Dendrodium 本の感想
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正義は勝つ 巨悪の悪運が尽きるまで負けなかったら・・・・・ 

1982年度の報告書「食物・栄養とガン」をT・コリン・キャンベル博士が、発表され、
ガン等の現代病の大部分が食生活の改善(動物性たんぱく質を10%以下にし、プラントベースのホールフードを食べる)で、
心臓病等が発病せずに済んだり、発病していても劇的に改善するという研究結果を報告されたそうです。

その報告書が国中の関心をよんだのを受け政府系の栄養委員会が作られるなど、
医学会に新風が吹き込まれるかに見えていたが、
様々な実験結果を踏まえ、病人の指導の成果も上っていた報告書だったのにもかかわらず、
動物性食品を供給する業者の団体等が様々な影響力を駆使して、
「動物性食品を少々減らしても、病気の改善に繋がるかどうか、証明する事は難しい。」という結論が出され、
食生活の改善の効果について、疑わしいというムードが醸成されて行ったそうです。

しかし、食生活の改善で効果があるかどうかについて出された結論は、「どちらとも言えない」という事で、
「動物性たんぱく質の過剰摂取を控えるべきなのかも知れない」という事も、
否定されていた訳ではなかったそうです。

それが2002年に出された「食品栄養委員会」の報告書では、
摂取が許される範囲の数値として、
炭水化物を総摂取カロリーの45~65% 脂肪を20~35% たんぱく質を10~35%と
脂肪やたんぱく質、砂糖の摂取量を大幅に増やして提示していたのだそうです。
(キャンベル博士は動物性たんぱく質は10%以下に押さえるよう指導しておられるそうです。)

そして砂糖は総カロリーの25%までに減らすべき(25%までならOK)としており、
炭水化物の半分以上をキャンデーや清涼飲料水 ケーキ等に含まれる砂糖で摂取する可能性がある数値を提示しており、
米国民の肥満は押さえようもない様な数値だったそうです。

この数値で米政府は学校給食などの栄養指導をするだけでなく、
フード・スタンプなど政府支給の食料品が、この基準で作られるのですから、
国民への影響は大変なものとなる筈の報告書でした。

大病院に勤務しているお医者さんで、心臓病患者に食事療法を勧め指導して、
成果を上げているお医者さんがあっても、
病院の経営陣を始として医師達は良い顔をせず、
食事療法の禁止する院長も有ったそうです。
(心臓病の手術をしたら500万から1000万円入るけれど、食事療法では・・・・・)

患者への食事療法を禁止している病院関係者が、
自分の家族を食事療法を受けに行かせる者が相当数有ったそうですが・・・・・

昔の算術医は「代金を払えない者の治療はしない」だけだったのが、
今の算術医は「有効な治療でも、儲けにつながらない治療はしない。」となっているようです。

しかし、キャンベル博士がこの「葬られた第二のマクガバン報告」を出されてから、
段々と米国の状況が変わり始めている様です。
有名人で食事療法の効果を発表する人が続出しているようで、
特に、2010年クリントン元大統領がCNNテレビで
キャンベル博士のこの本を読んで食習慣をプラントベース(野菜中心)のものに変えたら24ポンド(11kg)減量出来、心臓病が改善した。「素晴らしい健康を手に入れた」と話されたそうです。

これが他の主要テレビ局やニューヨーク・タイムズなどのメジャー紙で紹介され、
更にそれが様々な団体のホームページで紹介され、
それがブログやツイッターで個々人が紹介されるという連鎖反応が起こり、
プラントベース食への関心を一層高めているそうです。

以前だったら「ベジタリアンとはヒッピーなどの特殊の人たち」という印象が強かったけれど、
今はどんな立派そうな人でもビーガン(卵や乳製品も取らない徹底的なベジタリアン)料理を堂々と注文するようになっているそうです。

芳ちゃんのブログで過去記事の分類抽出ということで、
モンサントの除草剤等について書かれた記事として
21の記事を上げておられました。 (こちら

一時はどんな批判も受け付けない勢いのモンサントでしたが、
昨年あたりからモンサントを吸収合併したバイエルは、次々に訴訟に負けて、
除草剤によって癌になった被害者へ、多額の賠償を命じられています。

