Dendrodium ウクライナ・クーデターにも潜むアメリカの近現代史

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ウクライナ・クーデターにも潜むアメリカの近現代史 

今回ウクライナ・クーデターとクリミアのロシア編入事件を見た時、
私はクリミアのロシア編入は、ウクライナのネオナチにに暴力革命のようなクーデターを起こさせた、
米欧の働きかけへの反作用であると思っていたのですが、
日本人の中には米欧のウクライナへの働きかけの、無法性よりも、
ロシアのクリミア編入の方を、より悪辣と感じる人が大勢ある事に気づきました。

私はこれ迄「ラ・ターシュに魅せられて」は、大抵まともな主張をしておられるように感じられていたので、よく見に行くブログの一つでした。

しかし、リンクした記事の中に次のような事が書かれているのを見て、吃驚してしまいました。
隣国を侵略しようが・・
主権を踏みにじろうが・・
指導者たるもの・・
批判など、どこ吹く風・・。
堂々たる居直りです。 (苦笑)


これはオバマ大統領をあてこすったものではないのです。
ロシアのプーチン大統領の事を当てこすったものなのです。

先日kojitakenの日記に、私の事を
「小沢信者」の思考回路が露骨に出ていて笑える。と書いておられましたが、
ラ・ターシュに魅せられてのブログ主さんは、小沢一郎さんの強力な後援者のお一人です。
私は小沢一郎さんがこの件に関してどういうお考えなのか全然知らないのですが、
ラターシュに魅せられてのブログ主さんが、ロシア批判をされたという事で、小沢さんもロシア批判組みなのではないかと類推されるかと思います。
という事で私が小沢一郎信者等ではないという事が、計らずも明らかになったと言えるのではないでしょうか?

アメリカは常々世界中に民主化政策を迫っていながら、
アメリカの属国が民主的に選ばれた大統領によって、アメリカからの独立を模索する様になった時には、
軍部等その国内の反大統領勢力に働きかけて、クーデターを起こさせ、度々民主主義を破壊して来ています。

チリのアジェンデ大統領は1973年アメリカに支援されたアウグスト・ピノチェト将軍ら軍部に軍事クーデターを起こされ、僅かな兵と共にモネダ宮殿に篭城し、最後のラジオ演説を行った後、銃撃戦の末に自殺した事になっているそうです。
クーデター後にピノチェトは「アジェンデは自殺した」と公式に発言しましたが、
実際にはモネダ宮殿ごと爆破されたため、当時は誰も遺体を確認できなかったのだそうですから、
アジェンデ大統領は、軍部によって殺されたと言えるでしょう。
そしてその後、チリは軍部による圧制下に置かれる事になったのです。
民主主義を標榜しているアメリカは、民主的に選ばれたアジェンデ大統領を殺害した軍事政権を、そのまま容認しているのです。
   (ウィキペディアを一部引用)
このクーデター以降、軍事政府評議会による軍事政権の独裁政治が始まり、労働組合員や学生、芸術家など左翼と見られた人物の多くが監禁、拷問、殺害された。軍事政権は自国を「社会主義政権から脱した唯一の国」と自賛したが、冷戦の終結によりアメリカにとっても利用価値がなくなった軍事政権は1989年の国民投票により崩壊した。
なお、一般に「9・11」というと、2001年のアメリカ同時多発テロ事件を指す事が多いが、ラテンアメリカでは1973年のチリ・クーデターを指す事も多い。

チリ・クーデター

チリ・クーデターでは実際に軍事政府評議会による軍事政権の独裁政治が始まり、労働組合員や学生、芸術家など左翼と見られた人物の多くが監禁、拷問、殺害されるという恐ろしい時代となったのですが、
アメリカはその軍事政権を冷戦終結までの16年間支持し続けたのです。

これはほんの一例で中南米では他にも数々の国がアメリカに収奪されるべく、しばしばクーデターによる政変を起こされている様です。
私が最近知ったものの中に、ホンジュラスでの軍部による大統領拉致事件とクーデターがありますが・・・・・
ホンジュラス:米国企業二社がたくらんだ軍事クーデター?

