Dendrodium クルドの巨象(オジャランの革命思想を信奉するクルド人勢力)

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クルドの巨象(オジャランの革命思想を信奉するクルド人勢力) 

田中宇「クルドの独立、トルコの窮地 」に
シリアのクルド人を武装させ、軍隊(YPG)の強化に貢献したのは、シリアを拠点にトルコ政府軍と戦っていたトルコ人クルド組織PKKだった。PKKは、YPGの生みの親といえる。YPGはシリアでISISと戦う唯一の穏健派勢力で、今や米欧のISIS退治に不可欠な友軍だ。それなのにトルコは、YPGの親分であるPKKを分離独立主義のテロリストとして空爆殺害し続けている。
という一節がある。

私の闇の奥「オジャラン(4)」の末尾に下記の記述があった。
これを読んでトルコのエルドアン大統領が、トルコクルド人組織PKKを如何してそんなに警戒するのかという謎が、解けたような気がした。

今 ロジャバ革命と呼ばれるクルド人の革命的政治勢力は、米国、 有力NATO諸国、トルコ、イスラエルなどにとって、アサドのシリア政権と同じほどに、打倒してしまいたい政治的軍事的勢力だろうと、藤永 茂さんは書いておられる。
     (以下引用)

次には、これもまた重要なオジャラン文献の一つである、
Democratic Confederalism(民主的連邦主義)
の翻訳を始めます。
 アブドゥッラー・オジャランの名に、なぜ私がこれほど拘るか? シリア北東部の小都市コバニをめぐるクルド人とIS(イスラム国)軍との死闘のことをやや詳しく知ったのは本年2015年の初頭で、それまで私はアブドゥッラー・オジャランの名を知りませんでした。いや、多分、この名を目にしたのは、1999年、オジャランの逃避行、逮捕、拉致のドラマが展開された時、カナダのマスコミを通じてであったと思われますが、このゲリラ指導者の名前は私の記憶の中にとどまっていませんでした。
 しかし、今は、私の心の中でオジャランの名は大きくなるばかりです。更に、現在のシリア情勢に関する私の読みも変わりつつあります。米国、 有力NATO諸国、トルコ、イスラエルなどにとって、ロジャバ革命と呼ばれるクルド人の革命的政治勢力は、アサドのシリア政権と同じほどに、打倒してしまいたい政治的軍事的勢力だと、私は見ています。離島の独房に閉じ込められているオジャランを偉大な思想的指導者として仰ぐ、おそらく、百万のオーダーの若く屈強なクルド人男性女性の革命志向のエネルギーは、今後の中東情勢を決定するピボットとなる可能性が十分あると、私は考え始めています。このクルド人男性女性集団とISテロリスト集団は全く対照的な価値観を信奉する集団です。この革命集団と反革命集団がコバネで激突し、クルド人の革命集団が、この春には、勝利を収めたというのが現状です。シリアのアサド政権を打倒して、米欧の言いなりになる政権に変換することに成功しても、あとにオジャランを指導者として固く団結するクルド人集団が生き残ることになれば、米欧と中東の保守勢力にとっては、中東問題は解決に向かうどころか、むしろ、これまでよりも、より根源的な問題を抱え込むことを意味します。英語に“Elephant in the room” という表現があります。知らない方は辞書をチェックして下さい。シリアで政権変換(レジームチェンジ)を企んで来た諸勢力は、これ以上、部屋の中にいる巨象(オジャランの革命思想を信奉するクルド人勢力)の存在を無視できないことを悟り、この邪魔者を殺しにかかっています。これがシリア問題の目下の要諦です。今回、エルドアンのトルコが、米国が引率する反イスラム国有志連合に加わって、本気でIS叩きに加わった、というのは全くの嘘っぱちで、すべての力は部屋の中の象を殺すことに向けられようとしているのです。
 藤永 茂

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