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近々起きるかも知れないパンデミックのために何ができる? 

In Deepにこんな記事が載っています。
WHOと世界銀行が「36時間以内に地球の人間を8000万人殺すパンデミックを起こす可能性」を懸念する《病原体X》とは一体何なのか?
WHOと世界銀行が次のパンデミックの警告を発しているというのはどういう意味なのでしょうね。

In Deepに引用しておられるインターナショナル・ビジネスタイムの記事「「病原体X」は36時間以内に8000万人を殺すだろうとWHOの専門家機関は警告する」(こちら)の中に、下記の記述があります。
世界準備監視委員会によれば、最も致命的なパンデミックの 1つと見なされている病原体は、20世紀初めに世界中に感染が拡大したスペイン風邪と似た病気で、そのような感染症に見舞われた場合、世界では、約 8千万人が 2日以内に死亡する可能性があるという。

In Deepさんによると日本でも大流行したスペイン風邪の時でも
1918年8月から1921年7月までの3年間に
・総感染者数 2380万 4673人 (当時の日本の人口は約 5000万人)
・総死者数  38万 8727人
・感染者の致死率 1.6%

に過ぎなかったので(これでも大変なものですが・・・・・)
36時間のうちに8000万人を殺すようなパンデミックとは、どんなものか考えられないと言っておられます。

スペイン風邪の時の統計は,(ヨーロッパでは第1次世界大戦中だったので)日本とアメリカでしか取られておらず、
アメリカの統計よりも日本の統計の方がより詳しいのだそうです。
ですからスペイン風邪の時世界中合わせて5000万人なくなったという統計も、
正確なものかどうかは定かではないのだそうです。
日本での感染者の致死率は1.6%だったのに対し、
世界全体のスペインかぜでの致死率は 8%を超えていたという統計もあるそうです。
(この8%の致死率というのが眉唾物なのか、日本の医療がよほど優れていたのか?)

そしてWTOと世界銀行はあの時5000万人亡くなったから,
世界の人口の規模から言って、8000万人の死者になるだろうという事のようですが、
それでも、たった36時間(1日半)で、8000万人の死をもたらす疾病など考えにくいですよね。

他の感染症の広がり方から見ても、
今回のWTOの報告はちょっと盛りすぎ感が強いです。
まあ、何らかの薬やワクチン」とかそういうものの登場のための布石である可能性はあるのかも知れないですが・・・・

とIn Deepさんも言っておられますが、どうなのでしょうね。

私はもともとお薬が、特にインフルエンザワクチンは摂らないことにしていますから、関係ないのかもしれませんが・・・・・・ 

コレラの蔓延まで加わって苦しみ続けているイエメン 

Cholera death toll in Yemen doubles in two weeks
aljazeera.com 2017/06/14

イエメンのコレラでの死者数はこの2週間で倍増

内戦で荒廃したイエメンで、コレラ感染が急拡大している。世界保健機構(WHO)によると、死者数は過去 2週間でほぼ倍増して 923人となった。

コレラは現在、イエメンの 22州うちの 20州に及んでおり、124,000件以上の感染疑い例があると 6月12日に WHO は述べた。WHOは、今後 6カ月以内に 30万人もの人々に影響を及ぼす可能性があると予測ししている。

イエメンでコレラによる緊急事態が宣言されたのは 5月のはじめだった。サナアという町で最初のコレラ患者が発生した。

国際慈善団体オックスファム(Oxfam)は、現在、コレラがイエメンで1時間に1人を殺していると発表した。

イエメンでの2年間の内戦は、国の医療制度に大きな負担をかけており、コレラに感染した何千人もの人々が治療を受けることができずにいる。

ユニセフによれば、医薬品や点滴用品などは急速に枯渇してきており、また、多くの保健医療従事者は、この9ヶ月間、給与の支払いを受けていないという。

このラマダンの時期に、イエメンでは数百万人の人たちが飢餓状態にある。

さまざまなコレラの流行地域から人々は逃げ出しているが、避難した先でも、また新たな感染が発生する事例が繰り返して起きている。

イエメンの内戦は2年目となり、国連によれば、内戦で毎月平均 100人が命を失っている。そして、その内戦下で、コレラも現在非常に早い速度で人の命を奪い続けている。

2年を超える内戦では、1万人以上の人々が死亡し、数百万人が海外へ移住したために、イエメン国内のインフラは、その大部分も破壊されたままだ。

機能している医療施設はわずかで、イエメンの人口の3分の2が安全な水を手に入れることができていないと国連は述べる。

コレラの死亡率は何もしなければ75%~80%に上るが、
適切に治療したら死亡率は1~2%となるのだそうである。(こちら

イエメンの内戦の理由は複雑であり、
且つ、単純である。《イエメン戦争の背後にある地政学 (I)》

アメリカとサウジアラビアの傀儡イエメン大統領ハーディーが、
フーシ派の勃興で連立政権を余儀なくされ、一旦は連立政権を受け入れる事にしたが、
アメリカとサウジアラビアに言われて、ハーディーは自分がまとめた連立協定を撤回しようとし、イエメンを独裁的支配に戻そうとした。
その為にフーシはハーディー大統領を拘束し、大統領官邸や他のイエメン政府庁舎を占拠した。国民の支持を得て、2月6日、二週間をやや過ぎた時点で、フーシは正式にイエメン暫定政府を組織した。
強いられて辞任したハーディー大統領は、
アメリカに言われて、辞任を撤回し亡命政権を作ったが、
再びフーシに追われてサウジアラビアに逃げ込んだ。
そしてハーディーはイエメンの亡命政権を名乗って、
サウジアラビアの援助を請うことになったのが、紛争の始まりである。

と言ったら複雑であるが、原因は単純である。

要するにイエメン国民が選んだ政権を許せないアメリカが、
いったん辞任した大統領に亡命政権が創らせ、
イエメン人の政権を不正な政権として、
サウジアラビアが爆撃するのを許し続けているというのが、
現在のイエメン内乱と呼ばれるものであると言えよう。

内乱の勢力は。
①ハディ大統領派(イスラム教スンニ派)

②武装勢力のフーシ派(イスラム教シーア派)

③アラビア半島のアルカイダ(AQAL)
と、アルカイダ迄加わって、三つ巴の様だが、
2015年春から丸2年間、サウジアラビアはイエメンを空爆し続けているそうである。
連合軍サウジアラビアを助けてアメリカ政府は、イエメン空爆のために武器を供給し、軍事作戦や諜報活動の支援をしていることから、人権団体やアメリカ国内の議員から非難を浴びている。(こちら)そうである。

イエメンはこういう大変な状態で、
国民の殆どが飢餓すれすれの状態にあり、
コレラにかかっても適切な処置をしてもらえない。
コレラが初めて見つかったのは5月初めで、
流行は始まったばかりなのに、
死者数が急激に増えて、現在1時間に一人の割合で亡くなっているそうである。

人道の国を主張しシリアの化学兵器使用疑惑を受けて、
トランプ大統領は空爆迄してシリア政府への抗議を表明し、
アメリカ人の中のリベラリストを宥めようとしていたが、(こちら
イエメンの惨状には目を瞑り続けているアメリカという側面もある事を、
アメリカ人のどの位の人々が知っているのだろう?


続きを読むに、
イエメン内戦に付いての解説記事を複写して置く。

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