Dendrodium 2010年05月

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 2010年05月 

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メキシコ湾原流出事故の事後処理の行方 

米ルイジアナ州沖原油流出:油井封鎖に失敗、流出拡大--英メジャー
 【ロサンゼルス吉富裕倫】米メキシコ湾沖の海底油田事故で英国の石油メジャー「BP」は29日、重い泥を注入して油井を封鎖する試みに失敗したと発表した。次の対策を始めるまで4日~1週間かかるといい、米国史上最悪の原油流出事故は被害規模をさらに拡大させることになった。

 海底1マイル(約1・6キロ)の油井上部に取り付けられた噴出防止装置に重い泥を注入し、セメントで固め流出を止める計画だった。成功率6~7割を見込んでいたが、26日以降注入した3万バレルの泥は噴き上げる原油の圧力でほとんどが海中に漏れ出てしまったという。BPは噴出防止装置上部の破損したパイプを切断し、油の吸い上げ口を新たに取り付け流出を止める方針だ。

 一方、BPは同油田に2カ所の予備油井を掘削中だ。予備油井から原油を吸い上げれば事故油井からの噴出を食い止める根本的な解決策となるが、完成は8月になる見込み。


先月(4月)20日海底油田の掘削施設爆発によって掘削パイプが折れたことにより起きた、メキシコ湾石油流出事故は、もう発生して40日経っていることになる。
この間1日約2万5000バレル(約400万リットル)の石油が、噴出し続け、5週間以上が経過、総流出量は推計7000万リットルを超えたと言われている。
これが更に2カ月余りも延びるということは、更に1万リットル以上の石油がメキシコ湾に噴出してくると言う事なのである。
現地の海産物資源や観光資源を生活の手段にしてきておられた方々にしたら、降って沸いた様な災難にどんなにか困惑しておられる事であろう。
おそらく怒り心頭に発して、居ても立っても居られない心境でおられるのではないだろうか。

英語日本語ニュース「トンでもねー話だぜ」によると、
BPのCEOトニーハワードと言う人は、2009年7月のカリフォルニア州スタンフォードビジネススクールでの講義で
「BPは自分がCEOの地位に就く前にはBPは間違った方向に向かっていた“何故なら多すぎる人員が地球を救う為に働いていたからだ。」という意味のことを、演説していたのだそうである。
やっぱりBPの経営者は、
石油を掘り出すために必要な費用は惜しまないけれど、
「安全総業のために割く予算など1文もない」と言いかねない人物であったのだった。

今BPが原油を処理する為に散布している薬品は非常に毒性が強く、英国では使用禁止になっている薬品なのに、アメリカ政府が此の薬品の使用停止を要請しても、BPは全く従う様子が無いとか。
アメリカ政府に余程強力なコネを持っていると言う事なのであろうが、恐るべきずうずうしさで、
只驚くばかりである。
BPは又事故についての報道の邪魔までしているらしい。
映像に写ったBPのCEOは、海岸で油の除去作業をする人たちを、
只の一視察者のように、平然と視察して回っているのだった。

これだけの迷惑を大勢の人にかけても、平気で人前に出て来れる神経をした者達が、
今の世界の経財界を牛耳っているから、原発のような危険極まりないものを、次々に造って行けるのかも知れない。
もし将来、どこかの原発が大事故を起こしたとしても、
世界中のどこの国の原発推進者も、
このBPの経営者のように、只自社の事が心配なだけで、
自分の会社の損失が最小限に抑えられる事を、最優先して事に当たるのかも知れない。

それを思うと改めてぞっとさせられる。

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虚ろな目の鳩山総理 

温首相「衝突回避」呼び掛け=哨戒艦事件で温度差も-日中韓首脳会談2日目
 【済州島(韓国南部)時事】日中韓首脳会談は30日午前、当地で2日目の会合を行い、韓国哨戒艦事件の対応を中心に話し合った。中国の温家宝首相は会談後の共同記者会見で、同事件について「緊張を緩和することが大切で、特に衝突を避けなければならない」と呼び掛けた。
 温首相は、事件を機に高まる南北間の緊張に懸念を示し、「中国は積極的に対話し、事態を平和的な方向に進展させるつもりだ」と強調。事件の解決に積極姿勢を見せ、韓国などへの配慮を示しつつ、北朝鮮の魚雷攻撃が原因と断定した韓国の調査結果に対する判断を改めて留保した。
 日米韓が、国連安全保障理事会に哨戒艦事件を提起するなど北朝鮮包囲網づくりを目指す中、北朝鮮に影響力を持つ中国の対応が焦点となっているが、日韓両国と中国の間に微妙な温度差が表れた形となった。
 韓国の李明博大統領は共同会見で、日中首脳が哨戒艦事件での韓国の調査を重視し、平和・安定に向け協議していくことで一致したと説明。長期的には6カ国協議を通じて核問題に対処していくと述べた。
 一方、鳩山由紀夫首相は会見で「北東アジアの平和と安定にかかわる深刻な問題だとの共通認識ができた」と述べ、日中韓による緊密な連携を強調した。 
 ただ、鳩山首相は会見後、記者団に「日韓米で協力していきながら、国際的な環境を醸成していく。その中で中国に対しても働き掛けていきたい」と強調。31日に東京で行われる日中首脳会談の場で、安保理などでの議論に向け、中国の協力が得られるよう温首相への働き掛けを強めるとみられる。
 韓国としては今回の温首相の対応などを詳細に検討した上で、近く事件を国連安保理に提起する見通し。中国も国際社会の動向や北朝鮮の反応を慎重に見極めながら安保理での対応を決めるとみられる。(2010/05/30-13:38)


テレビで日中韓の首脳会談の報道を見た時、
鳩山総理が無条件に韓国の立場を応援すると言うことを言われた時の、韓国大統領の顔が印象に残っている。
李明博大統領は、哨戒艦沈没の本当の原因を知っておられるはずである。
その大統領にとって、鳩山総理は「馬鹿」に見えたのではないかな?と一瞬感じられたのだった。
別に李明博大統領が失礼な態度をしたという訳ではないけれど、その目の色にとでも言うのだろうか・・・・・

鳩山総理は本当に、韓国の哨戒艦沈没の原因が北朝鮮に有ると、
信じて疑いのないことと思っておられるのだろうか?
中国の態度をこそ見習うべきであったと思われるのに。
中国にしたら鳩山総理の豹変に、驚いているのではないだろうか?
脱米であった筈が、米陣営の完全な使いっ走りに成り下がってしまっておられる。

普天間基地移設問題で頑張っている時、鳩山総理は北沢防衛大臣に机を敲いて怒鳴られたそうであるが、
総理の胸のうちは一体どうなってしまったのだろう?
インタビューのときの総理の目が、泣いた後の目のように感じられたけれど・・・・・
すっかり自信を失ってしまっておられる鳩山総理!
これから総理が閣僚達に、追い使われて行く内閣となってしまうのではないかと心配になってきた。

日本の総理は、何故卑怯な事しか出来ないのか? 

普天間基地問題での、鳩山総理の決断にはショックで立ち直れない思いです。
しかし考えてみると、私達は外野に居てわいわいやっているだけだから、アメリカ軍にグアムとかテニアンンに移設させたら良いと、無造作に言う事が出来るのではないでしょうか?
鳩山さんも野党の政治家であったときには、沖縄の人たちの負担を軽減すべきだと本気で思っておられたであろうし、政権をとったら本当にアメリカに強く出ようと思っておられたのではないかと想像します。

福島社民党党首は、きっぱりと罷免されて筋を通されました。
福島さんにはアメリカと交渉する=矢面に立つ必要はないのです。
与党ではあっても閣内野党的な立場であります。
失うものは現在の閣僚としての地位だけです。
しかし総理大臣として決断する立場になったら、相手はアメリカそのものです。
アメリカ政府は一筋縄ではいかない手練手管を心得た担当者に、日本国内に居る政官業マスコミと言う手の者を駆使させて、圧力をかけてくるし、
総理大臣になったら、宗主国に反抗を貫いたりしたら、どういう落とし穴が待っているか分からない恐怖を、ひしひしと感じさせられるのではないかと想像させられます。

首相自身の身にだけでなく、日本人に災難が降りかかるかもしれないと言う恐怖心に負けてしまわれたのかもしれません。
北朝鮮が韓国の哨戒艦を爆破したと難癖つけられる事件を、決断の期日直前に見せられて、
もし自分が頑固に普天間海外移設にこだわり続ける事が誘引になって、
朝鮮半島に戦争が起きたりしたらどうしようと、鳩山総理は心配になって、それまでの決意も萎えてしまわれたのかもしれません。
鳩山総理は全責任者として矢面に立った時、初めて事の重大さに萎縮してしまわれたのではないでしょうか。

これまでもアメリカの様な、どんな残虐な事でも厭わず断行するような国を相手に交渉する事が、
どれほど難しい事であるかを身を持って体験されて、結論を先延ばしにし続けてこられたけれど、
ついに期限(この期限はアメリカの都合だったそうですが)が来て、先に延ばせなくなって、
安きについてしまわれたということなのではないでしょうか。

首相として甚だ不甲斐ない卑怯千万な、
期待はずれの人に私達は期待してしまっていたと言う事なのかもしれませんが、
翻って自分がもし同じ立場にあるとして、飽くまでも筋を通す事が出来ただろうかと想像すると、
もし自分の身内にまで累が及ぶかもしれないような脅威を感じさせられたりしたら、
逃げ出さないとも限らなかっただろうなと言う気がします。

日本国民が50年前の安保のときのように、国を挙げてデモをするような意気盛んな国民であったら、
為政者も力づけられて、決断も出来るかもしれませんが、
米軍基地反対のデモがあったと言っても、こう言っては何ですが、デモは沖縄以外では微々たる物しかなく、
たいていの日本人は、できれば普天間基地を追い出したいなと思っていても、政治家に頑張ってもらおうとしか思っては居ないのではないでしょうか?
おそらく自分が矢面に立つ勇気のある者は、殆ど皆無であろうと思えます。

政権交代をして、日米関係をまともなものにすると言って当選した政治家が、
与党になったら自分たちが批判していたやり方を、殆どそのまま踏襲してしまうのは、
大人しくしていたら権力を満喫できるけれど、刃向かったら針の筵という現状に、
野党時代の闘志も萎えてしまうと言う事なのかもしれません。

植草一秀さんのブログに西郷隆盛の言葉
「命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困るものだが、この始末に困る人ならでは、艱難をともにして国家の大業を成し得られぬ」 を引用しておられましたが、経済的繁栄を理想としている今の日本人に、こういう人物を期待するのは、山に魚を求めるようなもので、とても無理な相談ではないでしょうか。

日本は沖縄からイラク アフガニスタンに出撃するのを容認し、戦費を負担しているのも、アメリカからにらまれないためには仕方ないと、不幸な国を見殺しにして、アメリカの戦争に協力している国なのだから、
今の日本の現状は、卑怯な国の国民として、日本人が受けるべくして受けている状況なのかもしれません。
卑怯なのは鳩山総理だけではない。
私を含めて殆ど総ての日本人が卑怯者なのかもしれません。

「私達は日本をどういう国にしたいのか」と言うところから考え直して見なければ、
永遠に解決のつく問題ではないのかもしれないと思ったのでした。

政治主導を掲げる民主党には、原発を終わらせる使命があるはず 

ブログ「自然の摂理から環境を考えるの5月27日の記事『次代を担う、エネルギー・資源』トリウム原子力発電9~再処理は実用の域に達しているのか?にThink different, act different.と言うブログが、自民党の河野太郎さんが、2006年8月に仙台で行った講演を紹介しておっれます。(1)(2)(3)(4)で原子力発電の現状がどうなっているのかを詳しく説明しておられ(5)で、既に行き詰っている原発をやめることが出来ない理由を説明しておられます。
下に河野太郎さんの講演の(5)の部分を写させていただきました。

8月11日に仙台で行った、河野太郎さんを講師に迎えての核燃料再処理のセミナーの様子をお届けしています。前回までの分は以下の記事をご覧ください。

河野太郎氏が語る「再処理工場の秘密」(1)
河野太郎氏が語る「再処理工場の秘密」(2)
河野太郎氏が語る「再処理工場の秘密」(3)
河野太郎氏が語る「再処理工場の秘密」(4)
河野太郎講演

やめたくてもやめられない政治家・官僚・電力会社の三すくみ
 実は2004年頃に経産省の中にも核燃料サイクルがおかしいと思っている一派がいて、そこがクーデターを試みて失敗したことがありました。

 電力会社は核燃料サイクルに関連して、引当金を無税で積んでいるんです。今、電力会社が再処理やめますと言うと、無税で引き当てたお金に対して、財務省から課税しますと言われたら、何千億円にもなるので、とても払えません。だから電力会社としては自分からやめるとは言えないんで、経産省さん、言ってくださいと

