Dendrodium 踏みにじられようとしているエクアドルの最高裁判決

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踏みにじられようとしているエクアドルの最高裁判決 

日本から新婚旅行に来ていたご夫婦の災難とか、アマゾンのCEOの軍による緊急搬送(こちら)とか、
今年は年初早々エクアドルとガラパゴス諸島のニュースが続いているが、
昨年末エクアドルではもっと驚くべき事件が起きていた。

マスコミに載らない海外記事エクアドル最高裁判所、対、外国裁定機関: シェブロンがアマゾン破壊に対する95億ドルの裁定の支払いをすべきかどうかについての最終決定権を握るのは誰かによると、
エクアドル・アマゾンに、何10億ガロンもの有毒な水を投棄し、何百もの露天の石油汚泥廃棄穴を堀り、6つの先住民集団(そのうちの一つは既に絶滅している)の全員を含む約30,000人のアマゾン住民が地域社会を汚染した石油会社を訴えた裁判で、
アメリカの裁判にもエクアドルでの裁判にも企業が敗訴し、20年に及ぶ裁判の末、
最終的にエクアドルの最高裁判所で決定された判決が、
企業から雇われた3人の弁護士からなる裁決機関の判決によって、否定されようとしているのだそうである。

BIT(二国間協定)の下、シェブロンは、三人の司法管轄外の裁決機関に、エクアドル政府に何十億ドルにものぼる国内裁判所裁定の執行を差し止める様に命令することを要求した。裁決機関は、この願いを聞き届け、エクアドル政府に、自国の憲法を侵害して、独立した司法制度に介入し、どうにかして裁定を差し止めさせるよう命じたのだ。

裁決機関の裁定は契約時の政府による法的責任の権利放棄は、私人が訴える権利も放棄したという裁定で、この問題に対するエクアドル裁判所の裁定と矛盾した裁定をしている。

外国の司法管轄外の裁決機関が、オバマ大統領に「アメリカ最高裁判所の裁定を保留するよう命令した」としたら、アメリカ国民はどう思うか考えたら、
シェブロンが雇った裁決機関のやろうとしている事が、どんなに一国の権威を踏みにじるものであるか想像に難くないだろう。

この裁決機関の最新の裁定は、一つのことを極めて明らかにしてくれた。
投資家-国家制度では、国内裁判所の裁定、憲法、国際法や、良識に対する基本的な感覚には束縛されないのだという事を。

TPP又は国家間FTAにはISD条項なるものが付いており、
ISD条項では無茶な開発又は運営によって国民を惨憺たる目に合わせても、
その企業が3人の弁護士を雇い国際裁判所(裁定機関)を創ったら、
自分に有利なな判決を出させることが出来る様になるから、
悪徳企業はやりたい放題になるのだろう。

民主主義とは巧妙な手口である。
民主主義国の政府は基本的には国民の権利を阻害する条約は結ばない筈であるという認識の下、
その民主主義国の政府が結んだ条約なのだから、
国民はそれを遵守する義務があるという事になる。
大金を持った悪者どもに政府が買収されたら、
政府によって国民にとって不都合な法律が創られる事は、現在私達が経験している所である。

政府の人間を買収したら好きなように法律を作ることが出来、
法律をその国民に押しつけることで、
金満家が世界各国の国民を支配出来るのである。

それでも民主主義を謳っている以上、
国民は政府の侵した罪の責任を、総て負わねばならないのだろうか?

Comments

蹶起せよ

民主主義国で選挙民が今の政権を選んだのですからクリ―オフすることは基本的にできません。多宝塔を買ったのではなく、結果自民ナンミョウを選んでしまった連帯責任は取るべきです。
それが嫌ならタイのように反政府デモをすることしかありません。しかし欲に(アベノミクス)に眼がくらんだ国民は政府を支持しているのが現状です。こんな理不尽さに蹶起できない若者は今「若さ」自体を放棄しているように爺には思えてなりません。
  • [2014/01/06 11:23]
  • URL |
  • 黄泉の国から(岩下俊三)
  • [ 編集 ]
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はじめまして

昨年夏ごろからずっと読ませていただいております。
小気味良い政治、世情批判にはいつも感心させられています。
機械メーカーの開発担当顧問をしていまして政治には無知ですが、
今年も勉強させていただきますのでよろしくお願いいたします。

岩下俊三様

コメント有難うございます。
今日の貴ブログで言っておられるように、日本人は拝金主義に汚染されてしまった所為で、今の苦境にあるのかもしれませんね。

そして今の若者に動こうとする人が少ないのは、小学校から高校まで、虐め問題を無事クリアする事が、親にとっても子にとっても、最大の課題であったという事情も大きいのではないでしょうか?
親は子供の安全を願う余り「虐められている人があっても、余計な口出しをしてはいけない。」と指導していたそうです。

我が家の娘は小一から虐めに苦労し続けていましたので、その様な事は言わずに済んだのですが、でも私も、出来るだけ目立つ事はしない様にと言っていたと思います。

マスコミが虐めで騒げば騒ぐほど、親は子の安全を心配して、
自分の子を卑怯者に育てる事になってしまったのではないでしょうか?

けん様

コメント有難うございます。
私も政治の事等ずぶの素人で、何を知っているわけでもないのです。

娘に進められてブログを始めたのがきっかけで、
色々な方のブログを見せていただく事になり、それらのご意見を参考にしながら、感じた事を書かせていただいているだけなのです。
これからも、彼方此方のブログを見せていただいて、勉強させていただきたいと思っています。
こちらこそ、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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