Dendrodium 矛盾する判決が出た場合、国は法を守らなくても良いby最高裁判所

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

矛盾する判決が出た場合、国は法を守らなくても良いby最高裁判所 

諫早、国の強制金支払い確定 排水門の開閉どちらでも
2015年1月24日03時44分

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)の排水門の開門をめぐり、開門してもしなくても国に1日49万円の強制金の支払いをそれぞれ命じた二つの福岡高裁の決定が確定した。最高裁第二小法廷(千葉勝美裁判長)が22日付の決定で、国による不服申し立てを退けた。最高裁は開門の是非には触れず、相反する二つの高裁判断をそのまま認めた。
 4人の裁判官全員一致の意見。国は開門してもしなくても強制金の支払い義務が生じる異例の事態になっているが、国は現在、開門していない。このため、昨年6月12日以降、開門を求める漁業者らに1日49万円(その後45万円に減額)の強制金を支払っている。

 小法廷は決定で、「開門することもしないことも、それ自体は国の意思のみで行うことができる」と指摘。「国が相反する義務を負い、それぞれについて強制金の支払いを申し立てられる事態は制度上あり得る。このような事態を解消するための努力が期待される」と述べ、国が自ら紛争を解決するよう求めた。


最高裁は開門の是非には触れず、相反する二つの高裁判断をそのまま認めた。
そして「開門することもしないことも、それ自体は国の意思のみで行うことができる」と言っているのだそうである。

先日は裁判で諫早湾に設置された水門を開くよう命令する高裁判決が出ても、それに従わないで、
判決で決められた罰金を払う事も免れようと、国は裁判を起こしていた。(こちら

今回の最高裁判決は、国営諫早湾干拓事業(長崎県)の訴えを受け、
先の漁業者の開門を求める訴えへの判決が「開門せよ」で、
国営諫早湾干拓事業(長崎県)への判決が「開門してはならぬ」で、
福岡高裁が真反対の判決を出したから、
国はどちらにしても罰金を払わねばならない。
だから、開門するもしないも、国が好きな方を選んだら良いという判決を、
最高裁判所は出したのだそうである。

開門しても開門しなくても、罰金を一日あたり49万円支払わねばならなくなる様な、
有害な干拓工事をした担当者の責任はどうなるのだろう?

又、干拓された農地を耕作している側にしたら、水門を空けられ農地に塩水が入ったら、
農地が台無しになるのは火を見るよりも明らかな事だから、
「幾ら裁判所の命令でも判決に従う事は出来なかった。」と、担当官は言うのだろうけれど、
それなら、干拓地の農民に代替地を用意し、
移転の保証金を支払ったら、何とかなった筈である。

干拓地の農民に何の手当てもしないで、
開門差し止め請求の訴訟を起こされる侭にしたのは、
担当官の怠慢であったと言われても仕方ないのではないだろうか。

現在の日本は、国が農家にお金を払って、休耕させている時代である。
農地は有り余っていたのである。
諫早湾を干拓した事自体が、大間違いであった。

しかし干拓地に農家を誘致してしまっていたからには、
その農家に農地が塩水で駄目にされるのを、何の保障もせずに我慢させるとしたら、
それは理不尽きわまる事である。
開門による塩害を想定して、国が干拓地の農民に対して、
他の地域の農地(休耕田)を使えるようにしてあげていたら、
国営諫早湾干拓事業(長崎県)で働く農民が、困る事もなかったのではないだろうか。

国は今回のように反対の判決が出るような裁判を起こされたら、
困る事は分かりきった事だったのだから、
担当者はそういう裁判がなされないうちに、
何らかの措置を行う義務があった筈である。

諫早湾干拓事業の担当者は、再び重大な過ちを犯した。
一度目はしてはならない干拓事業をやった事であるが、
今度は
干拓地が塩害になり、干拓地の農家が困る事が十分予知できたのに、
干拓地の農家の為に、何の措置もしなかったことである。

こういう担当者の過ちを一切問題とせず、
合い反する判決が出たときには、どちらかに罰金を払い続けねばならないけれど、
国はどちらの判決に従うかは、自由に選んで良いという判決を出すなど、
最高裁は余りに無神経すぎると思う。

これでは国はどんな判決であっても、無視する事が出来る様になるのではないだろうか?
この様に矛盾した判決が出るような事業を起こした事や、
その結果出る矛盾点を、
是正する努力を一切せず、放置した罪を問うことなく、
最高裁は裁判所が出した判決が矛盾する場合には、
どちらかに罰金を払い続けさえしたら、
どちらの判決に従うかは、国(担当官)の自由だという判決を出したのである。

これでは最高裁が、
政府は法律を守らなくても良いという判決を出したのと同じではないだろうか?

戦後間もなくの頃砂川事件裁判で、
国は憲法を守らなくても良いという判例を作った最高裁は、
今度は、国は一般の法律も守らなくても良いという判例を作ってしまった。

最高裁判所は憲法の番人、と学校で教えられていたが、
日本の最高裁は諸法律の破壊者だったのか!!!

Comments

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackback URL
http://dendrodium.blog15.fc2.com/tb.php/2234-4a43fcd7

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。