 経産省は、役人は間違わないという伝説を守らなきゃいけませんから、うちは電力会社が頭下げてきたら、そうかしょうがねえなあと、電力会社がそう言うんだったら、うちはいいよと言うしかないと。ところが、電力会社は言えない。経産省からも言えない。お互い、言えない。さらに与野党の原発関連地域の議員は、補助金が来るのに止めたら補助金が止まる、それは止めるなという三すくみで、物事が止まらない。
 だからいいじゃないですか、その補助金しょうがない、約束しちゃったんだから補助金払うから、これでさっきのフダさんの話(注4)じゃないけれど、公共事業でもなんでもとりあえずやりなさい。で、電力会社が無税で引き当てたやつは無税で引き当てといていいから、経産省ももうわかったからということにして、とにかく止めろと言えるのは政治しかないんですね。政治が出ていって、もうわかった。お互い悪くないことにしてあげるから、ほんとは悪いんだけど(笑)、誰が悪いかなんて議論をするよりもみんなで手を引けっていうのが、一番いいんだと思ってます。

 止めようと思ったらもうこれは政治が出ていくしかありませんが、自民党は電力会社から金を貰ってますから、なかなか止められない。それから原子力発電所の補助金を貰っている議員が、とにかく絶対再処理をやってもらわなくては困る。うちの原発が止まったら補助金が…。

 それから民主党は電力会社の労働組合に選挙でお世話になってますから、民主党も再処理はやりましょうという党の政策を取りまとめてます。

 という状況で、これはやっぱりこのままにはできないと思います。これ、ほったらかしておけば大本営発表19兆円。おそらく60兆円くらい国民負担ですから。払うのはみなさんですから。みなさんの電力料金に上乗せされることになりますから。別に国会の議決もいらないままお金が取られるということになるわけであります。

 やっぱりこの問題もう少し、ちゃんと国民の前で議論をして、これはやっぱりどう考えても、理屈合わないよねということにしなければならないかなあと思っております。ちょっと喋りすぎましたんで、あとはみなさんの方からご質問があれば、お受けをさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。


経産省も電力会社も政治家も、資源のサイクル運用を実行する事は、原発では技術的に無理である、期待できないと言う事は、身にしみて分かっているはずである。
それなのに原発行政が改められないのは、
電力会社は何千億円もの税金を新たに払う事になる事を恐れて、原発はやめたほうが良いと言い出したくないし、経産省も役人は間違わないと言う建前を壊したくないばかりに、自分からは言い出したくない。
担当の政治家は色々賄賂をもらっているし、補助金が出なくなったら、実入りが無くなるので原発を止めたいと言いたくない。
と言うわけで関係者全員が、原発はやめたほうが良いと分かっていながら、
ずるずると続けていると言うのが実態なのだそうである。

民主党は官僚から政治家に実権を移すといいながら、原発行政を変えようとしないのは何故だろう?
昨年の総選挙で記録的な民主党勝利を得て、賄賂でものを言えなくなっている族議員も居なくなって、原発行政改正のチャンスだと言うのに、
民主党はせっかくのこのチャンスを生かすどころか、電気労連からの票がほしさに、この危険で税金のむちゃくちゃかかる原発行政を、今までどおり続けると言う。

「鳩山政権の政治主導」の合言葉は、一体なんだったのだろう?
一番必要な原発行政を政治主導で改めるチャンスを、みすみす捨てて、
新たな族議員を作り出そうというのだろうか?
自らの手での計画変更が絶対に出来ない官僚に任せていたら、
莫大な税金の無駄遣いが続く上に、
豊饒の海を死の海に変えてしった、諫早湾埋め立て工事のように、言語道断な官製自然破壊が、いつまでも続く事になりかねない。
せっかく政権交代したのだから、民主党政権には原発行政に、新たな族議員が出来る前に、
はっきりとけりをつけて欲しいものである。

本当の地球主義を 

最近余り耳にしなくなりましたけれど、地球環境の汚染を心配している人達の合言葉に、
「地球は泣いている」いう言葉や「アース君」という言葉が出来ていると、テレビなどでしばしば報道していました。
私は環境問題が気がかりでないわけではないけれど、これらの言葉に対しては、
どうも違和感を禁じえないでいました。

環境が汚染されたと言っても、地球上の物資の所在位置が変っただけで、
地球にとっては蚊に刺された程でもないのではないでしょうか。
人間にとっては気が遠くなるような年月であっても、
地球にとってはあっと言う間に過ぎないであろう時間を経過したら、又物質の位置は所定の位置に落ち着くに決っているのですし。
地球は人間ごときがやった悪戯位で、それが辛いと泣いたりはしないだろうと、私には思えたのです。

泣くのは私達人間を初めとした、地球上で生かしていただいている生物の方なのです。
それを「アース君」が泣くなどと、地球を見下したような、思い上がった気持ちのままで、
本当に地球環境を何とかすることなど出来るとは思えないのでした。

人間がもう地球上で生活をする事をあきらめているのでなかったら、
もっと地球環境を守る事に熱心にならなければうそだと思います。
地球環境が壊れてしまったら、人間は生きてはいけないのですから。
宇宙で生きると言っても、地球上の空気や食べ物がなかったら、生きていけるわけではないのですから、
地球が駄目だったら宇宙に進出するなどという事は不可能でしょう。

今グローバリズムという言葉が流行していますが、
この言葉は地球規模で稼ぎまくるという意味で用いられているようですね。
地球規模で稼ぎまくるという事は、地球規模でを荒らしまわって、儲けの種になる事なら、
地球環境にとってどんな危険な事でもいとわない主義という感じです。
CO2問題の解決のためにバイオエネルギーをという掛け声の下、アマゾンの貴重な森林を次々に伐採してとうもろこしを作るような暴挙を行って、
CO2対策と称していたという象徴的なこともありました。
アマゾンの密林の消費してくれるCO2と比べて、バイオエネルギーのもたらすCO2削減など、比較にもならないくらいであるという事が分かっていても、儲けを優先させる、
それがグローバリズムというものの正体なのではないかと思いました。

グローバリズムというのは地球主義というよりは、世界強奪主義と訳すべきではないかと思います。

例えば大型農場、個々の農民が丹精こめて耕作していたならば、それ程殺虫剤や除草剤を使わないでも、収穫をする事が出来ていたのです。
それを色々な手を使って、農民から土地を取り上げ大型農場を作って、
労賃を始末するために殺虫剤や除草剤を浴びさせて、農薬の毒素が残った体によくない作物を、作っていくなんて不合理すぎます。
元々の農民は、耕す土地もないまま失業者として、遊んでいるしかないようにしておいて、手間を省くために農薬を使うなど、支離滅裂です。
大型農業企業は絶対に許してはいけない農業形態なのではないでしょうか?

地球は狭いと言っても、広大なものです。
一握りの権力者が支配したのでは、どうしても見落とすところだらけになってしまうことでしょう。
大きすぎる国にしてしまったら、法や制度の狭間で泣く人を大勢作る事になりかねません。
地球をひとつの国にしてしまったら良いという考え方は、危険すぎると思います。

ある程度目の届く規模の共同体の集まりが、仲良く地球を大事に使わせてもらうという、
これまでの人類が守ってきていたやり方をこれからも続けた方が、よほど合理的であると私には思えます。

地球に生かされている者同士、これからも出来るだけ仲良くこの地球を大事に使わせてもらいましょうという気持ちで、本気で公害対策をしていく、本当の地球主義に一日も早くなれば良いがと祈る思いです。

天国に最も近い島 ニューカレドニア 

天国に最も近い島 ニューカレドニアの今」と言う記事を書いたのは2008年1月の事であった。
ニューカレドニアのその後どうなったのかなと、時々は思い出しながら、殆ど忘れていた。
昨日偶然見たNHKの世界遺産紹介の番組で、ニューカレドニアを放送していた。

ニューカレドニアの海は今も変らず珊瑚礁も健在で、豊かな美しい海であると言う報道に、
一瞬「?」と思ったのだけれど、それは本当のことのようであった。

一時は原住民の反対運動が過熱して、軍隊まで出る事態になっていたニッケル工場は、無事建設され順調に動いているそうである。

現地の長老の話では、ニッケル工場に太い配水管が有るのに気づいて、ここから汚水を垂れ流しにされたら海が汚れてしまうと怒りが爆発して、暴発する若い者を見て、
このままでは収拾つかなくなるとの思いから、工場側と交渉する事にしたのだそうである。
長老達は排水を原住民側の監視の下に置くと言う事を約束させて、
工場建設を了承すると言う事にしたのだそうである。

工場排水は原住民の監視の下、厳重に管理されているから、
ニューカレドニアの海は今も豊かさを保っているのであろうと思う。

ニューカレドニアの海が今も世界遺産の美しい海であり続けている事が出来ていると言う事は、
化学工場でも、排水管理をきっちりと誠実に行ってさえいれば、
汚水をあまり出さないで済むということなのだろう。
監視が甘いと、安上がりになるようにと模索するのが企業だから、汚水垂れ流しをしてしまうので、
監視を真面目に確りとさえしていれば、河川や海ももっときれいに保つ事が出来ると言う事なのではないだろうか?

ニューカレドニアの長老達は、本当に賢く誠実な人達なのだろうな~と思った。
彼等はたぶん科学に詳しい人たちではないだろうけれど、誠実に監視する気持ちさえあれば、しっかりとした人を雇って、このようにちゃんと排水管理できると言う事なのだろう。
政府の役人や政治家が、誠実に管理しないで、企業の袖の下で動くから、
各国の排水が汚いまま、垂れ流しにされているのではないだろうか?

ニューカレドニアの海が、今も美しい珊瑚礁の繁殖する海の楽園であると言うテレビ番組を見て、
「良かった」とほっとすると同時に、
排水管理も、本気でやれば此処までやれるのだと言う事を、改めて知らされて、ほっとする思いがしたのだった。

総ての物を金に変えてしまおうとしている資本主義の戦士達 

英語日本語ニュースさんの環境汚染についての11の事実と言う記事を読んで思い出したのは、イソップの触ったもの総てが金に変ることを願った王様のお話でした。

ふれると何でも金になるお話
 業突く張りの王様は願い事を言いなさいと言われて「触れるものは何でも金になるようにして下さい」と頼みます。その願いが聞きいれられ、触れるものは何でも金になりましたが、その願いは大変な事であったのです。
 王様は娘に触ったとたん娘は金に変わってしまいました。食べ物を食べようとすると食べ物も金に変わってしまい、せめて水でもと思いましたが、喉に入ってから水は金に変わり窒息してしまうと思い、触るものが何でも金になる願いを取り消して欲しいと嘆願するお話です。



資本主義社会では利潤を挙げなければ生き残れないからと、
兎に角利潤追求に走り続けて来た企業戦士たちは、
気がついたら総てのものを、お金儲けの犠牲にしてきていたのでした。

資本主義では利潤追求が第一の目的ですから、
作る品物がどれだけ人のためになるかではなく、
どれ位効率よく儲かるかと言う事が何よりも大事な事になります。

効率よくお金が儲かるためだったら、モンサントがやっているように、
例え人間に害が有るとしても必要悪であると割り切って、
遺伝子組み換え植物を開発し、
除草剤や殺虫剤も、
労働者に草ひきさせたり、虫取りさせたら大変な労賃を払わねばならないから、手間賃を省くため仕方ないと割り切って、毒と分かっていても使い続けます。

原発を造ったら政府が莫大な援助をしてくれるから、大儲け出来るチャンスです。
だから、どんなに海を汚しても仕方がない、必要悪であると割り切って、
色々な危険が予測されても、断固原発の開発を続けます。
事故が起きるかもしれない、地震が起きたらどうすると、心配症の者共は色々言うけれど、
そんな事をいちいち心配していたら、何にも出来ないではないかとばかりに、
総て上手く行くことを信じて、目先の利潤追求に邁進するのが、
企業の本懐であると思っているかのようです。

最近メキシコ湾で起きた海底油田の事故も、儲けに繋がらない事故対策を後回しにして、
総て上手く行くと信じて、まず利潤に繋がる掘削を始めるという、
企業の体質が起こさせた事故だったのではないかという気がします。
海底に空けられた油田の口からは、蓋も出来ないまま大量の石油が毎日途切れることなく噴出し続けて、海の生物を追い詰めています。

人類の垂れ流す様々な汚水、放射能、プラスチックごみ、石油等が海の生物を激減させているそうですが、やがて海産物が全然期待できなくなる日が来るかもしれません。

地球上の農地と言う農地はモンサントなどの大企業に買い占められて、
汚染された危険な食物しか、市場には出なくなってしまうかもしれません。

この世に有る生物にとっての、よすがと言えるような物総てを、
金(ゴールド)に変えてしまおうとしているかの様な、巨大企業・・・・・現代の王様!

