http://analyzer.fc2.com/ --> Dendrodium シリア紛争を煽り立てるメディア報道の6つの手口
fc2ブログ

シリア紛争を煽り立てるメディア報道の6つの手口 

戦争屋たちの様々な謀略に気づかない振りをして、陰謀論だなどという人が未だにいるが、
戦争屋たちは明らかに謀略を使って来ているし、
現在も謀略を用いて自己正当化しつつ、残虐極まりない商売をし続けている。
その手口のひとつを描いたものを紹介している記事に出会ったので、ここにご紹介したい。

和訳「シリア紛争を煽り立てるメディア報道の6つの手口」 (アフシン・メフルポウヤ)
2012年 3月 21日 時代をみる アフシン・メフルポウヤ  シリアメディア童子丸開
<童子丸開(どうじまるあきら)>

http://doujibar.ganriki.net/Today’s%20World%20of%20Fraud%20&%20Myth/Syria,%20How_One-Sided_Reporting_is_Facilitating_Escalation.htmlより転載。

ボルテール・ネット誌より和訳
シリア紛争を煽り立てるメディア報道の6つの手口
 私はここ数日、しつこくシリアについての情報を和訳して紹介している。それは、ただ単に「新たな大型戦争が近づいている」という警告ばかりではなく、これらが「戦争とは嘘によって意図的に作られるものだ」という確実な証拠になるものであり、西側大手メディアがある特定の勢力に狙いを定めて一斉にヒステリックな悪魔化を行う場合に、そこに巨大な「戦争への意図」が貫かれているという現在進行形の実例をご紹介したいためでもある。

 歴史学者や社会学者、政治学者や経済学者などは、戦争など大規模な社会的変動をもたらす出来事の原因を、様々な経済的・政治的・社会的な要因から説明する。しかしそこに、「何としても戦争をしたい」と望む強力な人間の意図、そしてその意図の主体である人間の存在がスッポリと抜け落ちている場合が多いのではないのか? 
 私は『スペインは米国の謀略テロ被害者第1号だった! メイン号事件から911へ』の中で次のように書いた。


--------------------------------------------------------------------------------
 歴史を、あたかも意図を持たぬ(持ったとしても反射的・一時的な判断程度の)機械人形が、「歴史法則」や経済原則、地理的要因などによって受動的に動かされるプロセスであるかのようにとらえて、それを「客観的な歴史的事実」などと主張することは本質的に誤っているように、私には思える。少なくともこれは科学的な態度とは言いがたいのではないか。観察者自身もその対象も「意図」を持った能動的な人間である、という自然科学とは根本的に異なる条件を無視しているからだ。
・・・
 したがって、先ほど述べたように「何が真実か」は、その出来事と、その前後に続く一連の物事との間に貫かれる「ある意図」を検出することによってもまた、明らかにされる可能性がある、と私は思う。歴史を一枚の織物として、物理的・地理的要因を「横糸」とすれば、人間(注意!歴史の登場人物および歴史を記述する人物の双方!)の主体的な意図が「縦糸」、というように見て、その双方の「糸」の表面と裏面でのつながりを見抜いていく中で「何が真実か」が発見可能ではないか、と思う。


--------------------------------------------------------------------------------
 多くの場合、このような見方を主張すれば「陰謀論!」というレッテルが飛んでくるのだが、このレッテルがどんな発言を封じるためのものかは明白である。彼らは、戦争など何らかの重大な悪事を貫く強力な意図の存在を覆い隠す虚構を、見破り明らかにして告発する口をふさぎ、その追及を食い止めようとしているだけなのだ。イラク戦争を導き米軍兵士を無残な殺戮に向かわせた戦争意思と大嘘が「対テロ戦争」の文脈の中でことごとく免責されている現状を考えれば、この点は明白だろう。彼らは虚構の発信基地であるメディアの周辺で利権をあさる者たちである。

 現在、西側メディアによる一方的でヒステリックな悪魔化は主要にシリアとイラン、そしてロシアに向かっている。その一方で米国では、アフリカの子どもたちを紛争用の兵士と性の奴隷にしてきたジョセフ・コウニー(Jpseph Kony)を次なる悪魔として大宣伝し、アフリカの再編成戦争と新たな資源略奪が計画されているようだ。もちろんコウニーはまぎれもない悪党だが、いままでアフリカ諸国での紛争を煽り紛争の果実を貪ってきたのは西側諸国とその巨大資本だったのである。そしていまコウニーが、かつてのサダム・フセイン、スロボダン・ミロセビッチ、昨今のムアンマル・アル・カダフィ、そしてバシャール・アサドに続いて、西側メディアによって悪魔の衣装を着せられ始めた。
 このコウニーについては日本ではまだ知られていないかもしれない。しかし従来の「対テロ戦争」は「人道戦争」に置き換わりつつある。その後にはまた新たな開戦理由が捏造され、こうして戦争が永遠に続いて地球と人類はボロボロにされていくのだろう。石川五右衛門ではないが『浜の真砂は尽きぬとも、世に戦争のネタは尽きまじ』。
 ネオコンの「教祖」レオ・シュトラウスの指し示した、人類が上下に二分化され永遠に戦争が続く世界を、確実に実現させようとする巨大な意図がそこにはっきりと存在する。その邪悪な意図をくじくものがあるとすれば、《人々の99%》が過去の実例から学び、いままで自分を盲目にし縛り付けていた虚構に気付きそれを投げ捨て、主要メディアの誘いと脅しを拒絶する大規模な行動だけだろう。しかし、その学びに至るまでに(もし学びえたとして)いったいどれほどの血が流されなければならないのだろうか。

(2012年3月20日 バルセロナにて 童子丸開)

Comments

で、何を望むのか?

