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騙されやすい凡愚(勿論私を含む) 

三国志の諸葛孔明は、その軍事的才能と共に、信義に厚い忠義の人として有名である。
日本人にも諸葛孔明のファンは大勢あるのではないだろうか?
私は先日来中国が作った三国志をテレビで見ていて、何の疑問も持たないまま諸葛孔明を応援していた。
しかし、孔明支配下の蜀の人民にしたら、諸葛孔明は迷惑至極の人だっただろうとは、考えもしないでいた。
孔明は漢を再興する為必死で頑張っていたので、自分がやっている事は良い事であると、信じて疑わなかったのだろうけれど、
一般人民に取っては、漢であろうと魏であろうと、自分達の苦労して栽培した収穫物を取り上げていく、怖い存在であることに違いはなかっただろう。
勝手に自分達を奴隷扱いにして、生殺与奪の権を握っている、迷惑至極な支配者達に過ぎない。
それなのに、漢を守る為に戦えと何年間も戦場に連れ出され、食料の大半を戦場に持っていかれてしまう。
戦争に勝っても負けても、人民の奴隷的な立場に変わりはないのに、命がけで刃の狭間を駆け巡らされていた。

こんな戦に何回も何回も引っ張り出され、殺したり殺されたりを続けさせられてきた。
そして孔明は、遂に蜀を勝たせて平和にしてくれる訳でもなく、決着をつけられないまま、あの世に旅立って終う。
孔明の死後数十年間蜀は続いたそうではあるが、蜀の君主劉禅は贅沢好きな凡人で、特に悪い事もしてはいないが良い事もしていない。そして最後は候に格下げされることを容認して、魏に主権を渡している。

蜀の領民たちは何のために戦争に引き出され、悲惨な目に会わねばならなかったのだろう?
これは偏に諸葛孔明の思い違いの所為であると思われる。
諸葛孔明は蜀の為に命を削って戦う事が正義であると信じて。死ぬまで戦い続けたのだろうけれど、
結果的に見て、はた迷惑なだけの人だったと言う事になる。
それなのに私達凡人は諸葛孔明を、軍事的天才であるだけでなく、信義に厚い立派な人であると敬愛してやまない。
世の中の大多数の人が褒める人のことを無条件で賞賛する癖が、私達凡人には染み付いているのだろうか?

日本人で言えば織田信長、信長は残忍極まりない人物で、
聞くだけで身の毛もよだつような残虐なことを、しばしばやっている。
それなのに子孫は先祖の信長の事を恥じるどころか、信長の子孫であるという事を自慢にさえ思っているらしいし、世論も子孫が信長を自慢にしている事を当然視している。

豊臣秀吉は自分の子秀頼の為に、甥の秀次を殺したばかりでなく、
秀次の一族を子供にいたるまで殺した。その上、もし秀次の子を宿していたらいけないからと言って、側室まで全員殺させてしまったと言う。
こんな残虐な人間だから出来たことなのだろうが、
自分の権勢欲の為に、朝鮮出兵を決めて、
日本に何一つ悪い事をしたわけでもない朝鮮の人々を、大勢虐殺させている。
この出兵で朝鮮人はもとより、日本人にも大迷惑を受けた者が多数有った事だろう。
それなのに大阪の人々は秀吉が大阪城を作った縁を多として、
「太閤さん」と秀吉の事を愛し続けている。
どんなに理不尽で残虐な人間であっても、
英雄豪傑有名人等に無批判になるのが、私達凡人の病理なのかもしれない。

そんな凡人が庶民の大部分だから、橋下徹が人気者になれるのかも知れない。
橋下徹が大阪府知事になったのは、テレビでの人気者であったからではあろうが、
府知事から大阪市長に転じるころには、マスコミが大々的に橋下徹を持ち上げていた。
圧倒的多数で大阪市長に選ばれ、彼の推薦する大阪府知事も当選させる事が出来てからの、
マスコミの橋下徹への肩入れは、物凄いものであった。

元々大阪市職員の紊れが市民の怒りを買っていたから、橋下徹の市職員に対する攻撃がもろ手を挙げて賛同されたのではあろうが・・・・・

橋下徹は此れまで市民が作ってきた色々な良いものや「市民の福祉」に掛かる費用を、総て無駄な出費として潰すことによって捻出した予算を、箱もの等新たに何か創らせて、業界の利益になる様工夫している。
色々とけちな事を言って予算の見直しをするのは、業者に奉る為なのではないかと私には感じられる。
児童図書館の維持費をケチって、良書のそろった図書館を潰しながら、10億円以上をかけて、御堂筋にイルミネーションをつけるなどは、象徴的なことではないだろうか。
資本家の傀儡になって、権力の座に着こうと企んでいると思える橋下徹を、
マスコミに囃し立てられるままに、信認し続ける大阪府民を、
愚かだとは言う資格は、私にはないのかも知れないが・・・・・

テレビジョンというのは衆愚を操作するのに何と有能な機械であろうか!
この機械のお陰で私達は、毎日家に居るままで、世界中の映画やドラマ・寄席・コンサート・美しい風景、その他数限りなく楽しませてもらえるが、
私達は選挙の時自分の意思で選んでいたつもりで、テレビに誘導されるままスポンサーの意に沿った、政治家や政策を選ばされる事になっていたのだった。
気がついてみたら私達は政治家に、日本人全員を放射能汚染してしまいかねないくらい多数の原発を作られていたり、此れまで民主主義の下、色々と取り決めていた国民福祉の政策が総て水泡に帰してしまうような取り決めTPPを推進する等、数限りなく国民福祉に逆行するような政策を行う政治家を、無批判に選び続けてきていたのだった。

今心ある人々によって、金曜の官邸前デモは続けられている。
日本にもチェコスロバキアの様に、ビロード革命が起きないかしら。
でも間違ってもカラー革命(こちら)になどに陥らないで、
飽くまでもビロード革命。(こちら)を目指して欲しい。
殺し合いをして政治を改めても、庶民にとって良い政治が生まれるはずがないのだから・・・・・

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