって出所しても、仕事が見つからないから、又罪を犯す事が多い。
3回罪を犯したら終身刑になる。スリーストライク法と言う条例が、多くの州で出来ていて、
これらの法律は、新しい形の奴隷製造制度となっているのだそうです。

又、失業者は下手してそういう奴隷になってしまったらたら大変ということで、
少々条件が悪くても、就職口が有ったらそれに飛びつくから、
アメリカの労働条件は、どんどん悪くなっているという事です。

一昔前だったら、
世界の秩序を守っているアメリカと言う構図も有ったかもしれませんが、
今やアメリカは世界の秩序を壊している元凶のひとつに、なっているのではないでしょうか。

20世紀の終わり頃、戦争請負会社が認可され、アフリカで仕事をしていると言う、テレビ・ドキュメントを見た記憶があります。
正規の軍人だったら戦争が無くても、その身分は損なわれる恐れはありませんが、
戦争請負会社の社員は、戦争が無かったら、即失業と言う事になってしまうでしょう。
企業と言うのは営業活動をするのが常ですから、戦争請負会社も営業活動をやる事でしょう。

戦争請負会社が営業活動をするようになったら、どういうことになるか?
戦争とは大っぴらに殺人をやることです。
人殺しを商売にする事を、政府が正式に許可したと言うのが、
諸悪の根源と言う気がします。

今のアメリカは世界の秩序を守っているというより、
世界を脅迫している存在に落ちぶれているのではないでしょうか。
今の米軍基地が日本に提供してくれている抑止力とは、
ヤクザにショバ代を払えば、やられないで済むという意味での、
抑止力に過ぎないのではないでしょうか?

中東の国々の人々が不当な攻撃で蹂躙され続け、
アメリカ軍の無人機で無差別殺人をされているのも見て見ぬ振りをして、
自国が悪魔のような国に思いやり予算という名の戦争資金を貢ぎ続け、
中東攻撃の発進基地にさせているのを、見逃し続けると言うのが、
これまでの自公政権のとった自己保身の道でしたが、
私達はその過ちを、新政権でもそのまま続けさせていて良いのでしょうか?

今のアメリカは自国民をさえ見捨てて奴隷にしてでも、利を貪りたい人々が牛耳っている国なのです。
そんな国に力を与え続けていたら、「明日は我が身」
同じ運命が日本人の上にも待っているのではないでしょうか?
日本人の立場の弱い層から順々に、今以上に搾取され続け、
救われようの無い状態になりかねないのではないでしょうか。

普天間基地のアメリカ領土への帰還が決ったら、
次に日本政府はアメリカ駐留軍への、思いやり予算の取り止めに取り掛かって行かねばならないのではないでしょうか?
米軍に戦争の資金になるお金を貢ぎ続ける事は、世界の庶民に対する裏切り行為であると思います。
米軍が資金不足で戦争が出来なくなったら、
その方が一般のアメリカ人だって、これまでよりは楽になられるのではないかと思えますし・・・・・

Comments

引用ありがとうございます

ご引用ありがとうございます。私も今のアメリカを自分で見てきたわけではありませんが、堤さんのルポは信用できると思います。「マスコミに載らない海外記事」さんのブログによると、アメリカ人(だった)人の書いた、こんな記事もあるそうです。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-b3c2.html

志村建世様

コメント有難うございます。
アメリカの現状は想像を絶するものとなっているようですね。
ホームレスになった不幸な人たちを、法律違反者として懲役刑にして、儲けの種にしようとは!!
日本でも刑務所の民営化が話題になった事がありましたが、どこから収益を上げるのかと思っていましたが、こういうことが日本でも計画されていたのでしょうか?

マスコミに載らない海外記事さんの記事、読み返してみて、
理想の国であったはずのアメリカが・・・・・・と、改めて信じられない思いがしました。
(勿論、記事に書いてあることが、嘘ではないと信じていますが、
信じているけれど、信じられない思いと言ったところでしょうか。)
資本主義というものの恐ろしさも、行きつく所まで行ってしまったと言う感じですね。

処で、モンサントの魔の手は、私達の知らない間に、着々と日本にも広げられつつあるらしいですね。
今朝ふじふじのフィルターで見て驚いたところなのですが・・・・・
http://fujifujinovember.blog26.fc2.com/blog-entry-44.html

アメリカ帝国の滅亡が近いのでしょうか?

はじめまして。
アメリカという国、どうなってしまうのでしょうね。
右から左に振り子のように徹底してぶれたら
再び左から右に揺れ戻す国だと認識してましたが。

シドニー・ルメット監督のように社会正義を
謳った映画があったのですが、そんな良識のある
映画もなくなってしまいました。

経済的に沈下したら、精神も荒廃してしまうのでしょうか?