一時は巨悪の繁栄する酷い状態が続いていても、
何時かは運の尽きる時が来るという事なのかも知れませんが、
巨悪の運を尽きさせたのは、
人々を不幸にしている巨悪の不正を、何としても正そうとの意欲に燃えた立派な人々が、
損得を離れて地道に粘り強く頑張ってこられたお陰なのかも知れません。

そういう方々によってこの世は支えられているのかも知れませんね。

動物性たんぱく質を摂らなかったら発癌物質に曝されていても癌は発症しないものらしい 

耕助のブログの「国民皆保険」60年というのは日本の保険制度が出来てからの年数です。

先進国で唯一、国民皆保険制度のない国が米国であり、5千万人以上の米国人は民間の医療保険に入れない無保険者であるのだそうです。

日本の安倍政権はアメリカの圧力で色々と国民にとって害悪となる政策を強行していますが、
アメリカの場合何所の国から圧力を受けたわけでもないのに、
自国民を助ける政策を実行しているとは思えないことが多々ある様です。

今読んでいる「葬られた第二のマクガバン報告」(著者T コリン・キャンベル他)を読むと、
アメリカ社会が如何にゆがんだ社会であるかを感じさせられます。

アメリカ人の死亡原因の一位は心臓病で、2位は癌のようですが、
この本の著者のキャンベル博士は1980年頃に、
動物実験で癌発生のメカニズムに迫るような実験をされたようです。

実験では強力な発癌物質(アフラトキシン)を与えたネズミに、
5%が動物性たんぱく質の餌が与えられるグループと、
20%が動物性たんぱく質の餌が与えられるグループに分けて実験したら、
5%のたんぱく質食を与えられたネズミは、強い発癌物質アフラトキシンを投与されていても、
癌を発生しなかったのだそうです。
そして、20%の動物性たんぱく質を含む餌を与えられたネズミは、全部が癌を発生したそうです。

又、動物性たんぱく質を餌の5%以下に押さえた食事を与えている限り、癌は発生せず、
そのネズミ群に20%が動物性たんぱく質の餌に変えて与え始めると、
癌を発生し、その癌は段々と大きくなって行ったそうです。

同じネズミ群に、又5%以下のたんぱく質の餌を与えたら、
出来かけていた癌は大きくならず、縮小して行ったそうです。

この様にネズミの場合動物性たんぱく質の量によって、
癌ができたり出来なかったりする事が明白だったそうです。

動物実験ながらこれ程顕著な結果が出たのに、
動物の場合と人間の場合では違うだろうと、
(現状維持派の)医師達の多くが、その研究結果をを無視しようとしていたそうです。

次に必要なのは人を対象とした研究による直接的な証拠が必要となっていたキャンベル博士の研究チームに、その頃、国交回復したばかりの中国から、チェン・ジュシンという「栄養・食品衛生研究所」副所長だった中国人医学博士が来て、願ってもない様な統計が中国で作られている事を知らされたのだそうです。

それは1970年代の始め、末期がんで死にかけておられた周恩来首相が、
この病気の情報を収集するための、中国全土に及ぶ調査を開始されたのだそうです。
65万人が関与してなされた調査結果は、美しく色分けされた分布図に描かれ、
どの地域にどの癌が多いとか、殆ど癌患者がいないとかを示していたそうです。
そして中国の癌は一地方に集中している事が明らかになっていたそうです。

この調査結果を元に、米中共同で始められたのが「チャイナ・プロジェクト」で、
中国全土から選ばれた65の郡に出かけて行き、
必要事項を直接住民に尋ねたり、検査する為の尿や血液を集めたりと、
寒帯から亜熱帯に及ぶ広大な地域での調査が行なわれたそうです。

そこで分かった事は色々とあったのでしょうが、
動物性たんぱく質と癌との関係は、歴然としたものだったようです。
動物性たんぱく質をアメリカ人は平均して摂取カロリーの10~11%摂っているのに対し、
中国人は動物性たんぱく質は0.8%しかとっていず、植物性たんぱく質を1日に64g摂っていたようです。
中国人同士でも地域によって可也ばらつきがあったそうで、
豊かさが招く病気(癌・糖尿病・心臓病)の多い地域と、
肺炎や消化器系の病気等貧しさが招く病気の多い地域とに、はっきりと分かれたそうです。
それでもアメリカ人と比べたら歴然とした差が有り、
アメリカ人が亡くなる病気は、豊かさが招く心臓病・癌・糖尿病が殆どの様です。