地上の生物、貧乏な庶民が生きる道を失って、先に死に絶えることになるかもしれませんが、
現代の王様の子孫達も、生物が死に絶えた地球に、一人で生きてはいけないから、
死んでしまうしかないことになるでしょう。

巨大資本が猛烈な勢いで、地球を生き物の生きられない世界に、変えてしまおうとしています。
触る物総てを、金に変えたがっていた王様のように・・・・・

5月の記録を破る大雨 

昨日の未明から昨日一日降り続いた雨は、今日の午後になってもまだ止みそうにない。
この5月にしては観測記録を更新するような大雨が、西日本各地を襲い、東日本に向かっているようである。

東日本は夜まで大雨、兵庫・高知に土砂災害情報
 前線を伴った低気圧の影響で日本列島は23日から24日にかけ、西日本を中心に大雨に見舞われ、九州、四国で24時間降水量が5月の観測記録を更新、兵庫県や高知県では土砂災害警戒情報が出された。
 大雨は関東や東北に移る見通しで、気象庁は警戒を呼びかけている。
 同庁によると、今回の大雨は、温暖前線による雨のすぐ後に、大雨になりやすい寒冷前線が通過したため。各地の24時間降水量は、鹿児島県さつま町で387・5ミリ、宮崎県えびの市で311ミリ、高知県馬路村で373ミリを記録するなど5月の観測記録を更新し、同庁などは24日朝、高知県馬路村周辺と、兵庫県の西宮市など11市町周辺で大雨警報より警戒レベルの高い土砂災害警戒情報を発表した。

 25日午前6時までに予想される24時間降水量は、近畿、東北で200ミリ、東海で150ミリ、北海道で120ミリ、四国、関東甲信で100ミリ。
(2010年5月24日11時26分 読売新聞)


口蹄疫で家畜を処分し埋めていく作業に追われておられる、宮崎県えびの市でも311ミリもの雨が降ったそうである。
生活の基盤である家畜、可愛がっていた家畜を殺処分し埋めていくのは、
只でさえつらい事であると思われるが、
口蹄疫の感染は大変な規模になってしまい(口てい疫 処分済みは約6割
5月23日 12時31分
)、処分した家畜を埋める穴に水がたまって、作業は益々手間取っているようである。
只でさえ大変なときのこの悪天候で、関係者の方々が健康まで害される事の無い様にと祈られる。

ルーピー宇宙人総理に、引っ掻き回されたお陰で、
沖縄の基地問題は日本中の問題となっている。
政府間で決めたかもしれないけれど、現地沖縄の知事も住民も反対しているのだから、
こんな政府案は絶対に受け入れられないと、沖縄が最後まで拒否し続けたら、
政府も埋め立て工事を強行する事は出来ないのではないだろうか?

辺野古の海に座り込みを続けてこられた方々は、埋め立てだけは阻止できたかと期待しておられただけに、どんなにかがっかりされた事であろうけれど、
今こそ日本全国に広がった基地反対の輪を力に、
もう一踏ん張りしていただけたらと願われる。

泰山鳴動して・・・・・ 

泰山鳴動して
ねずみ数匹を出だす

豆鉄砲をくらって
墜ちて来た鳩は
ねずみ達に囲まれて
取り押さえられた

鳩は目を白黒させながら、
総て君達の言う通りにすると言った

辺野古の海から
ジュゴンがやって来て、
鳩に訊ねた
私達の家を守ってくれるんじゃなかったの?

鳩は目を白黒させながら
「最後は私が決めます」と言った

ジュゴンは泣きながら
貴方が決めるというのは、こういう事だったの?
だったらもう鳩なんかに頼まない
堕ちた鳩なんか当てにしないわ

これからジュゴン達の家を
誰が守るのだろう?


昨日の新聞(今朝も)に普天間基地移設問題は、辺野古埋め立ての現行案で日米が合意したと書いてあったので、がっかりしてこのような詩を書いてしまったのですが、
鳩山総理がもう一度沖縄を訪れられるから、
「沖縄の同意が得られなかった」と言う事で、辺野古埋め立て案は採用されないだろうと書いておられる(ブログ)方があったので、
まだ諦めるのは早すぎたかなと、ちょっと期待したくなってきています。
本当はどうなのでしょう?

追記
首相、普天間移設先「辺野古付近」と明言 沖縄知事に2010年5月23日11時34分

グアム移転が決るまで 「グアム移転協定」の協力金の支出凍結を 

天木直人さんのブログ「鳩山総理はグアム移転協定を凍結すべき」に書いておられる、小泉元総理が「再編実施のための日米ロードマップ」と言うもので道筋を決め、中曽根前外相の下昨年2月誰もその内容を知らないうちに出来た「グアム移転協定」でクリントン国務長官に約束した、グアム移転費用の一部(28億ドル)を日本が持つと言う約束は、
政権交代がほぼ見込まれていたときに、殆ど国会審議もしないままに決められたものなのだから、
鳩山総理は普天間基地移設問題が決着するまで、グアム協定の実施を凍結する、財政支払いを停止する、というべきなのだ。と言う意見を書いておられる。

政権交代したのだから、前政権が勝手に決めたことについては、
この政権はその協定を見直したいと思っているという事を言っても、通らない事ではない様である。
それならば、搦め手から攻め立てたり、封じ手を編み出したりと、様々な手を使ってくる国を相手にしているのだから、
鳩山総理も「グアム移転協定」で出す事になっている協力金の凍結を、日本の手札にしても良いのではないだろうか?

鳩山総理には是非 あらゆる手札を駆使して、日米交渉に当たっていただきたいものである。

韓国哨戒艦沈没の原因断定される 

韓国哨戒艦沈没:北朝鮮魚雷が原因 合同調査団が断定2010年5月20日 10時28分
鳩山政権は天安沈没の原因を北朝鮮の魚雷とする米韓の調査団の判断を重んじて、これからの北朝鮮への対応は米韓に合わせると言う方針を決めたようである。

韓国哨戒艦沈没:鳩山首相「北朝鮮の行動は許し難い」
2010年5月20日 13時26分 更新:5月20日 14時0分

 韓国の哨戒艦沈没の原因が北朝鮮による魚雷攻撃と断定されたことを受け、政府は20日昼、鳩山由紀夫首相や岡田克也外相、北沢俊美防衛相らが首相官邸で関係閣僚会議を開いて対応を協議した。終了後、首相は「犠牲者及び家族の方々にお悔やみを申し上げる。我が国としては、韓国を強く支持する。北朝鮮の行動は許し難く、国際社会とともに強く非難する。今後の対応は、地域の平和と安定のため、韓国及び米国をはじめとする関係各国と引き続き緊密に連携・協力していく」とのコメントを発表した。平野博文官房長官は記者会見で「首相が各省庁に対し、関連情報の収集を強化し、国民の安全に万全を期すよう指示した」と語った。


田中宇さんの記事韓国軍艦天安沈没の深層を読んで、
アメリカと韓国が演習中に、両国軍の間に隠し事が有った為に、起きた事故であると言う説が、隠された真実であると、私は思っていたので、
米韓が調査を始めたと言うニュースを見たときには、
「誤魔化しの調査を始めたのかな」と頭から疑ってかかっていた。
しかしよく考えてみたら、田中宇さんもご自分で現地に行って調査されたわけではないのだから、
田中さんの説が真実で、今回の米韓の発表した事が謀略である、と言う根拠は何処にも無いのであった。

鳩山政権としたら、自分で調べる事は出来ないのだし、
例え調べる事ができたとしても、同盟国(日米安保は本来は軍事同盟等ではなかった筈なのだけれど・・・・・)が合同で出した結論を、頭から否定するなどできる事ではないだろう。
そんな事をしたら喧嘩を売っていることになってしまうし・・・・・

と言う事でこれからの北朝鮮への対応は、アメリカ等の方針に従わざるを得ないと、総理が判断されたのも、致し方の無い事だったのであろう。

しかしながら、クリントン国務長官が普天間基地移設についての詰めの会談を行うために、来日される直前に、こういう発表がなされたと言う事は、少々出来すぎてるな~という気がしなくもないけれど・・・・・

米国務長官 21日に来日 

米国務長官 21日に訪日 普天間問題協議
2010年5月19日 夕刊

 【ワシントン=嶋田昭浩】クローリー米国務次官補(広報担当)は十八日、クリントン国務長官が二十一日から日中韓の三カ国を訪問すると発表した。

 同国務長官は二十一日に東京で、岡田克也外相らと米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、詰めの協議を行う予定という。長官の訪日は昨年二月以来、二度目。

 クリントン長官は東京を訪れた後、同日中に上海を訪問して、上海万博を視察する。その後、北京へ移動し、ガイトナー財務長官と合流して二十四、二十五の両日に開かれる米中戦略・経済対話に出席する。

 二十六日にはソウルを訪問し、二十日公表予定の韓国海軍哨戒艦沈没の調査結果を踏まえて北朝鮮への対応などを話し合う見込み。


いよいよ普天間問題も、大詰めが近づいたようですね。
虚虚実実、色んな説が流されてきましたが、どういうう決着になるのでしょう。
楽しみですね。

般若心経 

今日は般若心経を写してみました。
般若心経は仏教のどの宗派であっても大事にしている経典だそうです。
この経典を写経するだけで、病が直ったと言う人もあると聞いた事があります。
科学万能の時代、そんなのは迷信と決め付けられるかもしれませんが、
医学と言うものも、日進月歩で変わっている模様ですね。
先週土曜日の「世界一受けたい授業」(読売テレビ)と次の日曜の「ネプサイエンス」(毎日放送)と続けて2つの番組で、同じような内容、今医学の常識が変っていると言う事を教えてくれていました。

その主なものは、これまで怪我をしたときには水洗いのあと消毒するのが常識だったけれど、
今はよく水洗いしたら、特別黴菌うようよの場所での怪我でなかったら、消毒薬は黴菌を傷つける前に皮膚組織を傷つけることになるから、消毒はしないほうが、返って治りが早くなるということが常識になっている。とか
プールで泳いだ後でも眼を水洗いするのは、眼の中にある3層の保護幕が破られるので、返って黴菌に汚染されやすくなる。
風邪で熱が出た場合、暖めるよりもすずしくしていた方が良い。とか
色々とこれまで医療の常識と思われていた事が否定されて、反対にこれまで悪いと思われていた事が推奨されるようになったことがたくさんあるそうです。

これまでの私達は医学の説を、絶対のものであると思い違いしていた所はないでしょうか?
今まで、二言目には「そんな非科学的な!」と言う言葉が断言を伴って、他者の言葉を封じ込める力を持っていたのではないでしょうか?

でも科学もまだ発展途上にあるというのは、専門家には常識であるらしいですね。
だから現代の科学では説明できない事でも、科学の常識に反するからと言ってそれを全否定するとしたら、
その人は科学的な人であるかどうか疑わしい事になるかもしれません。

こういうあやふやな事を言ってたら、それが迷信をはびこらせる原因であると言うのも又、
残念ながら事実であると思います。
本当の信仰心の無い人に摩訶不思議な事を言って脅して、信者にしてしまうというやり方をしている宗教も少なくないらしいですし・・・・・

私達は何事であっても、真実かどうかよく吟味しないで、丸信じしたらいけないという事は全ての事に当てはまると思います。
仏教で言うところの因果応報、原因結果の法則は常に忘れてはならないと思います。

常に原因と結果と言うものを比べ合わせて、相手の言っている事が事実であるか、嘘っぱちであるかを判断すると言う習慣は、絶対に捨ててはならないのではないかと思います。
そしてその論に少しでも疑問の余地が残っているときには、
疑問の余地があるということをちゃんと認識しておくべきなのではないでしょうか。

もともと生き物は、どうしてここまで精巧なものになる事が出来たのか?
進化論というものを信じさせられていたけれど、偶然の積み重ねだけで、
本当にここまで精巧な生命が形作られる事が有り得るのでしょうか?

般若心経では、観自在菩薩が深く思惟なさったところ、
この世の中の事は全て空であり、無である。
そして無明(迷い)も又無である。
だから無明(迷い)もなければ、無明(迷い)が無くなることもないと言う事を
「不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。」という様なことをさまざまな言葉で、繰り返し説いてあります。
迷いを無明と言うのは、「迷いとは真実の光が当たっていない状態」と言う事から、無明と言う字を当ててあるのだそうです。
仏教で「尽十方無碍光如来」と言う御名がありますが、智慧は光に例えられるもののようですね。
無明(迷い)とは光の下にさらされたら、無くなってしまうものという事のようです。

そしてこの世にあると信じていた様々なものが全て、顛倒夢想である事が分かったら、心が軽くなるから、
「能除一切苦、」で、全ての苦しみから解き放たれる。だから本来無いのにあると思い違いして苦しんでいた心因性の病気などは、軽く直ってもおかしくないと言うことなのでしょう。
心が無罣礙(心に引っ掛かりが無く)なると、生命が本来持っている、免疫力などの様々な防護作用が縦横に働くし、
又不必要に恐怖したために起きていたトラブルなどからも、真理を知る事でこころが開放されたお陰で、症状が無くなるということも、それ程おかしな理論ではないと思えます。

般若の知恵を授かったら、波羅つまりキリシタンの言うところのハライソ、仏教では極楽浄土と呼ばれているところに、行く事が出来ると言うのが、般若心経の趣旨であると、私は聞いています。
そして常にそういう意識で居られるようになりたいと、渇望しています。
(と言う事は、私はまだその心境には達する事が出来ていないと言う事なのですが・・・・・)

それでは「般若心経」を、ここにコピーさせて頂きます。

仏説摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智亦無得。以無所得故、菩提薩埵、依般若波羅蜜多故、心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多呪。
即説呪曰、羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経

アメリカ軍の抑止力とは? 