マーゴ様

コメント有難うございます。
アメリカの様変わりは、凄まじいもののようですね。
経済の沈下だけでなく、
10年近くも戦争を続けていると、為政者だけでなく国民の心もすさんでくるのかもしれませんんね。

アメリカには3億人以上の人が住んで居られるのですし、
アメリカがこの世から消えてなくなると言う事はないでしょうから、
どういうことが起きるか・・・・・
世界に冠たる武器所有国ですが、その武器がどういう使われ方をするか・・・・・、
その所有する武器が、世界中の悪人の手に渡らない様にするためには、如何したら良いか・・・・・

人口が多いと、悪い人も大勢いるけれど、
好い人も又、大勢ある筈ですから、
今、その鬩ぎ合いのさなかなのかも知れませんね。

偉い人達は色々の事を想定して、対策を練っておられるのでしょうが・・・・・

堤さん

堤さんは、僕がお世話になった故「ばばこういち」さんの娘さんです。彼女のジャーナリストの正当性は僕が保障します。真実であるし、視点もばばさん譲りで信用できます。

わたしも数年前アメリカにいったとき、同じように感じました。当時でも格差の激しさは口舌を絶するものでした。なので堤さんの著書に全部頷きながら、読みました。

日本の近未来は確実にそうなるでしょう。ガードマンがやがて傭兵産業になることを危惧します。

ちなみにアルソック体操をCMでやっていますが、あれはまさに海兵隊の新兵訓練(ブートキャンプ)の掛け声そのものであります。

徴兵制度ではなく、戦争民営化が問題で、その根底に貧困があることを忘れないことです。堤さんのリポートはけっしてアメリカという遠い国のできごとではないことを、暗喩しています。

岩下俊三様

コメント有難うございます。
このルポの筆者とも、お知り合いなのですか。
という訳で「貧困大陸アメリカ」は紛れもない現実であると言う事ですね。

アメリカ人は、世界がうらやむ、恵まれた国民であったはずですのにね・・・・・

それにしても傭兵産業を公認するなんて、狂って居ますよね。
傭兵産業のために戦争(人殺しの舞台)を、政府が常に提供してくれると思って(下約束があって)、企業家は起業したのでしょうか?
其れとも次のチャンスは、自分達で作り出そうと思って起業したのでしょうか?
いずれにしても、その企業の仕事が絶えない事を希望するということは、人殺しをし続けるけるという事だと言うのに・・・・・・・

土建業者は本来的には悪いものではないけれど、
土建業者でも巨大化させすぎると、弊害の元になっていました。
土建業者を養うために、日本では要りもしないダムを作ったり、空港を作ったりで、
税金は無駄遣いされるし、国土を荒らしまくられました。

その儲けの道が人殺しとなったら、輪をかけて悲惨な事になりますね。

傭兵会社は、絶対に作らせてはいけない会社ですね。
絶対に!!

No title

アメリカが世界の民主主義を代表していると思っている人々は保守右翼のアメリカ人と戦後の日本人位の物ではないでしょうか?
 建国時から黒人奴隷と奴隷と変わりない白人の召使や労働者の搾取、先住民族の虐殺搾取で始まり多くの経済的社会底辺に属するアメリカ人の生活はハリウッドの映画で描き出されていた様な素晴らしい物ではなかったのです。そして近辺の小国の武力支配等で栄えて来た国ですから20世紀後半から公平な経済競争が始まると其れまでの様に貿易等の経済活動では競走に勝てないのです。そうなると支配層は焦り始めて違法、無道徳、非倫理的な手段に頼り経済競争に勝とする訳です。1953年イランのモサデク首相に対する米中央情報局のクーデター、同じ頃のガテマラのハコボアルベンツ大統領に対するクーデター、ポルトガル、ギリシャ、其の他の中南米での米国の同様の行為が続きチリの1973年のアイェンデ大統領に対するクーデターと暗殺は有名な事件です。それに加えてキューバ、プエルトリコ、グアム、フィリピンをスペインから奪い取り(フィリピンの支配は流石に日本政府が問題にし日本の朝鮮半島合併とアメリカのフィリピン支配の交換と言う事で決着し、フィリピンではアメリカ軍の弾圧で何十万人から百万人ものフィリピン人が殺されたのですが)朝鮮半島動乱時には韓国非戦闘員を虐殺し、ヴェトナムでも其れに輪をかけた様な酷い侵略戦争をし、米政府の支援する外国の政治家は常に右翼やファシスト等で-----------例を挙げると切が無いのですが、アメリカが民主的なのはアナキスト、社会主義者、共産主義者が19世紀末から20世紀初頭に政治運動を通して労働者の権利を資本家の支配する政府から勝ち取ったからなのです。昔の労働の祝日メーデーもシカゴの1日労働時間8時間を要求したデモから始まり、1960年代の公民権運動でやっと人種差別が緩和された様にアメリカの民主主義は街頭で始まったのです。政府は常に資本家の擁護者で反民主主義的なのです。
 兎に角、海外への軍隊派遣は侵略行為ですから米軍基地の存在する日本もアメリカの植民地なのです。

