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英議会選挙保守党過半数 ブレグジットの民意を反映? 

【英総選挙2019】 与党が過半数獲得 ブレグジットへの「新たな信任」と首相
イギリス総選挙の投票が12日午後10時(日本時間13日午前7時)に投票が締め切られ、与党・保守党が下院(定数650)で過半数議席を獲得した。来年1月31日までのブレグジット(イギリスの欧州連合離脱)を目指すボリス・ジョンソン英首相は、「我々の『ひとつの国』保守政権は今夜、ブレグジット実現へ強力な信任を得たようだ」と述べた。保守党にとって1987年以来の大勝となった。
午前6時(日本時間午後3時)すぎの時点で、保守党は358議席(47増)を獲得。労働党は203議席(59減)となった。 スコットランド国民党(SNP)は48議席(13増)、自由民主党は11議席(1減)、北アイルランドの民主統一党(DUP)は8議席(2減)になった。この時点での未確定議席は残すところ8議席。

敗れた労働党のジェレミー・コービン党首は、「労働党にとっては残念な夜」だと敗北を認め、次の総選挙で党を率いることはないと述べた。
労働党が今回失った北部、中部、ウェールズの選挙区のほとんどは、2016年の国民党票でブレグジットを支持していた。


2016年のブレグジットの国民投票結果がやっと実現されることになったようですね。
それがイギリス人にとって良い結果をもたらすのか悪い結果をもたらすのか、
私には皆目見当もつかないのですが、
兎も角国民投票の結果を政府が実現するらしいという情報は、
民主主義にとっては喜ばしい事と言えるのではないかと思いました。

これまでイギリスではブレグジットの結果を見て、
国民の判断は変わっているかもしれないから、
もう一度国民投票をしようという意見も出ていたようですが、
ブレグジット反対を表明していた労働党が失った選挙区の殆どが、
2016年のブレグジット支持派だったそうですから、
労働党は民意を無視しようとしたという事で、
今回、敗退の憂き目を見たと言えるでしょう。

かつて大阪府で「大阪都構想」への賛否を問う住民投票をしたことがありました。
その結果「大阪都構想」に反対の票が多数と分った時、
大阪府知事はその結果が不満で、やり直しの投票をさせました。

再投票でも都構想反対の民意が出たのでしたが、
大阪府知事はその投票結果が不満であることを隠そうともせず、
長らく大阪都構想計画に拘り続けていたようでした。
最近はやっと諦めたのか、ニュースでその話題を聞かなくなりましたが・・・・・

この様に政治家は自分たちのやりたい事(スポンサーから請け負ったこと等?)をやる時、
民意に従ったという形式をとるために、住民投票をしますが、
住民の意見に従う気は余りなく、自分たちの意見に従う民意が出るのを待って、
如何にも民意に従っているかのようなポーズをとりながら,即座に実行に移します。
(反対票が多数の時政治家が、即座にその政策の取り下げを、表明することはめったにないようですね。)

山口県の上関に原発を作る計画を、
民意によって進めるという形式を整えるために、
原発推進者たちは30年近く反対し続ける上関住民に、
繰り返し繰り返し民意を問い続けたそうです。

いつか高齢になった住民が原発反対運動に疲れ果て、
うっかり賛成派議員の多数を勝たせ為か、
町会議員の過半数を原発建設賛成派にされてしまって、
原発が創られそうになっていたことがありました。

その時の町議会議員の総数は12人で、投票結果は8:4でした。(こちら
当時政府は山口県だけでなく全国の自治体を、大きな規模になるよう合併させていましたが、
上関だけは小泉内閣の地方自治体大合併の時も合併されずに、
小さな町のままに据え置かれ続けていたのでした。
政治家は民意を反映せずに済むためなら、様々な手を使っているようですね。

上関原発が建てられそうになっていた時、東電の福島原発で過酷事故が起き、
上関の原発建設もしばらく沙汰止みになっていましたが、
最近又、上関原発建設計画が生き返っているらしいです。(こちら
山口新聞に「海上ボーリング調査許可 上関原発計画で県 中電に」という記事が載っており、
山口県は原発建設の為に必要だからと中国電力が申請したボーリング調査を、許可したのだそうです。

住民が30年近く反対を表明し続けていても、その意見は無視し続けて、
たった1回、町議会議員の過半数が、原発建設を容認したら、
その容認した事実は何年たっても有効とされて、
反対運動の人々が年老い反対運動をする元気がなくなったか、死に絶えるのを待ってでも、
事故が起きたら、瀬戸内海の海を汚すかもしれない上関に、
原発を造ろうと言い続けるのですから,呆れた民主主義政治です。

上関に創った原発に、もし福島で起きたような過酷事故が起きたら、
瀬戸内海地方は漁業だけでなく、漁業に付随する数々の産業も立ち行かなくなり、
瀬戸内海地方は火の消えたようになりかねません。

それでも中電は原発事故の恐ろしさを体験した地震国日本の、
美しい瀬戸内海沿岸で、新たに原子力発電所を建設する積りにしているらしいのです。

国民や住民の反対は無視して、
何度やり直ししてでも賛成票を得るまで住民投票を繰り返させ、
賛成票が1度でも出たら、鬼の首でも取ったかのように、
何年経とうと有効と、何時までもそれを振りかざして、
住民を地獄に突き落とすかも知れない原発を、
彼らは強引に建設して終おうとしているのです。

為政者が国民投票や住民投票をさせたからには、
その投票結果を守る姿勢がなく、為政者が望む結果が出るまで、
何度でも民意を問い直すことが許されるとしたら、
そんなのは民主主義国の政治とは言えないでしょう。

この度イギリスで民意の通りをブレグジットを実行しようとしたメイ首相の内閣が倒された後、
次に就任した首相も、民意を実現すると頑張り続けて、総選挙をする事になったそうですが、
総選挙の結果与党圧勝となり、
ブレグジットの民意は変わっていなかったという結果が出たので、
やっと初期の民意が実現の運びとなったがのでした。

 もめにもめた後、やっと民主主義政治が実現することになったと知って、
遠い国のことながら祝福したくなったのでした。

EU離脱の結果、色々と困った状況が待っている人々もあるかもしれませんが、
それは逆(離脱しない所為で困った状況になる人)の場合もありうることでしょうし、
イギリスは議会制民主主義の先生的国だそうですから、
そこが民主主義の厳しい処と思って諦めるしかないと
英国の民主主義者なら思われるのではないでしょうか?

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