今日の志村建世のブログ(5月15日)の記事
「貧困大国アメリカⅡ」を読む(2)にはショックを受けました。
アメリカでは最近ホームレスをする事を違法として、路上生活者は即刑務所に入れられることになっているのだとか。
ホームレスを法律違反者として捕まえる事に法律を変えたのには、
懲役刑の賃金は一般の10分の1に設定されているので、
受刑者を低賃金労働者として使う事を目的としていたらしい。
刑期が終わって出所しても、仕事が見つからないから、又罪を犯す事が多い。
3回罪を犯したら終身刑になる。スリーストライク法と言う条例が、多くの州で出来ていて、
これらの法律は、新しい形の奴隷製造制度となっているのだそうです。

又、失業者は下手してそういう奴隷になってしまったらたら大変ということで、
少々条件が悪くても、就職口が有ったらそれに飛びつくから、
アメリカの労働条件は、どんどん悪くなっているという事です。

一昔前だったら、
世界の秩序を守っているアメリカと言う構図も有ったかもしれませんが、
今やアメリカは世界の秩序を壊している元凶のひとつに、なっているのではないでしょうか。

20世紀の終わり頃、戦争請負会社が認可され、アフリカで仕事をしていると言う、テレビ・ドキュメントを見た記憶があります。
正規の軍人だったら戦争が無くても、その身分は損なわれる恐れはありませんが、
戦争請負会社の社員は、戦争が無かったら、即失業と言う事になってしまうでしょう。
企業と言うのは営業活動をするのが常ですから、戦争請負会社も営業活動をやる事でしょう。

戦争請負会社が営業活動をするようになったら、どういうことになるか?
戦争とは大っぴらに殺人をやることです。
人殺しを商売にする事を、政府が正式に許可したと言うのが、
諸悪の根源と言う気がします。

今のアメリカは世界の秩序を守っているというより、
世界を脅迫している存在に落ちぶれているのではないでしょうか。
今の米軍基地が日本に提供してくれている抑止力とは、
ヤクザにショバ代を払えば、やられないで済むという意味での、
抑止力に過ぎないのではないでしょうか?

中東の国々の人々が不当な攻撃で蹂躙され続け、
アメリカ軍の無人機で無差別殺人をされているのも見て見ぬ振りをして、
自国が悪魔のような国に思いやり予算という名の戦争資金を貢ぎ続け、
中東攻撃の発進基地にさせているのを、見逃し続けると言うのが、
これまでの自公政権のとった自己保身の道でしたが、
私達はその過ちを、新政権でもそのまま続けさせていて良いのでしょうか?

今のアメリカは自国民をさえ見捨てて奴隷にしてでも、利を貪りたい人々が牛耳っている国なのです。
そんな国に力を与え続けていたら、「明日は我が身」
同じ運命が日本人の上にも待っているのではないでしょうか?
日本人の立場の弱い層から順々に、今以上に搾取され続け、
救われようの無い状態になりかねないのではないでしょうか。

普天間基地のアメリカ領土への帰還が決ったら、
次に日本政府はアメリカ駐留軍への、思いやり予算の取り止めに取り掛かって行かねばならないのではないでしょうか?
米軍に戦争の資金になるお金を貢ぎ続ける事は、世界の庶民に対する裏切り行為であると思います。
米軍が資金不足で戦争が出来なくなったら、
その方が一般のアメリカ人だって、これまでよりは楽になられるのではないかと思えますし・・・・・

タイ タクシン派 軍と新たな衝突 

タイでの反政府運動は、バンコクで抗議行動が始まってから13日で2ヶ月になっている。([タイ]タクシン派赤服、バンコクで反政府集会
タクシン派の人たちがどうしてこんなに息長く、抗議行動を続ける事が出来るのか?と、
不思議な気がしていた。

「馬上行動」と言うブログで「タイのタクシン派と反タクシン派の対立は何がもとになっているのか」と言う記事で、タクシン元首相と、反対派とのいきさつが詳しく書いてあった。

民主主義を取り入れている以上、選挙結果に従わねばならないはずなのだけれど、
反タクシン派は国民の6割の支持層を持つタクシン派の政権を許さないために、あらゆる手を使ってきているらしい。
タクシン派の人々の大部分は貧しい農民であり、反タクシン派の人々は都市生活者で、富裕階級が元になっている。
タクシン首相は都市の富を貧しい農村に与える事で、貧しい農民を助ける政策を採ったが、
都市部の者の目には自分達の富を、タクシンが自分の政権のシンパを作るための買収費用に当てていると映って、タクシン首相が許せないと言う事のようである。

今の日本でも昨年の政権交代で、これまでの富裕層優遇一辺倒であった政権が、選挙で交代した事で期待が膨らんでいるところに、マスコミや検察、対米従属主義者達の反乱で、政権が揺さぶられ続けている。
タイのタクシン政権が出来、それが破壊されて来た経緯と、今の日本の状況とどこか一脈通ずるところが有るような気がする。
繰り返された権力(実質的な権力-財界)の横暴、
民主主義の蹂躙に、大人しいと言われていたタイ国民の怒りも、相当のところまで煮詰まっていたのだろうと思われる。

やがて雨季が来たら、農民は植え付けの仕事があるから、それまで何とか持ちこたえようと、
現政権は頑張っていたらしいが、
5月13日反タクシン派(UDD反独裁民主戦線)の指導者カティヤ陸軍少将が銃撃された事で(タイ:タクシン派少将銃撃 軍と衝突、1人死亡 地方にも非常事態宣言)状況は激化している模様である。

都心部繁華街を占拠しているタクシン派「反独裁民主戦線」(UDD)は14日も占拠を継続。軍は装甲車を出動させ、占拠地域を含む約3キロ四方を封鎖し人や車両の出入りを厳しく規制する方針。地元紙によると封鎖範囲内にある米国、英国、オランダ大使館は14日、臨時閉館を決めた。


軍と衝突を始めて、市民戦線に勝機は有るのだろうか?

信楽高原鉄道事故から19年 

19年…あの日の悲惨さ忘れず
信楽鉄道事故の追悼法要

 遺族や関係者が出席して営まれた犠牲者追悼法要(14日午前10時27分、甲賀市信楽町黄瀬)
 42人が死亡した1991年の信楽高原鉄道(SKR)とJR西日本の列車衝突事故から19年たった14日、滋賀県甲賀市信楽町黄瀬の事故現場近くの慰霊碑前で、犠牲者追悼法要が営まれた。遺族やSKR、JR西の社員ら約百人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。


その後に福知山線の脱線事故で、印象が幾らか薄くなってしまったけれど、
信楽高原鉄道の事故は、悲惨を極めたものであった。
亡くなった人が42人と多数である上に、重傷を負って不具になられた方も、大変な人数であったと聞く。
それは悲惨な事故であった。

信楽高原鉄道の事故は、信楽町が力を入れて開いていた「信楽陶芸博」が開会されて間もない頃の事であった。
事故は水曜日であったが、私はこの事故の前の週の土曜日に、
まだ小学校4年生だった娘と夫と3人で、信楽高原鉄道に乗って陶芸博を見に行っていた。
土曜日のお昼ごろに乗った高原鉄道は、意外にも空いていて、悠々と座って行けたのだった。
信楽高原鉄道の名前の通り、鉄道は高原に向かって坂道を登っていくので、
崖に自生した満開の藤やツツジの美しい花が、すぐ近くに次々と現れ、それは素敵な光景であった。
その頃、信楽行きの始発駅「貴生川駅」の地元に住んでいたけれど、
信楽高原鉄道がJRから独立してからは、私達には初めて乗る信楽高原鉄道だった。
それで私達には信楽高原鉄道は、こんな素敵な鉄道だったのかと見直しさせられる思いであった。

陶芸博のちょっと前に有った彦根の「古城博」では、余りの商業主義と、内容の無さにがっかりして、
当時私達は博覧会と言うものに、あまり期待できない心境になっていたのだけれど、
信楽の陶芸博は、広い区域が整備されているし、色々な心のこもったイベントも用意され
出品しておられる窯元が、本気で力を入れておられる事が分かる、素晴らしいものであった。
「この博覧会は古城博と違う」と、私達は話し合っていた。

事故に会われ亡くなったり、怪我をされた方々のことを思ったら、
続けたいなどとは言えなかっただろうけれど、
そんな素晴らしい陶芸博を途中止めせざるを得なくなった、
信楽町の関係者や窯元の人たちは、どんなにか無念だった事だろうと、
陶芸博関係者の方々にも、私は同情を禁じえない思いであった。

当時事故の話を色々と聞いた記憶によると、
高原鉄道の信号が、予定の時間になっても赤のままになっていて、
本来なら発車してはいけない状況にあったが、
駅の責任者(確か助役さんだったかと思う)の人が、信号機の故障であろうと見込みをつけて、
「わしが責任を取る」と言って、自分も電車に乗り込んで赤信号のまま、
貴生川駅には何も連絡をせずに、発車させてしまったと言う話であった。
貴生川駅のJRの電車の運転手は、信楽駅から赤信号発車で、
電車が貴生川に向かっているとは思いも染めないで、定刻通りに信楽に向かって発車させ、
高原鉄道の真ん中あたりで正面衝突したらしい。

当時私が疑問に思ったのは、信楽駅の助役さんはどうして貴生川駅に、
事情を電話連絡しなかったのだろう?と言う事であった。
今のように携帯電話の時代にはなっていなかったとは言え、
電話で連絡するなど全然手間がかかる事でもないのに、
信楽駅から貴生川駅に対して、全然電話連絡していなかったものの様であった。
何故このような事に疑問を持つかと言うと、
衝突するまで約15分間あったのだから、
相手の電車に知らせる時間は十分有ったはずだったのに、
しなかったのは何故かという事が不思議だったのである。

もしかしたら・・・・と当時私が想像したのは、
もともと信楽高原鉄道は国鉄の路線の一部であった。
それが国鉄民営化で、JRと私鉄に分けられたのであった。
国鉄時代の同僚が、一方は大会社のJR社員と言う事で、
何かと信楽高原鉄道の社員に対して、横柄な態度をとっていたのではないだろうか?
JRの社員の方にはその気が無くても、
信楽高原鉄道に追いやられた(と思っていた)その助役には、事毎に馬鹿にされているような、被害者意識があったのではないだろうかと、想像できる。
それで出来ればJRの駅に電話を入れたくなかったのではないだろうか?

