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成果主義の行き着くところ 

お金に使われる人間によって人類は滅びる?にも書いたことだけれど、陰極陽転・陽極陰転の原理によって、現代社会は行き詰っているのかものかも知れない。

資本主義社会は成果主義主義社会でもあり、
成果を上げる事によって幾らでも出世も出来れば裕福にもなれる。
封建主義社会と較べたら、努力の人にとっては夢のある素晴らしい世界であった。

資本主義の下現代社会は100年前には想像さえ出来なかったほどの、便利で豊かな世界になった。
各企業は科学技術の発展を実用化しそれを大量生産して、庶民までその恩恵に浴する事が出来る社会になったのであった。

私達は今当たり前のようにテレビやパソコンを見、携帯電話を使っている。
60数年前にはテレビは愚か冷蔵庫も洗濯機も掃除機も、ごく一部のお金持ちの家にしかない、夢のような文明の利器であった。
40年位前にはクーラーが庶民の間でもボツボツ利用出来る様になったが、
クーラーは今のように一家に何台も、部屋ごとにつけるなど思いもよらない高価な物であった。

それがクーラーとヒーターが一緒になったエアコンという物が大量生産されて、
現在は今よりずっと貨幣価値の安かった頃の半値か、3分の1の値段で買えるようになっている。

電気製品一つをとっても、ここまで普及出来る様になるまで、電機会社の従業員のたゆまぬ努力があったお陰だろう。
このたゆまぬ努力は成果主義の下に、関係者皆が夢を持って努力出来たたお陰だろう。
つまり資本主義の成果主義は、今の便利な世の中を形成するのに大きく貢献した、貴重なものだったと思う。
その頃の私達は科学技術の発展は、人類を限りなく幸せにしてくれるものだと信じきっていたものだったが・・・・・

しかし資本主義の成果主義は、人間が求める限りの進歩、進歩の頂点に達するにしたがって、負の面の方が強くなって来る。

消費者ががこれ以上の発展は必要ないと思う様になっても、
会社は更に発展する事を求め、従業員に案を出すように要求する。
成果主義とはこの期待に答えられる者が出世できるシステムだから、皆競って会社が儲かる方法を考える。

或時まではまともな発案で会社は順調に発展できたけれど、
もうまともな案は出尽くしてしまった時、更に発展する為には、
まともでない案でも採用するしか、業績は上がりようがない時代となって来た。

資本主義は行き詰ったから、社会主義を取り入れる事にすれば良かったのだろうけれど、
チェルノブイリ原発に事故が起きたソ連が崩壊し、
世界は社会主義より資本主義のほうが良い主義だと言う事になってしまった。
進歩の余地のある間は資本主義のほうが優れていたかもしれないけれど、
進歩が頂点に達してからは、
資本主義は金権主義に様変わりしてしまった。

儲かりさえすれば何でもするという身も蓋もない、破廉恥な主義になってしまったのであった。

企業の従業員が成果主義の下、自身の出世をかけて業績を上げる為に出す提案は、
其れまで公害対策に使っていたお金とか、食品添加物の規制の為に余分にかかっていたお金など諸々のお金を、節約するしか方法がない時代になった時、
企業戦士の出す提案は、政府に規制を緩めさせる事が主になって行ったのではないだろうか?

民主主義の下、国民の福祉の為に決められていた諸法律を、
大企業が資金力にものを言わせて政治家を買収し、
企業利益につなげるように変更するようになった所謂民主主義国は、
国民がうっかりしている間に、
民主主義国ではなく金主主義国に変えられていたのだった。

企業戦士も一国民であり、公害を受けたら体を壊す筈なのに、
只ひたすら企業戦士として、会社の利益を増やす事に邁進し、
自分たちの環境を悪化し、体に悪いものを含む食品を、外国だけでなく自分の家族を含む自国民にも押し付ける努力を続けている。
遺伝子組み換え食品しかない世界になったら、自分達も遺伝子組み換え食品しか食べられなくなるというのに、
企業戦士には会社の業績を伸ばす事にしか注意が行かない様である。

今書いたことはほんの一例に過ぎないが、かくして各業界各分野にわたって、政府を抱き込んだ荒稼ぎが蔓延し、
企業は資金力の使い場がないほど肥え太ってきた。
人の欲には限りがないもののようで、企業戦士たちは競って悪巧みを練り、
人類にとって害になる事を普及させる事に、現を抜かすようになってしまった。

彼等の欲は、民主主義国の中に自分たちの有害製品を規制対象にしている国があることだけでなく、
その国の一般庶民が小金を持っている事も我慢できない所にまで、来てしまっている様である。

今問題になっているTPPにしても、米韓FTAにしても、
企業がその国の法規制を免れる目的とか、
その国で小金を持った者から総てを巻き上げるのが目的で、推進されているものが多いようである。

資本主義は初め頃は民主主義を推進して、大勢の消費者を作りたがっていたが、
今はその民主主義が邪魔になって来て、貿易協定の名を借りて民主主義破壊に乗り出している。

彼等の目標はニューワールドオーダーと呼ばれる新世界秩序であるらしいが、
新世界秩序が彼等の望み通りに完成し、
原発やモンサントの農薬への規制等を、一切心配しなくて良い世界になった時、
一時は彼等の業績は上がるのかもしれないが、
そのうち原発事故や放射性廃棄物対策で思わぬ出費が掛かり、
その損害を負わせ様にも国民に納税する力がなくなっていたら、
後始末を国民にさせる事も適わないという状況になっているかもしれない。

又モンサントがきつい農薬とか遺伝子組み換え植物を、各国に押しつけ放題になった時、
害虫だけでなく、農業に欠かせないミツバチまでも死滅させてしまったら、
流石のモンサントでも製品を作る事が出来なくなり、
人類だけでなく一切の生物が、植物から食品を得ることが出来なくなってしまうかもしれない。

彼等の目指しているのは死の世界ではなかった筈なのに・・・・・

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成果主義について

本当に正確に成果を見ることができるのでしょうか。 間接的に他の人の成果をサポートするなんて人は居なくならないでしょうか。 目に見える事は何も出来ないが、居るだけで周りが