アフガニスタンに攻め込んだ時の口実は、9.11事件を起こした犯人がアルカイダであったから、アルカイダを捕まえる為と言うものでした。
外国に潜む犯人を捕まえたい時は、その国の政府に犯人逮捕を申し入れ、逮捕してくれるのを待つのが当然でしょう。
悪い事をした者が隠れているからと言って、
他国を爆撃し無辜の住民を巻き添えにする様な戦争を仕掛けるなど、アメリカのアフガニスタン攻撃は無法以外の何ものでもないと思います。
こんな事が国際法で許されているとは思えません。
プーチン大統領に皮肉交じりに、
「、欧米が言ったことはなにか。我々は国際法に違反しているという批判だった。とはいえ、国際法というのが存在していることを彼らは知っていたようだ。ありがとう。知らないよりは、遅くても知っている方がまだましだ。」と言われても仕方ない事を、米欧は数限りなく行っているのです。


アメリカは「テロとの戦い」と称して、NATO軍にも加勢させてアフガニスタンに攻め入り、未だにアフガニスタンに駐留し続けています。
更に、アフガニスタンとの戦争も終結しないままでアメリカは、国連やドイツ・フランスの反対を押し切って、イラクに攻め入りました。
この戦争理由としてアメリカが掲げた「イラクが大量破壊兵器を開発している」は、後に事実ではない事が明らかとなり、アメリカ政府もイラク戦争に正当性がなかった事を認めていましたね。
ウィキペディアによると、イラク人の犠牲者数は正確には分からないのだそうですが、
イギリスの世論調査会社・オピニオンリサーチビジネスが2007年9月14日に行った調査では、死者が最大で120万人を上回る可能性がある[85]という結果が出されているという記述もありました。

その後アメリカが仕掛けたアラブの春ならぬ、アラブの冬のデモで、
エジプトを初めとしたアラブ各国が、未だに内乱状態にあります。
リビアのカダフィーは多国籍軍なるものによって殺されてしまっていますし、
シリア国民は欧米に応援されている反政府勢力なるものの、軍事テロによって未だに紛争状態に苦しんでいます。

アメリカは民主主義の旗手を任じている手前、他国を支配する時、
自国に併合するという手法を、採らないのは当然の事でしょう。
併合等したら、アメリカが民主的な国ではないという事が、世界中の人々にばれてしまうではありませんか。
世界を牛耳る上でアメリカは、そのことだけは隠して置きたがっているようです。
しかし、今回のウクライナクーデターによって、アメリカの正体を世界中で、大勢の人々が知ることとなったようですが・・・・・

アメリカが属国を自国に併合しない理由に、
アメリカが奉じる民主主義が偽者であると、ばれる事を恐れてという理由だけでなく
アメリカが属国を併合して、アメリカ合衆国の一員にしてしまったら、、
嘗ての属国民を全員、自国民と同じ権利を持つ合衆国民として、選挙権を与えねばならなくなる、という事情があるでしょう。
民主主義国に置いて国民は、一応政府にとって主筋に当たる存在なのですから・・・・・

そんな面倒を背負い込む事等したくないと、アメリカ政府が思ったとしても、
それは決して公正とか正義の為等でない事は明らかでしょう。

今後ロシアがどういう国に豹変するかは、私には予想がつきませんが、
少なくとも現時点に置いて、ロシアがウクライナからクリミアを分離独立させた事には、
アメリカがウクライナにクーデターを起こさせた事よりは、余程大義があると言えるでしょう。

チリ・クーデターの時、クーデター政権によって労働組合員や学生、芸術家など左翼と見られた人物の多くが監禁、拷問、殺害されたという悪い前例があるのですから、
クリミアの人達だけでなくウクライナの一般庶民が、ネオナチのクーデター政権を恐怖しても、当然の事だろうと思います。
今後ウクライナの他の地域がロシア編入を求めたとしても、
それがその地域住民の、本当の気持ちであるという事は、疑いないのではないかと私は思います。

現在のウクライナ・クーデター政権の暴力性は、インターネット動画で流れているだけでなく、
日本のメディアでさえ、取り上げたほどに深刻なものの様ですから・・・・・

追記
アメリカが支援するエジプト軍事政権、529人のムスリム同胞団メンバーに死刑判決
は、現在行われている米欧介入で起きたクーデターが、行き着く先の1例と言えるのではないでしょうか?