電話するくらいなら死んだほうがマシとまでは意識しないまでも、
あれほどの大事故になるとは思いもかけないまま、電話せずに済む方法として、
「わしが責任を取る」と言って電車に乗り込む事を、助役は選んでしまったのではないかという事であった。

これは飽くまでも、当時想像した事に過ぎないのだけれど・・・・・

(訂正)
陶芸博と書きましたが、陶芸祭の間違いでした。(記憶違いでした)

国家公務員法改正案衆院内閣委、強行採決 

国家公務員法改正案:衆院内閣委、強行採決 「総人件費2割減」示さず 
衆院内閣委員会は12日、「内閣人事局」設置などを柱とする国家公務員法改正案の採決を強行し、民主党の賛成多数で可決した。公務員制度改革の全体像を示さないまま「首相官邸主導の幹部人事」を優先した法案に野党は、民主党が昨夏の衆院選で掲げた「国家公務員の総人件費2割削減」の道筋が示されていない、と批判を浴びせた。【青木純、笈田直樹】


色々の問題の残る法案であったようであるが、
天下りを禁止しているそうである。
これまで天下り先企業や団体を維持するために、多額の税金を投じていたのだから、
それにかかる費用を考えたら、国家公務員の総人件費2割削減の道筋が出来ていないとしても、
国としてかかる費用は、大幅に削減できるはずだと思う。

それに、順々に出世から取り残された人を辞めさせて行っていたら、
省内トップに残った人を牽制する人が全然居ない事になるから、
トップの権力が大きくなりすぎて、その人物が道を間違えたときに、ブレーキをかける者が誰も無い状態であった事も、公務員が劣化した原因のひとつとしてあるのではないだろうか?
省内に絶対権力者を作らないためにも、これまでの人事の習慣は改めるべきであると思う。
部外者としての想像だけれど・・・・・

イギリスでも政権交代 

英・ブラウン首相の辞任受け、保守党・キャメロン党首が新首相に就任 43歳の新首相
イギリスで、43歳の首相が誕生した。イギリスのブラウン首相は11日、総選挙での敗北を受け、辞任し、第1党となった保守党のキャメロン党首が新しい首相に就任して、連立政権樹立に着手した。
激しい駆け引きは5日目に決着し、13年ぶりの政権交代、そして、43歳の新首相誕生となった。
キャメロン新首相(43)は、「強い政府となるため、政党の違いを乗り越え、連立政権を樹立し、国益のために全力を尽くす。『チェンジ』には、政府だけでなく、国民の協力も必要だ」と述べた。
キャメロン新首相は、初めての会見で、安定した強い政権づくりに向け、第3党・自民党との連立政権樹立を表明した。
自民党のクレッグ党首もこれを受け入れ、副首相に就任する。
クレッグ党首(43)は「政党は違うが、イギリスが直面する問題に協力して取り組む」と述べた。
キャメロン新首相は、これに先立ち、バッキンガム宮殿を訪れ、エリザベス女王から手にキスを受ける儀式を行い、正式に首相に任命された。
キャメロン新首相は43歳で、1812年のジェンキンソン首相(42)に次ぐ若い首相になる。
また2人の子どもの父親で、現在妊娠中のサマンサ夫人は9月に出産予定。
イギリスで連立政権が誕生するのは、第2次世界大戦のチャーチル内閣以来となる。
キャメロン新首相は今後、安定政権を目指し、財政赤字など山積する難題に取り組むことになる。
(05/12 12:55)


日本で小選挙区制導入を小沢一郎が言い出したのは、イギリスの選挙制度を見習っての事であったそうである。
小選挙区制にしたら2大政党が出来て、安定した議会運営が出来やすいと言う考えからであったそうであるが、
今回のイギリスの総選挙で、それは見事に否定される事になった。
小選挙区制度では、ちょっとの得票率の動きが、大きな議席数の変動に繋がりやすいから、
選挙直前のブラウン首相の失言が、大きく響いて与党敗北と言う結果を招く事になった。

選挙で国民の意思を本当に尊重してくれるのなら、昔のように参議院全国区とか中選挙区制で、出来るだけし死に票がでない仕組みにするべきであると思う。
小選挙区制では、全て1人区だから極端な場合、当選者と1票の差であっても、
もう一方の候補は落選となる。
殆ど同数の人の意思が、完全に無視される事になるのである。
こんな馬鹿な事は無いと思っていたけれど、その上政治的にも目的が遂げられないのであるならば、
小選挙区制の存在理由はどこにあるのだろうか?
少数政党が出にくくなった方が、大政党はやりやすいというのだろうけれど、
それでは民意を封じ込める選挙制度と言うことになるのではないだろうか?

今回の事でイギリスは選挙制度を変えると言う情報もあるが、
日本も戦後日本で採用していた中選挙区制に戻して、
もっと多くの民意を取り入れられる制度にしてもらいたいものである。

原発がどんなものか知ってほしい 

原発がどんなものか知ってほしいという、元原発技術者平井憲夫さんの記録を、以前このブログに記事として載せたことがあったのだけれど、いつの間にかその記事は消えてなくなっていた。
元記事も消えていたらしいのだけれど、再掲示されていたので、もう一度ここにコピーさせて頂く。