ここで言う豊かな食事とは動物性たんぱく質を多く摂って、植物性食品は小麦粉や果糖等工場で加工されたものを食べる事になって居るようですから、体には余りよくないようです。

別に心臓病でも患者さんに動物性たんぱく質を控える食事を勧めて、
結果を出しているお医者さんもある様ですが、
病気対策は食事からという説が幾ら出ても、食肉業者や酪農業者その他諸々の加工業者等、既に出来ている職業を圧迫するような説は出来るだけ無視したい勢力が強いからでしょう。
こんなに歴然とした調査結果が出ても、政府も医学会もこの調査結果を無視して来ている様です。

アメリカの医学界では心臓病対策に高度の手術を開発しても、
食事による対策を周知させる努力は殆どしていない様で、
現在も心臓病の人も癌の人も、一部の人が誠実なお医者さんにかかる事が出来て、食事療法をしているだけで、
殆どの人の食事は従来どおりの、動物性タンパク質重視の食事のままのようです。

アメリカでは健康の為のプロジェクト等、大々的に研究している様に見えながら、
もう手もつけられないくらいに悪化した心臓や血管の、プラークを取る手術などには力を入れても、
血管を狭くするプラークを作らないための食事に、注目する事は何故か忌避しているようです。
(*追記 続きを読むに、それに関する事を書きました。)

もうチャイナ・プロジェクトから30~40年経っているのですから、
真面目に取り組んでいたら今頃は、心臓病の人も癌の人も激減していた筈ですのに、
今のアメリカでも、一向に改善されてはいないようです。

それ処か、グリホサートという除草剤には発がん性その他様々な問題があるという事が明らかになっているのに、今年又、アメリカ政府はグリホサートの認可の更新の認めたそうです。

アメリカ政府にとっては国民は業者を儲けさせる為にあるという事の様ですね。
日本のようにアメリカの圧力に屈してという言い訳が出来ないだけに、
アメリカ政府の悪辣さは、様々な面で顰蹙を買い始めているようではありますが・・・・・

5・24 追記 
続きを読むに
心臓病患者の食事療法に対し、アメリカの公的機関が執った遣り方を書いて置きました。


続きを読む

現在人体に害をなしているシステムも、元は人間が生き延びる為のシステムだった 

「果糖中毒」 19億人が太りすぎの世界はどのように生まれたのか?(ロバート・H・ラスティグ著)を先月から読みかけていたのですが、まだやっと半分を超えたところまでしか来ていません。
それでも忘れないうちに書き留めて置きたくなって、例によって読み掛けの本のご紹介させて頂きます。

メタボ症候群には糖尿病・高血圧・心臓病・癌・認知症など恐ろしい病気が詰め込まれているそうですが、
このメタボ症候群の原因として最近までは、動物性脂肪が第一の敵だと思われていたようです。
ところが色々と調べていくうちに、動物性の脂肪が一番の悪玉ではないという事が解明されて来、
果糖の取り過ぎこそが最大の要因であるという事が分かってきたのでした。

どうして果糖が現代人にとって害となるかというと、それには歴史的な経緯があるのでした。
果物は秋に実りせいぜい一ヶ月かそこらしか食べられない物だった時代、
動物達は来る冬に備えて、栄養を溜め込んでおこうと、
一時的に一生懸命果物を食べまくり、体に脂肪をつけて寒い冬を乗り越えていたのでした。
    (一部引用)
果実に備わる天然の糖分は果実をおいしくする源だ。だが果実は私たちの祖先にとって、一年に一ヶ月だけ巡って来る「収穫期」にしか手に入らないものだった。その後は四ヵ月の間の飢えに備えて脂肪を増やすことが必要だったのである。言いかえれば私たちの祖先が手に入れられることが出来た分量において、糖分は進化的に適応したのである。
     (引用終わり)
果物を一年中保存して何時でも食べられるなど、ありえなかった時代に、
私たちを生き延びさせる為に形づくられた、糖分を脂肪に変えて体に蓄積するシステムが、
現代において人類を苦しめているメタボ症候群の大きな原因となっているのですね。
それも食物繊維抜きで1年365日、1週間に7日間、24時間にわたり多量の糖分が得られる現代世界の状況下では、
私たち人間の体重増加はもはや周期的なものではなくなり、このプロセスは適応不能なものになってしまっているのです。

