http://analyzer.fc2.com/ --> Dendrodium 戦地に於ける自決の強制の有無
FC2ブログ

戦地に於ける自決の強制の有無 

沖縄戦の集団自決に於いて、軍の命令が有ったかどうかという事が問題に成っていますが(この問題について最近コメントを頂いたのですが)、私は沖縄戦ではなく、フィリッピンに於いての、父の知人が自決されたことを思い出します。
その方は父の知人と言っても、会社の上役だった人なのですが、軍属としてフィリッピンに赴任しておられました。
日本軍が負けた時、捕虜にならないため、皆で山に逃げられたそうです。
山道を何処までも進んでいく時、50歳を過ぎられたその方は、遂に足を痛められて歩けなくなられたそうです。
自分をおいて逃げてくれるように皆に言われたけれど、皆その人を敬愛しておられたので、どうしても置いて逃げる事は出来ないと、皆でその上役を負ぶってでも逃げようとされたそうです。
困り果てられたその方は、遂にピストルで自殺してしまわれたそうです。

そのことが父の耳にも届いたという事は、残りの人たちが無事帰国されたからなのですが、歩けなくなられて自殺された方は、捕虜になる事を絶対にしてはいけないと思っておられたのでしょう。
此れは当時の軍や軍属の全ての人の常識だったのだろうと思います。
死ぬのを強制したといっても、いちいち殺したわけではないので、本人がその気にさえなれば、捕虜になって生きて帰る事は出来たことでしょう。
だからと言ってピストル自殺された父の上役だった人の死を、自由意志での自決とは言えないのではないかと思うのです。
当時の社会では、捕虜になる事を選べない心理的圧迫が、全ての日本人に覆いかぶさっていたに違いありません。
沖縄戦の時、軍の駐留していなかった島で、集団自決は全然なかったということを見ても、自由意志で自決したと言っては、あまりにも実態を無視していると思います。

戦争とはこのように、国民の命を粗末に考えさせられるものであるという事くらいは、肝に銘じて、政府に安易に戦争に持ち込れる事の無い様、私たちは用心しなければと思う次第です。

Comments

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackback URL
http://dendrodium.blog15.fc2.com/tb.php/231-1da47a47

懐かしい故郷天草と有明海(048)

みんなでつくろう「国民の、国民による、国民のための政治」を! =だから早く【自・END】=(07/09/23) 今回の帰郷は、家族の病気見舞いや、相談、各種手続きが目的で、毎日ドタバタ、ゆっくりと自然に親しむこともできませ

‘剛腕?’桝添厚労相の行く手は

アブグレイブ刑務所での虐待写真を告発した元米兵の記事が小林恭子さんのブログに載ったのが先月の8日、告発者ジョー・ダービーさんのインタビュー記事がBBCのweb版に掲載されたのが...
  • [2007/09/23 23:54]
  • URL |
  • とむ丸の夢 |
  • TOP ▲