原発がどんなものか知ってほしい(全)
平井憲夫
私は原発反対運動家ではありません
 私は原発反対運動家ではありません。二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。
1. 私は原発反対運動家ではありません
2. 「安全」は机上の話
3. 素人が造る原発
4. 名ばかりの検査・検査官
5. いいかげんな原発の耐震設計
6. 定期点検工事も素人が
7. 放射能垂れ流しの海
8. 内部被爆が一番怖い
9. 普通の職場環境とは全く違う
10. 「絶対安全」だと5時間の洗脳教育
11. だれが助けるのか
12. びっくりした美浜原発細管破断事故!
13. もんじゅの大事故
14. 日本のプルトニウムがフランスの核兵器に?
15. 日本には途中でやめる勇気がない
16. 廃炉も解体も出来ない原発
17. 「閉鎖」して、監視・管理
18. どうしようもない放射性廃棄物
19. 住民の被曝と恐ろしい差別
20. 私、子供生んでも大丈夫ですか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ。
21. 原発がある限り、安心できない
著者 平井憲夫さんについて
________________________________________
私は原発反対運動家ではありません。
 二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。
 はじめて聞かれる話も多いと思います。どうか、最後まで読んで、それから、原発をどうしたらいいか、みなさんで考えられたらいいと思います。原発について、設計の話をする人はたくさんいますが、私のように施工、造る話をする人がいないのです。しかし、現場を知らないと、原発の本当のことは分かりません。
 私はプラント、大きな化学製造工場などの配管が専門です。二○代の終わりごろに、日本に原発を造るというのでスカウトされて、原発に行きました。一作業負だったら、何十年いても分かりませんが、現場監督として長く働きましたから、原発の中のことはほとんど知っています。
「安全」は机上の話 
去年(一九九五年)の一月一七日に阪神大震災が起きて、国民の中から「地震で原発が壊れたりしないか」という不安の声が高くなりました。原発は地震で本当に大丈夫か、と。しかし、決して大丈夫ではありません。国や電力会社は、耐震設計を考え、固い岩盤の上に建設されているので安全だと強調していますが、これは机上の話です。
 この地震の次の日、私は神戸に行ってみて、余りにも原発との共通点の多さに、改めて考えさせられました。まさか、新幹線の線路が落下したり、高速道路が横倒しになるとは、それまで国民のだれ1人考えてもみなかったと思います。
 世間一般に、原発や新幹線、高速道路などは官庁検査によって、きびしい検査が行われていると思われています。しかし、新幹線の橋脚部のコンクリートの中には型枠の木片が入っていたし、高速道路の支柱の鉄骨の溶接は溶け込み不良でした。一見、溶接がされているように見えていても、溶接そのものがなされていなくて、溶接部が全部はずれてしまっていました。
 なぜ、このような事が起きてしまったのでしょうか。その根本は、余りにも机上の設計ばかりに重点を置いていて、現場の施工、管理を怠ったためです。それが直接の原因ではなくても、このような事故が起きてしまうのです。
素人が造る原発 
原発でも、原子炉の中に針金が入っていたり、配管の中に道具や工具を入れたまま配管をつないでしまったり、いわゆる人が間違える事故、ヒューマンエラーがあまりにも多すぎます。それは現場にブロの職人が少なく、いくら設計が立派でも、設計通りには造られていないからです。机上の設計の議論は、最高の技量を持った職人が施工することが絶対条件です。しかし、原発を造る人がどんな技量を持った人であるのか、現場がどうなっているのかという議論は1度もされたことがありません。
 原発にしろ、建設現場にしろ、作業者から検査官まで総素人によって造られているのが現実ですから、原発や新幹線、高速道路がいつ大事故を起こしても、不思議ではないのです。
 日本の原発の設計も優秀で、二重、三重に多重防護されていて、どこかで故障が起きるとちゃんと止まるようになっています。しかし、これは設計の段階までです。施工、造る段階でおかしくなってしまっているのです。
 仮に、自分の家を建てる時に、立派な一級建築士に設計をしてもらっても、大工や左官屋の腕が悪かったら、雨漏りはする、建具は合わなくなったりしますが、残念ながら、これが日本の原発なのです。
 ひとむかし前までは、現場作業には、棒心(ぼうしん)と呼ばれる職人、現場の若い監督以上の経験を積んだ職人が班長として必ずいました。職人は自分の仕事にプライドを持っていて、事故や手抜きは恥だと考えていましたし、事故の恐ろしさもよく知っていました。それが十年くらい前から、現場に職人がいなくなりました。全くの素人を経験不問という形で募集しています。素人の人は事故の怖さを知らない、なにが不正工事やら手抜きかも、全く知らないで作業しています。それが今の原発の実情です。
 例えば、東京電力の福島原発では、針金を原子炉の中に落としたまま運転していて、1歩間違えば、世界中を巻き込むような大事故になっていたところでした。本人は針金を落としたことは知っていたのに、それがどれだけの大事故につながるかの認識は全然なかったのです。そういう意味では老朽化した原発も危ないのですが、新しい原発も素人が造るという意味で危ないのは同じです。
 現場に職人が少なくなってから、素人でも造れるように、工事がマニュアル化されるようになりました。マニュアル化というのは図面を見て作るのではなく、工場である程度組み立てた物を持ってきて、現場で1番と1番、2番と2番というように、ただ積木を積み重ねるようにして合わせていくんです。そうすると、今、自分が何をしているのか、どれほど重要なことをしているのか、全く分からないままに造っていくことになるのです。こういうことも、事故や故障がひんぱんに起こるようになった原因のひとつです。
 また、原発には放射能の被曝の問題があって後継者を育てることが出来ない職場なのです。原発の作業現場は暗くて暑いし、防護マスクも付けていて、互いに話をすることも出来ないような所ですから、身振り手振りなんです。これではちゃんとした技術を教えることができません。それに、いわゆる腕のいい人ほど、年問の許容線量を先に使ってしまって、中に入れなくなります。だから、よけいに素人でもいいということになってしまうんです。
 また、例えば、溶接の職人ですと、目がやられます。30歳すぎたらもうだめで、細かい仕事が出来なくなります。そうすると、細かい仕事が多い石油プラントなどでは使いものになりませんから、だったら、まあ、日当が安くても、原発の方にでも行こうかなあということになります。
 皆さんは何か勘違いしていて、原発というのはとても技術的に高度なものだと思い込んでいるかも知れないけれど、そんな高級なものではないのです。
 ですから、素人が造る原発ということで、原発はこれから先、本当にどうしようもなくなってきます。
名ばかりの検査・検査官 
原発を造る職人がいなくなっても、検査をきっちりやればいいという人がいます。しかし、その検査体制が問題なのです。出来上がったものを見るのが日本の検査ですから、それではダメなのです。検査は施工の過程を見ることが重要なのです。
 検査官が溶接なら溶接を、「そうではない。よく見ていなさい。このようにするんだ」と自分でやって見せる技量がないと本当の検査にはなりません。そういう技量の無い検査官にまともな検査が出来るわけがないのです。メーカーや施主の説明を聞き、書類さえ整っていれば合格とする、これが今の官庁検査の実態です。
 原発の事故があまりにもひんぱんに起き出したころに、運転管理専門官を各原発に置くことが閣議で決まりました。原発の新設や定検(定期検査)のあとの運転の許可を出す役人です。私もその役人が素人だとは知っていましたが、ここまでひどいとは知らなかったです。
 というのは、水戸で講演をしていた時、会場から「実は恥ずかしいんですが、まるっきり素人です」と、科技庁(科学技術庁)の者だとはっきり名乗って発言した人がいました。その人は「自分たちの職場の職員は、被曝するから絶対に現場に出さなかった。折から行政改革で農水省の役人が余っているというので、昨日まで養蚕の指導をしていた人やハマチ養殖の指導をしていた人を、次の日には専門検査官として赴任させた。そういう何にも知らない人が原発の専門検査官として運転許可を出した。美浜原発にいた専門官は三か月前までは、お米の検査をしていた人だった」と、その人たちの実名を挙げて話してくれました。このようにまったくの素人が出す原発の運転許可を信用できますか。
 東京電力の福島原発で、緊急炉心冷却装置(ECCS)が作動した大事故が起きたとき、読売新聞が「現地専門官カヤの外」と報道していましたが、その人は、自分の担当している原発で大事故が起きたことを、次の日の新聞で知ったのです。なぜ、専門官が何も知らなかったのか。それは、電力会社の人は専門官がまったくの素人であることを知っていますから、火事場のような騒ぎの中で、子どもに教えるように、いちいち説明する時間がなかったので、その人を現場にも入れないで放って置いたのです。だから何も知らなかったのです。
 そんないい加減な人の下に原子力検査協会の人がいます。この人がどんな人かというと、この協会は通産省を定年退職した人の天下り先ですから、全然畑違いの人です。この人が原発の工事のあらゆる検査の権限を持っていて、この人の0Kが出ないと仕事が進まないのですが、検査のことはなにも知りません。ですから、検査と言ってもただ見に行くだけです。けれども大変な権限を持っています。この協会の下に電力会社があり、その下に原子炉メーカーの日立・東芝・三菱の三社があります。私は日立にいましたが、このメーカーの下に工事会社があるんです。つまり、メーカーから上も素人、その下の工事会社もほとんど素人ということになります。だから、原発の事故のことも電力会社ではなく、メー力-でないと、詳しいことは分からないのです。
 私は現役のころも、辞めてからも、ずっと言っていますが、天下りや特殊法人ではなく、本当の第三者的な機関、通産省は原発を推進しているところですから、そういう所と全く関係のない機関を作って、その機関が検査をする。そして、検査官は配管のことなど経験を積んだ人、現場のたたき上げの職人が検査と指導を行えば、溶接の不具合や手抜き工事も見抜けるからと、一生懸命に言ってきましたが、いまだに何も変わっていません。このように、日本の原発行政は、余りにも無責任でお粗末なものなんです。
いいかげんな原発の耐震設計
 阪神大震災後に、慌ただしく日本中の原発の耐震設計を見直して、その結果を九月に発表しましたが、「どの原発も、どんな地震が起きても大丈夫」というあきれたものでした。私が関わった限り、初めのころの原発では、地震のことなど真面目に考えていなかったのです。それを新しいのも古いのも一緒くたにして、大丈夫だなんて、とんでもないことです。1993年に、女川原発の一号機が震度4くらいの地震で出力が急上昇して、自動停止したことがありましたが、この事故は大変な事故でした。なぜ大変だったかというと、この原発では、1984年に震度5で止まるような工事をしているのですが、それが震度5ではないのに止まったんです。わかりやすく言うと、高速道路を運転中、ブレーキを踏まないのに、突然、急ブレーキがかかって止まったと同じことなんです。これは、東北電力が言うように、止まったからよかった、というような簡単なことではありません。5で止まるように設計されているものが4で止まったということは、5では止まらない可能性もあるということなんです。つまり、いろんなことが設計通りにいかないということの現れなんです。
 こういう地震で異常な止まり方をした原発は、1987年に福島原発でも起きていますが、同じ型の原発が全国で10もあります。これは地震と原発のことを考えるとき、非常に恐ろしいことではないでしょうか。
定期点検工事も素人が
 原発は1年くらい運転すると、必ず止めて検査をすることになっていて、定期検査、定検といっています。原子炉には70気圧とか、150気圧とかいうものすごい圧力がかけられていて、配管の中には水が、水といっても300℃もある熱湯ですが、水や水蒸気がすごい勢いで通っていますから、配管の厚さが半分くらいに薄くなってしまう所もあるのです。そういう配管とかバルブとかを、定検でどうしても取り替えなくてはならないのですが、この作業に必ず被曝が伴うわけです。
 原発は一回動かすと、中は放射能、放射線でいっぱいになりますから、その中で人間が放射線を浴びながら働いているのです。そういう現場へ行くのには、自分の服を全部脱いで、防護服に着替えて入ります。防護服というと、放射能から体を守る服のように聞こえますが、そうではないんですよ。放射線の量を計るアラームメーターは防護服の中のチョッキに付けているんですから。つまり、防護服は放射能を外に持ち出さないための単なる作業着です。作業している人を放射能から守るものではないのです。だから、作業が終わって外に出る時には、パンツー枚になって、被曝していないかどうか検査をするんです。体の表面に放射能がついている、いわゆる外部被曝ですと、シャワーで洗うと大体流せますから、放射能がゼロになるまで徹底的に洗ってから、やっと出られます。
 また、安全靴といって、備付けの靴に履き替えますが、この靴もサイズが自分の足にきちっと合うものはありませんから、大事な働く足元がちゃんと定まりません。それに放射能を吸わないように全面マスクを付けたりします。そういうかっこうで現場に入り、放射能の心配をしながら働くわけですから、実際、原発の中ではいい仕事は絶対に出来ません。普通の職場とはまったく違うのです。
 そういう仕事をする人が95%以上まるっきりの素人です。お百姓や漁師の人が自分の仕事が暇な冬場などにやります。言葉は悪いのですが、いわゆる出稼ぎの人です。そういう経験のない人が、怖さを全く知らないで作業をするわけです。
 例えば、ボルトをネジで締める作業をするとき、「対角線に締めなさい、締めないと漏れるよ」と教えますが、作業する現場は放射線管理区域ですから、放射能がいっぱいあって最悪な所です。作業現場に入る時はアラームメーターをつけて入りますが、現場は場所によって放射線の量が違いますから、作業の出来る時間が違います。分刻みです。
 現場に入る前にその日の作業と時間、時間というのは、その日に浴びてよい放射能の量で時間が決まるわけですが、その現場が20分間作業ができる所だとすると、20分経つとアラ-ムメーターが鳴るようにしてある。だから、「アラームメーターが鳴ったら現場から出なさいよ」と指示します。でも現場には時計がありません。時計を持って入ると、時計が放射能で汚染されますから腹時計です。そうやって、現場に行きます。
 そこでは、ボルトをネジで締めながら、もう10分は過ぎたかな、15分は過ぎたかなと、頭はそっちの方にばかり行きます。アラームメーターが鳴るのが怖いですから。アラームメーターというのはビーッととんでもない音がしますので、初めての人はその音が鳴ると、顔から血の気が引くくらい怖いものです。これは経験した者でないと分かりません。ビーッと鳴ると、レントゲンなら何十枚もいっぺんに写したくらいの放射線の量に当たります。ですからネジを対角線に締めなさいと言っても、言われた通りには出来なくて、ただ締めればいいと、どうしてもいい加滅になってしまうのです。すると、どうなりますか。
放射能垂れ流しの海 
冬に定検工事をすることが多いのですが、定検が終わると、海に放射能を含んだ水が何十トンも流れてしまうのです。はっきり言って、今、日本列島で取れる魚で、安心して食べられる魚はほとんどありません。日本の海が放射能で汚染されてしまっているのです。
 海に放射能で汚れた水をたれ流すのは、定検の時だけではありません。原発はすごい熱を出すので、日本では海水で冷やして、その水を海に捨てていますが、これが放射能を含んだ温排水で、一分間に何十トンにもなります。
 原発の事故があっても、県などがあわてて安全宣言を出しますし、電力会社はそれ以上に隠そうとします。それに、国民もほとんど無関心ですから、日本の海は汚れっぱなしです。
 防護服には放射性物質がいっぱいついていますから、それを最初は水洗いして、全部海に流しています。排水口で放射線の量を計ると、すごい量です。こういう所で魚の養殖をしています。安全な食べ物を求めている人たちは、こういうことも知って、原発にもっと関心をもって欲しいものです。このままでは、放射能に汚染されていないものを選べなくなると思いますよ。
 数年前の石川県の志賀原発の差止め裁判の報告会で、八十歳近い行商をしているおばあさんが、こんな話をしました。「私はいままで原発のことを知らなかった。今日、昆布とわかめをお得意さんに持っていったら、そこの若奥さんに「悪いけどもう買えないよ、今日で終わりね、志賀原発が運転に入ったから」って言われた。原発のことは何も分からないけど、初めて実感として原発のことが分かった。どうしたらいいのか」って途方にくれていました。みなさんの知らないところで、日本の海が放射能で汚染され続けています。
内部被爆が一番怖い
 原発の建屋の中は、全部の物が放射性物質に変わってきます。物がすべて放射性物質になって、放射線を出すようになるのです。どんなに厚い鉄でも放射線が突き抜けるからです。体の外から浴びる外部被曝も怖いですが、一番怖いのは内部被曝です。
 ホコリ、どこにでもあるチリとかホコリ。原発の中ではこのホコリが放射能をあびて放射性物質となって飛んでいます。この放射能をおびたホコリが口や鼻から入ると、それが内部被曝になります。原発の作業では片付けや掃除で一番内部被曝をしますが、この体の中から放射線を浴びる内部被曝の方が外部被曝よりもずっと危険なのです。体の中から直接放射線を浴びるわけですから。
 体の中に入った放射能は、通常は、三日くらいで汗や小便と一緒に出てしまいますが、三日なら三日、放射能を体の中に置いたままになります。また、体から出るといっても、人間が勝手に決めた基準ですから、決してゼロにはなりません。これが非常に怖いのです。どんなに微量でも、体の中に蓄積されていきますから。
 原発を見学した人なら分かると思いますが、一般の人が見学できるところは、とてもきれいにしてあって、職員も「きれいでしょう」と自慢そうに言っていますが、それは当たり前なのです。きれいにしておかないと放射能のホコリが飛んで危険ですから。
 私はその内部被曝を百回以上もして、癌になってしまいました。癌の宣告を受けたとき、本当に死ぬのが怖くて怖くてどうしようかと考えました。でも、私の母が何時も言っていたのですが、「死ぬより大きいことはないよ」と。じゃ死ぬ前になにかやろうと。原発のことで、私が知っていることをすべて明るみに出そうと思ったのです。
普通の職場環境とは全く違う 
放射能というのは蓄積します。いくら徴量でも十年なら十年分が蓄積します。これが怖いのです。日本の放射線管理というのは、年間50ミリシーベルトを守ればいい、それを越えなければいいという姿勢です。
 例えば、定検工事ですと三ケ月くらいかかりますから、それで割ると一日分が出ます。でも、放射線量が高いところですと、一日に五分から七分間しか作業が出来ないところもあります。しかし、それでは全く仕事になりませんから、三日分とか、一週間分をいっぺんに浴びせながら作業をさせるのです。これは絶対にやってはいけない方法ですが、そうやって10分間なり20分間なりの作業ができるのです。そんなことをすると白血病とかガンになると知ってくれていると、まだいいのですが……。電力会社はこういうことを一切教えません。
 稼動中の原発で、機械に付いている大きなネジが一本緩んだことがありました。動いている原発は放射能の量が物凄いですから、その一本のネジを締めるのに働く人三十人を用意しました。一列に並んで、ヨーイドンで七メートルくらい先にあるネジまで走って行きます。行って、一、二、三と数えるくらいで、もうアラームメーターがビーッと鳴る。中には走って行って、ネジを締めるスパナはどこにあるんだ?といったら、もう終わりの人もいる。ネジをたった一山、二山、三山締めるだけで百六十人分、金額で四百万円くらいかかりました。
 なぜ、原発を止めて修理しないのかと疑問に思われるかもしれませんが、原発を一日止めると、何億円もの損になりますから、電力会社は出来るだけ止めないのです。放射能というのは非常に危険なものですが、企業というものは、人の命よりもお金なのです。
「絶対安全」だと五時間の洗脳教育 
原発など、放射能のある職場で働く人を放射線従事者といいます。日本の放射線従事者は今までに約二七万人ですが、そのほとんどが原発作業者です。今も九万人くらいの人が原発で働いています。その人たちが年一回行われる原発の定検工事などを、毎日、毎日、被曝しながら支えているのです。
 原発で初めて働く作業者に対し、放射線管理教育を約五時間かけて行います。この教育の最大の目的は、不安の解消のためです。原発が危険だとは一切教えません。国の被曝線量で管理しているので、絶対大丈夫なので安心して働きなさい、世間で原発反対の人たちが、放射能でガンや白血病に冒されると言っているが、あれは“マッカナ、オオウソ”である、国が決めたことを守っていれば絶対に大丈夫だと、五時間かけて洗脳します。  
 こういう「原発安全」の洗脳を、電力会社は地域の人にも行っています。有名人を呼んで講演会を開いたり、文化サークルで料理教室をしたり、カラー印刷の立派なチラシを新聞折り込みしたりして。だから、事故があって、ちょっと不安に思ったとしても、そういう安全宣伝にすぐに洗脳されてしまって、「原発がなくなったら、電気がなくなって困る」と思い込むようになるのです。
 私自身が二〇年近く、現場の責任者として、働く人にオウムの麻原以上のマインド・コントロール、「洗脳教育」をやって来ました。何人殺したかわかりません。みなさんから現場で働く人は不安に思っていないのかとよく聞かれますが、放射能の危険や被曝のことは一切知らされていませんから、不安だとは大半の人は思っていません。体の具合が悪くなっても、それが原発のせいだとは全然考えもしないのです。作業者全員が毎日被曝をする。それをいかに本人や外部に知られないように処理するかが責任者の仕事です。本人や外部に被曝の問題が漏れるようでは、現場責任者は失格なのです。これが原発の現場です。
 私はこのような仕事を長くやっていて、毎日がいたたまれない日も多く、夜は酒の力をかり、酒量が日毎に増していきました。そうした自分自身に、問いかけることも多くなっていました。一体なんのために、誰のために、このようなウソの毎日を過ごさねばならないのかと。気がついたら、二〇年の原発労働で、私の体も被曝でぼろぼろになっていました。

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普天間基地 鳩山総理の真意は? 

今日はお昼ごろから雨になった。
ゴールデンウイークの間、季節はずれの高温が続いていて、もう夏になったかと錯覚させられていたのが、
ここに来て平年並、または平年より下回る気温となって、万事戸惑わされている。

鳩山総理は普天間基地の移転先を今も、
日本国中の彼方此方に求めて、本気で模索しておられるのだろうか?
其れとも、一部のブロガーが今も言っておられる様に、パホーマンス?