現在アメリカの農業はとうもろこしの大量生産に力を入れて久しいようですが、
このとうもろこしから作られた果糖が、アメリカだけでなく世界各国のジュースやファストフード等様々な食べ物に加えられている為、糖分取り過ぎで肥満になっているだけでなく、
健康被害で苦しんでいる人々が、世界で19億人もあるのだそうです。

勿論アルコールの摂り過ぎも体に悪いのですが、
サウジアラビアとマレーシアという信仰上アルコールの摂取が禁じられている国でも、
果糖の大量に入った清涼飲料水を、毎日浴びるほど飲んでいる為に、
現在この両国が世界で最大の2型糖尿病に見舞われている国
という事になっているのだそうです。

果糖は肥満の唯一の原因ではないけれど、
慢性代謝疾患においては主要原因なのだそうです。

豊かさを求めて営々と努力してきた人類でしたが、
豊かさの極限に達したと思われていた今、
人類はどんでん返しに会って、悲惨な運命に出会わされているのですね。

ここでも「陰極陽転・陽極陰転」の法則どおりになっているようです。
人類はこの件も上手に切り抜けることが出来るでしょうか?


追記
私の夫は30年ほど前にタバコを止めたのですが、
タバコの代わりにノド飴をなめる習慣をつけていました。
私は晩酌のお酒や、高血圧の薬の常用の他色々な売薬を使っていたことが肝臓の負担になって、小さかった肝臓がんを、手の付けられないまでにしてしまったと思っていました。

肝臓に問題がなかったうちは、ノド飴の糖分も特に大事に繋がらなくて済んでいたのでしょうが、
大腸癌の手術後、肝臓に小さいながら転移してからは、
このノド飴の糖分は、もろに肝臓の負担になったのかもしれないと、
この記事を書いた後になって気づいた次第です。
果糖だけでなく精製された砂糖等、食物繊維が除去された食物は、
消化が早い分肝臓に溜められることになる確率が格段に高くなるらしいです。
そういう訳で、ノド飴も清涼飲料水やジュースと同様、
肝臓にはかなり負担になる代物だったのではないかと気づいた次第です。



心臓停止後の脳波の活躍 

東大薬学部教授の池谷裕二さんの「できない脳ほど自信過剰」という本の中に、
「死ぬ瞬間、脳はどうなるのか?」という項がありました。

ミシガン大学のボルジギン博士の論文(米国科学アカデミー紀要)に、
ねずみが死ぬ瞬間の脳活動が記録されたことが載っていたそうです。
ねずみの頭部に電極をとりつけ長期的に脳波を記録している時、7匹のねずみの死に立ち会うことが出来たのだそうです。
ここから原文の複写をします。(紫字部分)
死の瞬間、驚くべき脳活動が現れました。心臓が停止してから脳の活動が止まるまでに30秒ほどかかります。この短い間に脳の活動は三つのステージを経て変化しました。

ステージ1は心停止から3秒間ほど。脳波のスペクトラムパワーはわずかに減弱しますが、基本的には生きている状態と似ています。おそらく血流が停止しても3秒間は脳内に蓄えられたエネルギーで生きられるのでしょう。

つづくステージ2ではアルファ波やシータ波という脳波が強く現れます。これは5秒ほど続きます。

驚くべきは、最後のステージ3です。ガンマ波が現れ、脳活動の停止まで続きます。ガンマ波は脳全体で同期していました。この状態は、覚醒した状態、特に意識レベルの高い脳の状態とそっくりです。

発見はまだ続きます。このガンマ同期の脳状態を詳しく調べると、脳内活動の流れが前頭葉から後頭部の方向へ向かっている事が分かりました。いわゆるトップダウンという脳情報の動きです。トップダウンとは外からの感覚情報がなくても、脳内から情報を呼び起こす状態です。「想像する」「思い出す」といった作業をイメージしてもらえばよいでしょう。
これらは脳の内側で行われる作業です。そんなトップダウン状態の活動が死ぬ直前に現れたということです。

