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川内原発の放射能漏れ事故の原因は老朽化 

1号機の放射性物質漏れ 燃料棒の穴原因

 九州電力は5日、川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)で1次冷却水の放射性ヨウ素濃度が上昇した問題について、1本の核燃料棒から放射性物質が漏れていたことが判明したと発表した。

     核燃料棒は二百数十本を一つに束ねて燃料集合体として使用されている。老朽化で固定力が弱まり、燃料棒が細かく振動したことなどから1本に微細な穴が開いたとみられる。

     川内1号機は昨年3月以降、1次冷却水の放射性ヨウ素131の濃度が通常値より上昇。ただ、保安規定で定められた制限値を大幅に下回っていたため、測定の頻度を増やすなどして運転を続けた。

     1月から定期検査で原子炉を停止し、燃料を取り出して調べていた。燃料を交換し、6月下旬の営業運転再開を目指す。【浅川大樹】

    川内原発1号機は1984年(昭和59年)7月に創られた、もう少しで40年になろうとしている原発である。
    東電福島第一原発の事故後、
    原発の再稼動は基本30年迄で、特別の場合のみ、それ以上経過していても再稼動を許すという取り決めになっていたと思うが、
    川内原発1号機は30年をとっくに経過しており、
    特別に安全性が高くない事が分かった(老朽化していた為に放射能漏れ事故を起した)のに、
    政府はこのまま、川内原発1号機の再稼動を許すつもりなのだろうか?

    九州電力は今回の放射能漏れは老朽化の所為で燃料棒の結束が緩んでいたのが原因だと分かったから、
    燃料棒の結束を強くすれば済む事だと思っているのかも知れないが、
    問題はそんなに簡単なものではないのではないだろうか。
    今回の事故で分かった事は、
    老朽化した原発には、現在顕在化していなくても、
    何所に、どんな欠陥があるか、事故が起きるまで分からないということであろう。

    今回の事故は1次冷却水の汚染程度で済んだから、
    周辺地域に壊滅的な影響を与える事にはならなかったかも知れないが、
    老朽化した古い原発には、何時どんな欠陥が表面化するか知れない、
    恐ろしい危険を孕んだ欠陥が潜んでいるか知れないのである。

    その欠陥の場所が分かった時には、手遅れとならないと誰が保障できるだろう?

    製鉄に使う溶鉱炉さえ30年で取り替えると言うのに、
    もし事故が起きたら周辺一帯の生活環境を壊す事が分かっている原発を、
    熔鉱炉の使用期間よりもずっと長い年月使い続ける等、無責任極まりない事を、
    政府はどうして許し続けようとするのだろう?

    東電福島第一原発が太平洋の向こう側まで、放射能汚染してしまった事で、
    世界に対し申し訳ないと政府が思っているなら、
    もう二度と日本が原発事故を起こさない為に、
    細心の注意を払わねばならない筈なのに、
    国民の安全だけでなく、世界の自然環境に対しても、無責任極まりない原発行政に、
    日本人の矜持は何所に行ってしまったのかと、嘆かわしい限りである。

    国民の安全のためにとて、防潮堤を造ったり、治水ダムを造ったり、
    諫早湾の干拓等という周辺に多大の迷惑を及ぼす途轍もない物を造ったりと、
    国民の安全と言う名目で莫大な税金を使いながら、
    他の災害と比べ物にならない位に、悲惨な影響を住民に与える原発の安全を、
    かくも蔑ろにする政府には、公共等という思いは殆どなかったという事なのだろうか?

    危険極まりない原発を、周辺住民の反対を押し切って稼動させ続ける日本政府のする、
    公共工事と言って大型工事を始める時の理由説明”国民の安全”は、
    莫大な税金を身勝手な目的で使う事を隠す為の、
    お為ごかしのフレーズに過ぎないという事を、暗に白状しているようものだろう。

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