昨夜のニュースでアメリカのキャンベル次官補が、
「アメリカ側の運用上の必要性を満たしつつ、政治的にも責任ある結論を見いだすことは可能だ」と述べたというニュースを流していた。(米“納得がいく結論は可能”5月9日 20時40分)

アメリカの国務次官補が、こんな事をわざわざ言われるというのは、
アメリカが鳩山総理が、アメリカ側の運用上の必要性を満たしつつ、政治的にも責任ある結論を見いだすことを、不可能にしつつあると危惧し始めていると言う事なのだろうか?

やっぱり、期待していた通り鳩山さんは、日本から米軍海兵隊を撤退させるべく、苦心しておられるのだろうか?
今朝の記者会見でも、5月末決着は変らないと言われたそうであるし・・・・・
普天間めぐり関係閣僚協議 首相「5月末、変えるつもりない」 負担軽減策で地元理解ねらう
鳩山総理

(首相公邸前で記者の質問に答える鳩山首相=10日午前)

相変わらず飄々としたと言うか、とぼけた表情をしておられる。

変質させられていた日米安保に思う 

私は昨年3月下に引用の記事を書いていた。
今民主党の国対委員長が言った失言を大げさに取り上げて、騒ぎ立てているマスコミは、
アメリカが日本を守ると言う約束だったはずの日米安保が、
そして国会承認条約である日米安保条約が、
2005年10月29日(小泉内閣の時)の「日米同盟:未来のための変革と再編」という一片の行政合意で、いとも簡単に否定されてしまったと言う事については、殆ど報道しなかった。
国会承認条約を内閣の一存で、勝手に変更していると言うのに、全然報道しようとしなかったマスコミが今、鳩山内閣を敲いている。
しかし、過去の事とは言え、規定を破って変えられた条約を、そのままほって置いても、
法律上何の問題にもならないのだろうか?
国民に対する裏切りにはならないのだろうか?
   (過去記事より引用)

今日(註2009年3月23日)天木直人さんがメールマガジンに、元駐イラン大使であり現防衛大学校教授の孫崎享氏の手による「日米同盟の正体 迷走する安全保障」(講談社現代新書)という近刊書のことを書いておられた。
この中で、元駐イラン大使であり現防衛大学校教授という立場の人がかかれるということが、今までに無く驚愕事の、重大な事実が書かれていたそうである。
    (引用)
この本の何が驚愕なのか。日本を守ってくれているはずの日米安保体制(日米同盟)が、国民の知らない間に、完全に米国の戦争協力の道具に変えられてしまっている現実を白日の下にさらしたからだ。
 この本の何が驚愕なのか。それは、国会承認条約である日米安保条約が、
2005年10月29日の「日米同盟:未来のための変革と再編」という一片の行政合意で、いとも簡単に否定されてしまった事を国民に教えたからだ。

色々な人が言っておられたとおり、日本の自衛隊はアメリカの戦争に協力するという約束を、政府(小泉政権下の)の一存による行政合意だけで決めてしまい、其れをろくに国民に知らせる努力さえしていなかったのである。

「日米同盟;未来の為の変革と再編」という一片の行政合意で、其れまで守り続けていた自衛隊の専守防衛の原則が、米軍の要請によって戦争をもいとわず出動するという決まりに変えられて、その様に「再編」される事になっていたのだそうである。
マスコミがちゃんと報道していたら、日本中が大騒ぎになっていたはずのこの改変を、こっそりとほとんど世に知らさないまま、小泉政権は決定してしまっていたのである。

悪い総理大臣を選んだらどういうことになるか!!
小泉純一郎という政治家は、悪い政治家を許したらどういうことになるかの象徴のような政治家であったのだった。

次の総選挙の時には、政治家は誰を選んでも同じではないということを、しっかりと肝に銘じて、絶対に棄権などせずに、少なくとも売国政治家だけは選ばないようにしたいと改めて思わされる事実の開示であった。

好天気で終始したゴールデンウイークが終わって 

気温ぐんぐん 早くも真夏日 富山、高岡で32.3度2010年5月7日
 富山県地方は六日、高気圧とフェーン現象の影響で晴れわたった。富山地方気象台によると、最高気温は富山、高岡市伏木ともに三二・三度と、今年初めての真夏日となった。

 五月の最高気温としては、富山が一九三九(昭和十四)年の統計開始以来最も高く、伏木は一八八四(明治十七)年の観測開始以来、二番目の高さ。


4月17日に関東地方に僅かにしても積雪があり、記録的な寒さが伝えられていたのに、ゴールデンウイークに入ってからは、毎日晴れて日ごとに温度が上昇し、昨日などは滋賀県でも真夏の暑さを思わせる暑い日となった。
富山県では早くもフェーン現象が起きて、32.3度を記録したそうである。
記録的な暑さではあったが、初めての記録と言うわけでもなかった様で、高岡市伏木では観測開始以来2番目の高さだったそうである。
以前にも異常気象は時々は起きていたと言う事のようである。

今日の大津市は朝からしとしとと静かな雨が降っている。
ゴールデンウイークの間中晴天続きで、家の中に篭もっているのが勿体ないようなお天気であったので、
野山の植物にとっては恵みの雨になった事だろう。
洗濯干しに恵まれ続けていたので、久しぶりに部屋干しせねばならないけれど・・・・

このゴールデンウイーク中に滋賀県では、交通事故が多発して、県が交通事故多発警報を出すほどだったらしい。

交通死亡事故多発警報を発令 県や県警、連休中7件発生受け2010年5月7日
 4月29日~5日までの大型連休中に県内で交通死亡事故が7件発生したことを受け、県や県警、交通安全協会などでつくる県交通対策協議会(嘉田由紀子会長)は6日、交通死亡事故多発警報を発令した。12日まで注意を呼び掛ける。

 7件の死亡事故は米原、甲賀、彦根などの国道や県道で発生。そのうち、出合い頭が4件で、5件で65歳以上の高齢者が死亡した。昨年は連休中に交通死者はゼロだった。


65歳以上の高齢者が死亡事故7件中5件を占めていたそうである。
車は扱い方で凶器となる物なのだから、運転者に悪意が無くても、悲惨な事故に繋がりかねない。
自家用車以外交通手段が無いところに住んでいたら、高齢者でも運転せざるを得ない事になるのだと思われるが、そういう地域にタクシー程度の自動車でも、乗りあい自動車として定期的に走らせるなど、
地域ごとに工夫する事にしてもらえると良いのではないだろうか。

既に高齢化社会になって久しいのだから、公共交通手段の充実にもっと力を入れて、
高齢者の運転免許は制限するべき時に来ているのではないかと思われる。

「恋愛論ではないけれど」を又しても? 

今日はがっかりするようなニュースが二つもあった。
もんじゅ・運転再開・火災から14年ぶりに、今日から運転を再開させた。
臨界に達するのは五月八日になるという。
アメリカのメキシコ湾のように、悲惨なことにならねば良いのだけれど・・・・・

鳩山総理が普天間基地移設先について、沖縄県内も避ける事は出来ないと言っておられるとか!
普天間、県内移設を要請 首相、沖縄知事に
沖縄県の仲井真知事に対して鳩山首相は、
、「現実に日米の同盟関係、近隣諸国との関係を考えた時に、抑止力という観点から(国外移設は)難しいという思いになった」と説明されたそうであるが、
これが鳩山総理の本心で、最終的な結論なのだろうか?
もしそうであるとしたら、又しても私は総理大臣に希望的観測を元に、自分の作った理想像を当てはめてみていたようである。
鳩山総理が何のために新党を作って、日本の政治を変えようと頑張ってこられたのか、
自分勝手な理想像で想像していたら、
鳩山総理は五月末までには、出来るだけ日本の負担金を少なくて済む金額に抑えて、
普天間基地の機能をすべて、グアムかテニアンに移設するように、アメリカと本気で交渉してくれるものと思えたのだけれど、
私の独り相撲だったのだろうか?
理想の恋人に恋している積りが、
自分で勝手に描いた理想像に恋していただけという、あのパターンの再現でしかなかったのか!
恋愛論ではないけれど
鳩山さんへの評価の結論は、一応5月末を待ってみるけれど・・・・・

今日はこどもの日 

子ども最少 1694万人 29年連続 人口比は世界最低水準
2010年5月5日 朝刊

 「こどもの日」にちなんで総務省が四日発表した人口推計(四月一日現在)によると、十五歳未満の子どもの数は前年比十九万人減の千六百九十四万人で二十九年連続の減少となり、比較可能な一九五〇年以降の最少を更新した。総人口に占める割合は、三十六年連続の低下となる13・3%で世界最低水準だ。

 性別は男の子が八百六十八万人、女の子が八百二十六万人。三歳ごとに区切った比較では、中学生(十二~十四歳)が最多の三百五十六万人で、小学校入学前(三~五歳)の三百二十万人まで年齢層が低くなるにつれて少なくなっている。

 出生数が戦後最少となった二〇〇五年を境に一時持ち直したため、〇~二歳は三百二十五万人と三~五歳を上回ったが、厚生労働省の推計では〇九年に出生数が再び落ち込んでおり少子化傾向は依然として続いている。

 都道府県別の子どもの割合(〇九年十月一日現在)では、最高は沖縄の17・7%で日本に返還後三十八年連続、最低は11・2%の秋田。子どもの数と併せ前年比プラスは東京だけで、福岡が同率、四十五道府県はマイナスだった。


今日はこどもの日。
日本では子供の数が年々少なくなっているそうでdす。
今の世界を見ていたら、子供を送り出して苦労させて良いものかどうかと考えて、
親になるのを避ける人が増えても仕方がないような気もして来ますが・・・・

私の若い頃は高度成長とかで、日本はどんどん豊かになっている時代ではあったけれど、
私はちょっと変わっていたのか、高校生の頃、同年齢の友達(女子)と議論をした事がありました。
「人は生まれなかったら、せずに済んだかもしれない苦労を、生まれたばっかりにしなければならない。
私は自分を生んでくれた親を恨んでいるわけではないけれど、
自分だけはこの苦娑婆に子供を送り出そうとは思わない。」等という趣旨の主張をしていました。
私の言う事を聞いて彼女は
「人生とはそんなものではないでしょう・・・・・」とキリスト教的な立場から、色々と人生の意義を述べておられたものでしたが・・・・・

今、私は超遅ればせながら結婚して、子供にも(一人)恵まれて穏やかな晩年を迎えて思う事は、
「人生とは子供を生み出しては、可愛そうだと言うような所等ではない。」という事です。
色々な試練、色々な苦労も有るかも知れませんが、
それらを受けて立つところに人生の意義はあり、
人生の醍醐味もあるのではないだろうかと思うようになったのです。
みんな早い遅いはあっても、必ず死はやってきます。
過ぎてみれば一瞬とも思えるようなしばしの間、
この世を経験できる事は、出来ないよりも何倍も有り難い事なのではないかと思います。

人生ドラマは、ハッピーエンドのメロドラマもあれば、
苦難と戦いながら初志を貫徹するドラマもあるし、
何の変哲も無い日常が淡々と過ぎていく、味のあるドラマもあるし、
不本意のうちに死んでいく悲劇のドラマもあるかもしれません。
さまざまなドラマがこの世では演じられていますが、
他人は自分の事を主役と見てはくれなくても、
自分の人生においては間違いなく自分が主役なのです。
その人生ドラマの主役として、精一杯頑張る事が出来るのも、
生まれたればこそなのではないかと思うようになりました。
生まれないよりは生まれたほうがずっと良い。
そう私も思うようになったのです。

お釈迦様が亡くなる直前、そばで見守る人々に、
「この世とは良いものじゃ」と言われたそうですが、
映画館に入る順番を待っているように、この世に生まれる順番を待っている人が大勢あるのかもしれません。
だからこそこの世に生き物は子孫を残そうと頑張っているのではないでしょうか?

だから無理やりコピーを作って生まれださせる事には反対ですが、
生まれてくるものを拒む事は無いのではないかと思う今日この頃です。

日本国憲法制定のときの秘話 

岩下俊三さんのブログを見て、日本国憲法に交戦権の放棄を希望したのは、日本側であったということを始めて知ったのでした.
憲法記念日に改めて知った「戦争放棄}秘話
2005年、僕は、日本国憲法の戦争放棄を最初に提案したのが、白鳥敏夫(写真)ではないかという放送をした。この事実は朝日新聞の一面に掲載されたが、僕が発表するまで殆ど知られていなかったと言う書き出しで始まるこの記事ですが、
私はそういう放送が有った事も気がつかなかったので、全て初耳だったのですが・・・・・

一般に平和憲法は第2次大戦のときの、
日本人のめちゃくちゃな戦いぶりに恐れをなした連合軍が、
もう二度と日本に戦争させないためには、どうすれば良いかと考えて考え出されたのが、
「交戦権の放棄」の条項であると言われており、私もそう思い込んでいたのでした。

しかし本当は、三国同盟にも関わった外交官で、右翼の思想家としても有名な人物、
A級戦犯として獄死した白鳥敏夫という人の進言を入れて、
時の総理大臣幣原喜重郎がマッカーサーに申し入れ、
連合軍に採用されて、憲法に取り入れられる事になったのだそうです。

改憲論者が二言目に言う言葉が、連合軍に押し付けられた憲法だから・・・・・
という言葉ですが、
日本国憲法の尤も重要な部分の、交戦権の放棄は、日本人が言い出して
新憲法に盛り込まれる事になったのでした。

日本の憲法が交戦権の放棄を謳っていたお陰で、
戦後絶え間なく続けられたアメリカの外国侵略戦争に、
日本は殆ど加担せずに済みました。(イラク、アフガニスタンではついに加担させられてしまいましたが・・・・・)
こんな有り難い憲法を、どうしてアメリカが希望するからと言って、
ホイホイと変える必要があるでしょう?