心停止は生命にとって危険な状態ですが、すぐに心臓が再鼓動を開始すれば蘇生します。九死に一生を得た患者の中には、生き生きとした意識体験を語る人がいます、いわゆる「臨死体験」です。
 臨死体験は怪しいオカルト現象ではなく、世界中の多くの文化で普遍的に記述されてきた現象で、蘇生患者の20%が経験しているとも言われています。「現実よりもリアルな感覚」という彼等の証言も、鮮烈なガンマ同期という今回の実験結果とよく一致します。

当然、蘇生せずにそのまま亡くなってしまった方も、似たような脳内経験をしている事でしょう。死に逝く脳にみられる鮮烈なガンマ活動は、もしかしたら、脳からの人生最後のプレゼントなのかも知れません


この項を読んだ時私はその内容「人生最後のプレゼント」に一寸嬉しくなって、
それを一人でも多くの方にお知らせしたく、この記事を書いた部分もあるのですが、
別の理由もありました。

臓器移植のとき脳死段階で心臓を取り出して良いことになっていますが、
心臓よりも脳の方が後迄動いており、
しかも、その時人生最後のプレゼントが与えられているという事が判明したのに、
それでも心臓よりも先に脳死が来、脳死が人の死であるという事で、
脳死段階での心臓移植をして良いのだろうか?と疑問に思ったからででした。

腸内フローラと信仰 

娘に勧められ「腸内フローラ10の真実」(NHKスペシャル取材班)という本を読みかけています。
その本でアトピーも腸内菌によって治る事があると言うところを読んだのですが、
今日、以前ブログに書いた「アトピーに付いて」という古い記事への、アクセスがあったことを知りました。
それで、アトピーに付いて久しぶりに書いてみようかと思います。

アトピーなどアレルギーは、免疫の暴走によるものなのですが、
短鎖脂肪酸という物質が、免疫の宥め役をするTレグを作り、
免疫の暴走を抑えてくれるので、アレルギーが改善するのだそうです。
この短鎖脂肪酸は肥満や糖尿病の改善等、色々と人体にとって良い働きをする物質ですが、
腸内細菌の働きで作られるものだそうです。

その部分を複写して置きます。


「腸内フローラの真実」
 6 花粉症やアトピーなどのアレルギーを腸内細菌が防いでくれる?

 日本人の3人に1人がかかっているといわれる「花粉症」、重症化すると日常生活にも大きな支障を来たす「アトピー性皮膚炎」や「ぜんそく」。アレルギーは現代社会を悩ます深刻な病気です。こうしたアレルギーは”免疫”が暴走することで起きます。
 本来、免疫はウイルスや病原菌などの外敵と戦うための仕組みで、免疫細胞(白血球とも言われ、いくつかの種類があります)がつねに全身をパトロールし、敵を見つけては攻撃し、排除してくれています。しかし、白血球が本来は無害な花粉などに過剰反応するようになり、暴走を始めてしまうことがあります。これがアレルギーです。
 又リウマチや多発性硬化症など「自己免疫疾患」と呼ばれる病気も似たような仕組みで起きていて、根治が難しいことから、21世紀の医療に残された最大の課題のひとつとされています。

▼免疫細胞の暴走を止める「Tレグ」も、腸内細菌がカギ
ここ数年アレルギーや自己免疫疾患の予防・治療に、腸内細菌が重要な役割を果すことが明らかになってきました。何故腸内細菌とアレルギーが関係するのか?カギとなるのは免疫細胞の一種「制御性T細胞(Tレグ)の働きです。Tレグは他の免疫細胞の暴走を抑える”なだめ役”をしている特殊な免疫細胞で、アレルギーや自己免疫疾患の根治を可能にする希望の光として、今世界中の科学者が争って研究しています。