Comments

経済は苦手です

安倍晋三首相が、ウクライナに総額1000億円を支援しても、ロシアへの返済金に回されて焼け石に水
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/85aa29c5268dc63361b818846aefbbfa

消費税増税するのにウクライナに1500億円の支援が理解できません。
そんな余裕があるなら消費税増税やめてもらいたい。
ODAもすべて無駄です。

ウクライナ国民はロシアから距離をおき、
EUの仲間入りをしたかったのでは。

みちのく様

コメント有難うございます。
全く日本は財政難の国なのか、財政に幾らでも余裕のある国なのか?
余裕がある国なのだったら、国民の食費にまで10%もの消費税をかけるなど、以ての外の事と言えるでしょう。
社会保障と財政を正常化するために、やむなく消費税を上げたのだったら、
ウクライナ紛争の片方に、1000億円も出す余裕等無い筈ですよね。

処で、ウクライナ国民はロシアから距離をおき、 EUの仲間入りをしたかったのでは。と仰いますが、
一口にウクライナ国民と言っても、一色ではないでしょう。
そのために民主主義国では、選挙によって首長を選んでいるのでしょう?
選挙で選ばれた大統領を、武力によるクーデターはで追放するのは、
民主主義に反する行為ですよね。
これ(武力クーデター)を、
民主主義を旗印にしているアメリカが、全然問題にしないで、
逆にクーデターに恐怖して、編入を求められたから、求めに応じてクリミア編入を行ったロシアを経済制裁する等、
米欧のやっていることは、民主主義国の風上にも置けない行為だと私には思えます。

ヒットラーのチェコ・ズデーテン地方併合

今のアメリカとか、イギリスのヘイグ外相が言っている『ロシアのプーチン大統領が主導したクリミア併合が、1938年、ドイツのヒトラーによるチェコ・ズデーテン地方併合に匹敵する「欧州における21世紀最大の危機」である』との認識ですが、歴史を知らない安倍晋三は、鸚鵡返しに繰り返しているが、とんでもない話ですよ。
ドイツですが第一次世界大戦で敗北して、ドイツ固有の領土だった、ドイツ人が多く住んでいたズデーテン地方を失ってしまう。
この不公平な戦後処理の不正義をドイツ国民に訴えたヒトラーが民主的な選挙で政権を握る訳です。
ヒトラーですが全てが悪い訳で無くて、実はこのチェコ・ズデーテン地方併合までは民族自決の原則に一致しているのですね。その後に暴走するのです。
ヒトラーですが不公平なベルサイユ体制の第一次世界大戦の戦後レジームに挑戦したのですが、
これは歴史的に考察すれば、第二次世界大戦の戦後レジームの否定に走る今の日本の安倍首相と同じなのです。
日本古来の北方領土との言い分ですが、今の国後択捉には日本人は一人も住んでい無いのですから、1938年当時のドイツのヒトラーの言い分よりも、日本にとっては分が悪いでしょう。

宗純様

コメント有難うございます。
米欧は自国へ領土の編入さえしなかったら、悪でないと言っている様すが、
属国のまま傀儡政権を作り、その傀儡政権に属国民を圧迫させている現状が、
領土編入よりマシだと言えるでしょうか。

ロシアのやっている事が膨張政策だったとしても、
米欧のやっている事も膨張政策である事に変わりはないと思います。

今は米欧のステルス膨張政策の害悪で世界中がへとへとになっている時ですから、それにストップをかける働きをした事で、ロシアに喝采が行っているのでしょうね。

安倍さんは戦後レジームからの脱却であろうが、何であろうが何でも良いのではないでしょうか?
只一つ、自分が総理として皆(アメリカや官僚)から、”よしよし”して貰えさえすれば、大満足なのではないかと思います。
だから、アメリカのロシア制裁にも二つ返事で応じているのでしょう。

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