Dendrodium 歴史的演説と評されているプーチン・ロシア大統領の演説

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歴史的演説と評されているプーチン・ロシア大統領の演説 

先月25日ロシアのプーチン大統領は、
英国のファイナンシャル・タイムズ紙が、
「ソチで開催されたヴァルダイ・クラブでの会議にて、プーチン大統領が行った演説は国際政治においてはもっとも重要な演説のひとつである」
と評した様な、素晴らしい演説をされたらしい。

芳ちゃんのブログ プーチンから西側のエリートへ - 「パーテイは終わった!」 に、
プーチン大統領の演説に付いて書かれたニュースやブログ記事等を翻訳して載せておられる。(長い演説だったとかで全文は載せてはおられない。)
色々な反応記事を載せておられるがその中で、プーチン演説の要点を箇条書きにしてあるClubOrlovというブログ・サイトの翻訳を転載させて頂く。

最近の日本やアメリカの政治家の論理に較べて、プーチン大統領の論理は正邪善悪が、
私の様な単純な者にも、可也受け入れやすいものになっていると感じられた。
<引用開始>
英語圏に住むほとんどの人たちは数日前にソチのヴァルダイ・クラブで行われたプーチンの演説は見逃してしまったのではないだろうか。あるいは、この演説については何らかの情報を得ていたとしても、それを読む機会には恵まれず、その重要さにはまったく気づかなかったに違いない。(あなた方の便利さのために、演説の全容を下記に貼り付けておこう。)西側のメデイアはほとんどすべてがこの演説を無視した。もしくは、その意味するところを歪曲しようとした。プーチンのことをあなたがどう思っているのかには関係なく、また、たとえ太陽や月の存在と同様にプーチンについてはまったく考えることがないにしても、この演説は1946年3月5日にチャーチルが行った「鉄のカーテン」の演説以降ではもっとも重要な演説である。

この演説で、プーチンは突然ルールを変えた。以前は国際政治のルールはどんなだったかと言うと、こういう風であった:国家の主権という聞こえの良い虚構を維持するために政治家が公式見解を表明する。しかし、それは単なるショウであって、国際政治の実態には何の関わりもないのである。そうこうしているうちに、政治家たちは陰で秘密交渉を行い、実際の取り組みが決定される。以前、ロシアも対等に取り扱われることを前提にして、この取り組みに期待し、プーチンはこのゲームに加わろうとした。しかし、その希望は粉々に打ち砕かれ、この会議で彼はついに「ゲームは終わった」と宣言した。党の領袖や政治的指導者の頭ごなしに人々と直接話をすることによって、彼が西側のタブーを破ったことは明白である。

ロシア人ブロガーがプーチンの演説の中でもっとも際立つ点を次のように整理してくれた:

1. ロシアはもはやゲームには加わらず、些細なことで秘密交渉をするようなことはしない。しかし、もしもこれらの活動が集団的な安全保障を導き、公正さを運営の基盤とし、それぞれの側の利益を配慮するというのであれば、ロシアは真面目な話し合いや合意については何時でも参画する用意がある。

2. 世界中の集団的安全保障システムは今や壊滅の瀬戸際にある。国際的な安全保障を保証するものは何もない。それらをすっかり破壊してしまった国の名前はアメリカ合衆国だ。

3. 「新世界秩序」の構築は失敗に終わり、砂上の楼閣を築き上げた。如何なる種類の新世界秩序が構築されることになろうとも、それは単にロシアが決定するものではないし、その決定はロシアの参画なしに行われるようなものでもない。

4. ロシアは社会秩序に新機軸を導入するよりもむしろ保守的な取り組み方を歓迎するが、それらを導入することが正当化できるかどうかを確かめるためにそれらの新機軸を詳しく調査し、検討することには反対ではない。

5. ロシアは拡大するばかりの米国の「無秩序の帝国」によって創出された濁り切った水域で魚を釣ろうとする意志は毛頭ないし、ロシアは自分自身のために新しい帝国を構築する意思もない(ロシアはすでに十分に大きな領土を所有しており、ロシアの挑戦はそれを開発することにある。新帝国はまったく不要である)。かってはそうしたこともあったが、ロシアは世界のための救済者として活動する積りはない。

6. ロシアは自分たちのイメージに沿って世界を再形成する積りは毛頭なく、他国がそのイメージに沿ってロシアを再形成することも許容するものではない。ロシアは世界に対して自国を閉ざそうとするものではないが、ロシアを世界から締め出そうと試みる国は嵐のような報いを受けるであろう。

7. ロシアは無秩序が広がって行くことを望むものではなく、戦争を望んでもいないし、戦争を開始する意思もない。しかしながら、今日、ロシアにとっては世界規模の戦争が始まることはほとんど不可避に見えるところから、それに対する準備を怠ることなく、準備を継続して行きたい。ロシアは戦争を望むものではないが、戦争を怖がっているわけではない。

8. ロシアは新世界秩序を構築しようとしている連中の邪魔をしようとは思わない。かれらの取り組みがロシアの主要な利益を侵害するようになるまでは邪魔をする気はない。ロシアは彼らを傍観し、可哀そうにも頭にはいくつものこぶを作ることになるかも知れないが、彼らの様子を眺めることにしたい。ロシアをこのプロセスへ引きずり込もうとする連中は、ロシアの国益を無視したことによって真の痛みがどのようなものであるかを悟ることになるだろう。

9. ロシアの外交政策、ならびに、それにも増して国内政策においては、ロシアの力は一握りのエリートたちや彼らが行う秘密の取引に頼るものではなく、国民の意思に頼るものである。

これらの9項目に私はもう1項目を付け加えたいと思う。つまり、

10. 世界戦争を避けることができる新世界秩序を構築することは依然として可能である。この新世界秩序は必ず米国を含んでいなければならない。しかしながら、それは米国が他国と同じ条件で加わり、米国は国際法や国際的合意事項に拘束され、一方的な行動を差し控えなければならず、他国の主権を全面的に尊重する場合だけである。

すべてを総括すると、こうだ:

遊びの時間はもう終わった!さあ、子供たちは玩具を片付けて欲しい。今からは大人の時間で、意思決定をしなければならない。ロシアは用意ができているが、ロシア以外は?

<引用終了>

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第11回ヴァルダイ会議プーチン演説での質疑応答一つと、2月21日協定

ウラジーミル・プーチンは道徳的世界の指導者2014年10月25日Paul Craig Roberts読者の皆様ヴァルダイ国際会議、第11回会議でのウラジーミル・プーチン発言は、私の最新コラムのリンクより遥かに価値がある。これは人道主義の政治指導者の言葉であり、これ程のものに、これまで世界はお目にかかったことがあるまい。
  • [2014/11/11 00:15]
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