理化学研究所の大野博司さんは、このTレグが生まれる仕組みを明らかにしました。”なだめ役”のTレグと、”攻撃役”のT細胞は、もとをたどれば同じ、未熟なT細胞が変化したものです。では、どんなときに未熟なT細胞は、Tレグになるのか?実はTレグへと誘導する役割を果していたのは、肥満や糖尿病の項目でも出てきた腸内細菌が作る物質、「短鎖脂肪酸」でした。
 マウスに食物繊維が多い食事を与えると、Tレグの数が増加することがあります。大野さんは、食物繊維をえさとする腸内細菌が作る物質がTレグを増やすのではないかと考えました。そこで、未熟なT細胞の培養液に腸内細菌が作る物質を一つづつ入れて調べてみると、短鎖脂肪酸の一種である「酪酸」を入れたときに、Tレグが大きく増えることを発見したのです。詳しく調べると、酪酸が未熟なT細胞に働きかけ、DNAのスイッチを切り変えることで、Tレグへの道を歩ませていることがわかりました。
 そもそも腸内細菌も人体にとっては”部外者”ですから、免疫細胞から攻撃を受ける立場です。腸内で生きながらえるためには、攻撃を抑える側のTレグが増えたほうが都合がよかったのでしょう。腸内細菌は免疫細胞の”なだめ役”を増やして寛容にすることで、自分たちの生存を維持出来ます。一方人間の側も免疫の暴走が起きにくくなって、アレルギーや自己免疫疾患を防ぐ事が出来ます。お互いに利益を共有していることになります。

話は変わりますが、私の父は若い頃、鯖や蛸を食べると、アレルギー反応で全身に蕁麻疹が起きていたそうで、鯖や蛸が大好物の父には悩みの種だったそうです。

ある時、当時購読し始めたばかりの「生長の家誌」に、
汝ら天地一切の者に感謝せよ、天地一切の者に感謝したら、天地の万物が汝の味方になるから、天地の何者も汝を害することは出来ぬ、という趣旨の「詩」を読んだのだそうです。(今は大調和の神示と言われている)
その時父は「そうか~ みんな味方なのか~ 敵はいないのか~」と、
心の底から思ったのだそうです。
その時、鯖や蛸の蕁麻疹を治そうと思って、その詩を読んだわけではなかったのに、
不思議な事に、
次に鯖を食べた時、蕁麻疹が全然出る事なく、
それ以後、父は蕁麻疹から開放されたのだそうです。

この父の蕁麻疹が治ったエピソードは、
父の場合、鯖や蛸(アレルギー物質)に対する恐怖心が、体内で敵愾心をつくり、
敵と信じている鯖や蛸が体内に入ると、免疫が暴走し、蕁麻疹を創っていたのでしたが、
父が和解さえしたら、この世の中に敵はいないと、心の底から思った(信じた)時、
おそらくTレグ細胞が自然に働いて、免疫の暴走が防がれ、
蕁麻疹が出なくなったということを表しているのではないかと思うのです。

つまり本人の心だけででも、免疫力の働きをコントロールすることが出来るという事なのではないかと思うのです。
弘法大師やイエス・キリストが奇跡的に病を治したという逸話がありますが、
弘法大師やキリストの様な人には、
多分不思議なオーラがあって、
聞く者の心を芯から納得させる事が出来たから、
本人の体内の免疫力が、暴走していたものなら収まり、萎縮していたものなら正しく働いて、
それまで苦しまされていた病気を治すことも出来たという事なのではないかと思うのです。

これは本人がそう思う(信じる)以外、起こり得ない働きですから、
それ迄、色々な迷い(思い違い)で、本来の自療力が働かない為に病んでいた体が、
人体に備わった本来の自療力を知り、信じることが出来た時、
奇跡的とも思える位に、綺麗に治ってしまうという事もあるのでしょう。
これは心の底からそう思う(信じる)以外に、救われる道はないことですから、
「信じる者は救われる」とイエス・キリストも仰ったのでしょう。

宗教は信じないことには、何の役にも立ちませんから、
宗教のそういう所につけ込んで、
イカサマの教義で一儲けを企む輩とそれに騙される輩が、
この世の中に絶えないという事態になるのでしょうが・・・・・

その点、腸内フローラでアトピーが治ると知ったら、
アトピーに対する恐怖心が消えることでしょうが、
そんな信ずる心というものを抜きにして、Tレグ細胞の働きだけででも、
アレルギーが治るそうですから、安心なのではないでしょうか?
もしかしたら、安心した宿主の意識が、腸内細菌に働きかけて、
事態打開にひと役かってくれ、尚更良いのかもしれませんが・・・・・

「腸内フローラ10の真実」
まだ読んでいる途中で、偉そうに言うのは何ですが、
お読みになる値打ちがある本だと思います。
健康(病気)というものに付いて、
最近までの医学の常識によって、
思い違いさせられていたことを是正する意味でも、
腸内フローラの働きを知ることは、良いことだと思いますし・・・・・