お久しぶりです。
地熱発電の方は、条件付きですが縦に掘れる事になりましたね。
三菱マテリアルさんあたりが、動いているみたいです。
政府というよりも、地元の温泉関係者や環境団体が反対運動などをするかもしれませんが、真面目な話し合いで解決願いたいです。
…反対運動することが日常業務の人たちが、出てこない事も願いたいです。


で、先日の記事でもご返答頂いたシリアですが、今回ご紹介いただいた童子丸開さんにしても、和久さまにしても、やはり「結局、何を望んでいるのだろうか?」と思ってしまいます。

また童子丸さんのような"陰謀論者"の方々は、あれこれ米国批判のたたき台にシリアを持ち出すだけで、実際はあの地に興味も無ければ、戦争を憎んでいる訳でもなさそうな姿に、…ヘドが出そうになる時があります。

和久さまは「一切の他国の国としての介入・支援(今回の様に国連を通しての活動も含めて)はすべきではない、その方が被害は少ない」とのお考えの様ですが、
「戦争屋が焚き付けた内乱だから、国連で決議を取るべきでもないし、介入・支援はしない。難民は見殺しにする。現地での援助活動を可能にもすべきでない。」
という流なのでしょうか?
戦争屋が焚き付けた内乱じゃなかったら、介入・支援もして、難民支援も現地での援助活動も率先して支持して、停戦調停やの調整の場も設けるべき…となるのでしょうか?

ネオコンの戦争屋が焚き付けた…だからどーした? 
あそこで戦争が起きているんだ、違う宗派・違う民族が武器を手に殺し合いをしているんだ。
誰が焚き付けたかで、助けたり助けなかったりするのか? と思ってしまいます
実際に助けることが出来なくとも、何を望んでいるんだろう? と思っています。

もう一回だけ質問をしても良いですか、「どの勢力がどう動く事がベターと思っていらっしゃるのでしょうか? 」


あとこちらに、国連難民高等弁務官事務所のURLを張らせてください。
http://www.unhcr.or.jp/html/2012/03/ws120313.html

ライ麦様

コメント有難うございます。
地熱発電は三菱マテリアルが動いて、竪堀が出来るようになったのですか。
それは良かった。
三菱マテリアルと言えば、私の父は昔三菱鉱業に務めていました。
父の若い頃は三菱鉱業には、石炭だけでなく金属も含まれていたのが、ある時金属部門が分けられたそうです。
その時は三菱本社と言っていた鉱業に残れて、父は喜んだらしいのですが、
昭和30年代後半のエネルギー革命で石炭業界は大不況、父は定年の2年前に希望退職の憂き目に合わされたのでした。

そして三菱鉱業は、三菱鉱業セメントとしてセメント部門に合併されたりと、
変遷の末に三菱マテリアルに吸収されたという話でした。

私の父は昔かたぎを絵に描いたような人で、会社に対して忠義心一途で来た人だったので、定年前に退職(取引先へ出向)させられた事が、相当ショックだった様です。
その上退職後会社(三菱鉱業)を訪問する機会があったとき、若手職員に「爺さん」扱いされたと言う事で更にショックを受けて、
会社とは冷酷な存在なのだということに、やっと気がついた様な人でした。
すべてに於いて純真な人だったように思います。
(晩年「おじいちゃんは(極楽)トンボだったのね、」と私が言うと、嬉そうにに笑っていましたが)
日本が高度成長を始める前の出来事ですが・・・・・

シリアの事については、国連の名を借りてリビアでやったようなことは、やらないほうが良いと言っているのです。
空から爆弾を連打して、何が人道支援でしょう。

Comment Post















管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

Trackback URL
http://dendrodium.blog15.fc2.com/tb.php/1213-60daeea1

イラン「鳩山は、日本はイランの味方と言った」米「日本許さん」 日本、西側諸国の敵国に

1 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2012/04/09(月) 13:41:01.47 ID:O/ZS6FZu0● ?2BP(1000)【テヘラン=五十嵐弘一】イランを訪問した民主党の鳩山由紀夫元首相は8日、テヘランの大統領府...
  • [2012/04/09 15:01]
  • URL |
  • ニュー速嫌儲板 【ノンアフィ】 |
  • TOP ▲

ニュースに対する、ジョージ・オーウェルの手引書

ロシア・トウディ 2011年11月29日、16:37 ジョージ・オーウェルの小説『1984年』は手引書として書かれたわけではなかった... 西欧の主流マスコミは、ニュースを改竄するにあたって、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』中の最高(最悪)スタイルの婉曲語法や半面の真理と?...
  • [2012/03/23 21:45]
  • URL |
  • マスコミに載らない海外記事 |
  • TOP ▲

3・11大震災死者行方不明者1万9千人割れ

『警察庁のまとめ』 3月21日、警察庁のまとめによると、3・11大震災による人的損害は死者行方不明者合計数が3・11東日本大震災以後で19000人を初めて割り、18997人になりました。 内訳が死者15854人、行方不明3143人。 3千人超の膨大な行...
  • [2012/03/23 10:16]
  • URL |
  • 逝きし世の面影 |
  • TOP ▲

詐欺論

関係者の話によりますと、最近巷では詐欺論と言う言葉が流行っているそうです。 詐欺論で思い出しますのは、陰謀論と言う言葉ですね。 陰謀論と言う言葉は、陰謀家達が五月蝿い政治評論家達に、 国民に隠したい企みを、色々言われて国民が疑いだしたら、折角の名案もやり...
  • [2012/03/22 13:48]
  • URL |
  • 春 夏 秋 冬 |
  • TOP ▲