No title

コメント有難うございます。
アメリカは自国の利益を守るために、色々な悪事をやってきているのですね。
自国と言いましたが、国民は奴隷状態にしても平気なのですから、支配者達自信の為にといい直すべきでしょうが・・・・・

そして、やっぱり、軍事基地をおかせ続けていると言う事は、植民状態を容認し続けているという事と同じ事なのですよね。
その軍隊に、思いやり予算などと言うもの迄奉って、居てもらおうと言うのですから、驚くべき国民だったわけですね。日本人は!!

TBありがとうございます

和久さん、おひさしぶりです。

私の想像ですが、もし現代もいまだ共産主義国家ソビエト連邦が健在なら、もしくは中国が資本主義陣営に入らずいたら、現在のアメリカの惨状はなかったろうと思います。

その理由は、いくらアメリカでもそれらの「大国」と渡り合うには、幸せな幻想が必要だから。世界一豊かなアメリカ、世界一幸せなアメリカ。そうした幻想があればこそ、アメリカ国民は秩序維持のための戦いに積極的に参加する。それが実は支配者たちのための秩序であることに気がつかないで。

けど、現在はそうした幸せな幻想すら必要がなくなってしまっている。ソ連は崩壊して資本主義国家ロシアになり、中国も事実上共産主義を放棄した。資本主義という単一の秩序によって世界はほぼ支配された。もはや支配者たちは取り繕う必要もないというわけです。

これからの格差は、これまでのように国家間格差ではなくなるでしょう。日本はアメリカの植民地だといいますが、アメリカ自体ですら植民地化していきます。かつての帝国主義国家は植民地を本土の外に作りましたが、現代の「帝国」はそうではない。本土をすら植民地と化す。いや、まず、本土から植民地となってゆく。

アメリカ本土が植民地と化して没落してしまっても、現代の「帝国」にはどうということはありません。「帝国」といってもそれはもはや国家ではないからです。

愚樵 様

コメント有難うございます。
実はこのエントリーは愚樵 さんの「日本人は抑止力を必要としている」http://gushou.blog51.fc2.com/blog-entry-370.htmlにコメントとして書きかけたものだったのです。
でも長くなりそうだったので、記事に仕立ててしまったのでした。

アメリカについてのご意見、私も殆ど同じような事を感じていました。

ソ連が崩壊した頃昭和天皇がお隠れになり、天安門事件が起こりと、立て続けに大きな事件が起きた頃から、世の中のムードがいっぺんに様変わりしたような気がしたものでしたが・・・・・
二つの世界を対立させる事で、武力拡充を図っていた武器業者は、
引き続き武器開発を続けていくために言い分けが必要となり、次々と戦争を起こすようになったのでしょう。
又ソ連や中国ののようになったら大変と思わせる為に、自由主義国の生活程度をある程度高く維持していたのでしょうが、その必要もなくなったということなのでしょうね。

自由主義諸国のように豊かになれると思って、共産主義を捨てた東側諸国の人々は、混乱に乗じて稼ごうとてぐすね引いている、巨大資本家の餌食にされてしまったと言う事らしいですね。

お金という物は人間が考え出した素晴らしいものだったはずでしたのに、
世界中がお金と言うものの為に縛られて、
結局人間を追い詰めるものになると分かっている物を、次々と造り続けています。
人類は科学を究め、素晴らしく便利な、天人の様な生活を庶民にまで与えてくれました。
しかし人類が叡知を極めたとき、愚の骨頂に到っていた。

「陰極陽転 陽極陰転」の法則どおりになっていますね。
古人の智慧に改めて感服させられます。


巨大資本の力に

数年前?フランスの著名な学者の未来予想の特集番組をNHKスペシャルで放送していましたが、国家の枠組みを超えた巨大資本が世界を蹂躙するという主旨だったと記憶しています。
全てが彼らに操られて一部の富裕層のための世界に変貌しています。
戦争も民営化されているのでしょう。
戦争請負会社ブッラクウォーターは既に日本にも上陸して、防衛省の仕事を受注していますね。

scotti 様

コメント有難うございます。
もう既にブラックウオーターが日本の防衛省の仕事を受注しているのですか?
なんということを許してしまったのでしょう、日本政府は!!!!!!

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