アメリカも日本に正面切って憲法改正を要求する事は、
民主主義を標榜している手前出来ないから、
日本人の中のアメリカの手先とも呼ぶべき売国政治家を使って憲法改正をさせようと、
しきりと画策させているようです。

何故売国政治家と断言するかと言うと、
アメリカに占領されたままの状態で、自主憲法を制定などと、
子供だましのような嘘を平気で言っているからです。
本当に自主憲法を作りたいのなら、国内の占領軍全てに、出来るだけ早くお引取り頂くよう努力する事でしょう。

それで占領軍の国外退去が完了してから、
「占領軍に押し付けられた憲法だから、ここで改めて自主憲法を制定しましょう。」と言い出すのが筋と言うものでしょう。
それが占領状態である事について彼等は、全然気にしないで居るくせに、
(それどころか引止め工作さえしていながら)
憲法についてだけ「自主憲法」などと立派そうな事を言っているのです。

それもアメリカの希望している事を知っていてのことなのですから、
日本のためではなく、アメリカのために主張している事は見え見えです。

憲法制定時、交戦権の放棄の項目が、
日本の首相の進言で憲法に盛り込まれることになったと言う事が分かったら、
もう、押し付け憲法などという言い分けも出来なくなるのではないかと思います。
そういう意味で岩下さんの提供してくださった情報は、大変重要な情報であると思いました。

63回目の憲法記念日 

憲法記念日 9条の輝き世界へ次代へ 命守る政治の有言実行を
2010年5月3日
 日本国憲法の施行から63年の節目を迎えた。憲法は十分に機能しているか。政治家や官僚は憲法を順守し、国民は暮らしに生かすよう努めているか。国民一人一人がじっくり向き合ってほしい。
 「国民主権」「平和主義」「基本的人権の尊重」の憲法3原則は、普遍的価値として国民の間に定着している。喜ばしい限りだ。
 本社加盟の日本世論調査会が3月に行った世論調査では戦争放棄と戦力不保持などを定めた憲法9条に関して51%が改正は不要とし、改正を必要とした24%を大きく上回った。

■「空洞化」と基地が連動
 これは9条が、軍国主義の反省の上に立ち戦後を歩んできた日本国民に幅広く支持されている表れだ。
 ただ、政府は自民政権時代から今日に至るまで、9条の規定を「主権国家としての固有の自衛権を否定するものではない」とし、自衛権の行使を裏付ける自衛のための必要最小限度の実力を保持することは認められると解釈する。
 憲法と「国防の基本方針」(1957年閣議決定)に基づき、日本の防衛は「専守防衛」「非核3原則」「文民統制の確保」「集団的自衛権の不行使」などを建前とする。憲法解釈と国防方針により9条は骨抜きの危機にさらされてきた。
 由々しきことは「9条空洞化」と沖縄の基地問題、日米安保問題が絶えず連動してきたことだ。
 例えば、米軍普天間飛行場の返還は、1996年に橋本龍太郎―クリントン日米首脳会談で合意されたが、その合意は日本による有事法制研究の着手が条件だった。その後、実際に97年日米防衛協力のための指針(新ガイドライン)策定、99年周辺事態法制定など有事法制整備につながった。
 2001年の9・11米中枢同時テロを機に当時の小泉純一郎首相は米国の対テロ戦略、アフガニスタン・イラク攻撃をいち早く支持。「対テロ特措法」「イラク復興支援特措法」を制定し、自衛隊の海外派遣で米政権を積極支援した。
 一連の流れの中で「集団的自衛権行使」など9条違反の疑義が指摘されたが、十分な国会論議、国民論議を経ることなく、対テロ支援による日米同盟強化=憲法のさらなる空洞化という既成事実が着実に積み上げられていった。
 民主党は「改憲」「論憲」「創憲」「護憲」まで意見が幅広い。鳩山政権には改憲志向の閣僚が多い。鳩山由紀夫首相は国会で「首相の立場で特に重い憲法尊重擁護義務が課せられている」と答弁し在任中の改憲に否定的だ。
 自民党は05年の「新憲法草案」で9条を改正し「自衛軍を保持する」方針を明確にし、9条2項の「戦力不保持」と「交戦権の否認」を削除し、自衛隊を戦争のできる軍隊と位置付けた。
 現在、民主党は普天間問題など課題が山積しており、改正論議を事実上封印。自民党は「日本にふさわしい歴史と伝統を織り込んだ品格のある国家を目指し、新憲法制定に取り組む」とし、保守色を強めた憲法草案を再検討している。

■「改憲ありき」脱皮を
 公明党は環境権などを加える「加憲」の立場。共産、社民両党は憲法改悪に反対、国民新党は「党利党略を排した見直し」を主張する。みんなの党は時代に見合った改正論議を、新党改革とたちあがれ日本は自主憲法制定を説く。
 一方、鳩山政権は政府の憲法解釈を担ってきた内閣法制局長官による答弁を今国会から事実上禁止している。法制局は「法の番人」と言われ、解釈改憲の拡大と抑制の両方を担ってきた。功罪はあろうが「法の番人」の歯止めがなくなれば、時の政権の恣意(しい)的な解釈で憲法がさらに形骸(けいがい)化しないか。長官の答弁禁止は慎重を期すべきだ。
 鳩山首相は通常国会の施政方針演説で「いのちを、守りたい」と強調した。米軍基地や米兵犯罪によって命や暮らしを脅かされている県民はまさに「命を守って」と切実に願っている。憲法が保障する平和的生存権の実現に、首相は指導力を発揮してもらいたい。
 次から次に仮想敵をつくる安全保障観を前提にすれば、憲法9条は邪魔に違いない。しかし、国際協調と人間の安全保障を根幹に据えた安全保障観へ転換すれば、9条は一段と輝きを増す。
 各党は従来型の改憲論議から脱皮すべきだ。持続的な平和と国民の幸福のために憲法を生かす構想力、9条の輝きを世界へ次代へ引き継ぐ行動力こそ競ってほしい。


今日は63回目の憲法記念日
今普天間基地移設で混乱している沖縄の新聞 「琉球新報」の社説をご紹介しました。
私も同意の部分が多かったので・・・・・

上海万博開幕 

上海万博開幕 午後には混乱収束 '10/5/2
上海万博
 【上海共同=渡辺靖仁、清水敬善】中国最大の経済都市、上海市で史上最多の246の国・国際機関が参加した上海万博初日の1日、最も人気が高く午前中に入場予約券をめぐる混乱も起きた中国館に多くの来場者が詰め掛け、目玉の巨大スクリーンに映し出された時代絵巻に見入った。

 万博当局によると実際の万博会場への入場者数は約20万人。初日のチケットは約35万人分販売されていたが、中国館の入場予約券をもらえなかった来場者らが警官やスタッフに詰め寄り、もみ合う事態も起きた午前中の混乱を受け、当局が一部のチケットを回収した可能性もある。

 混乱は午後までに収束、当局は184日にわたる長期開催の初日を乗り切った。

 日本館や日本産業館も人気で、介護支援のため開発した手先が器用なロボットや、3次元立体(3D)映像で最先端の医療技術を紹介するコーナーなどが注目を集めた。

 中国館は「東方の冠」をイメージし、ピラミッドを逆さまにしたような形の「国家館」と全国各地の都市建設の成果などを展示する「地区館」で構成。総建築面積は約16万平方メートルでパビリオンの中で最大。


 縦約6メートル、全長約130メートルの巨大スクリーンに、北宋の都のにぎわいを描いた絵巻「清明上河図せいめいじょうがず」を再現した映像を映し出した。川沿いの街で約千人の登場人物が、舟をこいだり街角で立ち話をしたり、数頭のラクダを引いて歩くなど細かく動く。描かれている人物の声までが聞こえ、来場者は感心した様子でスクリーンを見上げた。

 係員は繰り返しマイクで写真撮影しないよう求めたが、多くの人が聞き入れずにカメラを向けていた。

 核開発問題で国際社会の批判を浴びる北朝鮮とイランが隣り合わせで出展、海外メディアなどが多数取材に訪れた。

 エジプトや南アフリカ、ベネズエラなど一部の外国パビリオンでは工事が遅れ、1日に開館できなかった


昨日予定通り上海万博が開幕したようである。
万博は大変な人出になるから、待ち時間が長いと相場が決っているけれど、
日本館の待ち時間は、3時間だそうである。

昔大阪万博のとき、アメリカ館の待ち時間が2時間と聞いて待つ気がしないで、
私は余り人気の無い展示館ばかりを見て回ったことを思い出す。
13億人の人口を抱える中国での万博だから、
ほって置いたら混乱がまぬかれないという事で入場予約券を出していたそうだけれど、
その予約券が元で混乱をきたしたそうだから、主催者も大変である。

これから6ヶ月、10月末日まで開かれる模様である。




晴れた日を「良いお天気」と言える国の有り難さ 

今日から五月
毎日が日曜日の私には、全然関係ないけれど、
今年の連休 前半は特に良いお天気になるそうで、文字通りゴールデンウイークになるようである。
このところ洗濯物が気持ちよく乾くので、私もこの好天気を満喫させてもらってはいるけれど・・・・・

日本は雨が良く降るので、
晴れた日を「良いお天気」と言うけれど、
砂漠の国では太陽は悪魔で、月が好まれているそうである。
そう言えばアラブの方の国々の旗には、太陽ではなくて月が描かれたものが多いようである。

中国も内陸部では、近年は特に極端に雨が少なく、
水不足に悩まされている人達が大勢あるようである。
その為に中国にはメコン川上流に4つのダムが造られておりメコン川下流域の国民までが困った事になっておられるのだとか。
勿論異常気象で雨が降らなくなったのが、原因であるのは間違いないことだけれど、
中国がダムを造らなかったら、ここまで下流域の水が枯渇する事もなかっただろうから、
下流域の人々は中国の所為で、水不足になって困っていると認識する事になってしまうだろう。

中国では現在2400万人もの人々が、飲料水にも事欠く有様になっておられるのだそうである!

昔からの砂漠地域であったら、それにあわせた生活習慣が出来ているから、何とかなるのだろうけれど、
近年までは普通に水に恵まれた生活が出来ていた所では、水があるのを前提にした生活習慣になっているはずだから、そんな所で急に雨が降らなくなって、水不足になったりしたら悲惨な事になると思われる。

ペシャワール会の中村哲さんは、アフガニスタンで用水路を作って、農業を回復させる事に成功されたけれど、これは現地に豊富な水量の河が通っていたからであって、この河がどんなに大きく水量が多いからと言っても、もし次々に用水路を作って取水していったとしたら、
極端に雨が降らない年が続いたら、何時かは涸れてしまうことだろう。
ロシアの内陸部では、涸れてなくなってしまった湖があると聞いたことがある。
中学時代、地理の授業でソ連(ロシア)のところを習っているときに、
湖の名前を言うようにと、先生に当てられて、「アララ海」と答えてクラスメイトに笑われたので、印象に残っている「アラフラ海」も、今は殆ど無くなりかけているらしい。
中学生が地理で習うくらいだから、相当大きな湖だったはずなのだけれど・・・・・

今日から上海万博が始まって、ますますの経済成長の予兆に、
中国では意気が上がっている事であろうけれど、このまま水不足が続いたらどうなるか考えた上で、
経済成長を続けさせておられるのだろうか?
外国の事ながら、ちょっと心配になってくる。

ゴールデンウイークの爽やかなお天気の中で、とりとめもない事を連想してしまった。
それにしても日本は、海に囲まれているので、水には事欠かないという事が、
どれほど有り難いことであるかということを、今更のように思い出したのだった。

今日の瀬田川は先日よりは少し減らされているけれど、かなりの量の水が流されていた。
八重桜やツツジが美しく、山には新緑が萌えている。
この良い季節の良いお天気を、心から喜べる日本に生かされている事の有り難さを、
改めて噛み締めてみた、ゴールデンウイークの一日であった。

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