Dendrodium 中東問題

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「正当な反体制派」を攻撃するなbyケリー米国務長官 

ロシアは「標的変更を」=シリアで反体制派空爆と批判-米国務長官
2016年02月13日 22:48 発信地:ドイツ時事通信

【2月13日 時事通信社】ケリー米国務長官は13日、ドイツ南部ミュンヘンで開かれている「ミュンヘン安全保障会議」で演説し、ロシア軍がシリア北部アレッポなどで政府軍を支援してテロ組織掃討名目で行っている空爆について、「大半は正当な反体制派に向けられたものだ」と訴え、攻撃目標を変更するよう要求した。

 シリア内戦をめぐっては、12日の関係国閣僚会合で、過激派組織「イスラム国」(IS)などテロ組織に対する作戦を除き、1週間以内に敵対行為の停止を目指すことで合意した。ケリー長官の発言は、この計画の履行にはロシアの対応が不可欠との認識を示したものだ。(c)時事通信社


、アメリカのケリー国務長官は、「(ロシアがシリア政府の依頼で爆撃している空爆の)大半は、正当な反体制派に向けられたものだ」と訴え、攻撃目標を変更するよう要求したそうであるが、
他国の政府に楯突いて武力攻撃している勢力に、正当な反体制派と言えるものがあるのだろうか?
アメリカはどうしてシリア政府を攻撃している攻撃部隊が、正当な反体制派と分かるのだろうか?
シリアが外的を排除する事(自衛権の行使)を止めさせようとするなんて、越権行為ではないのだろうか?
アメリカは内政干渉をするなと、国連はどうして言わないのだろう?

話変わって、昨日四国で、今日は関東や東海、北陸、それに、中国の各地方で「春一番が吹いた」そうだけれど、
近畿地方では春一番は吹かなかったそうである。(こちら
それでも高温の予報は当たって、今(午後4時過ぎ)暖房していない我が家の室温が18、7℃になっている。
天気予報では明日の気温は、最高気温が8℃、最低気温は5℃となっている。
最高気温が10℃以上も下がる事になる。
一気に10℃も下がったら、寒さが堪えるのだろうな。

今年の日本の天気はお正月から暖かくなったり寒くなったり、変化の激しい気温だったけれど、
アジア各地の異常気象と較べたら優しいものだった様な気がする。(こちら
更に来年はラ・ニーニャが予想されているそうであるが・・・・・(こちら)

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サウジ王家の内紛とシリア情勢 

マスコミに載らない海外記事「サウジアラビアがシリアに地上軍派兵予定で、中東の混乱はこれまで以上に」によると、サウジアラビアとトルコはIS撲滅を口実に、シリアに地上軍を送り込むと表明しているそうである。
アメリカが率いる連合が始めるシリアでのあらゆる地上作戦に、
参加するというサウジアラビアの申し出を、
アメリカ国防長官アシュトン・カーターは、すかさず歓迎したそうである。

ロシア空爆が効いて反政府派が占拠している激戦中の都市アレッポ北部を、
シリア正規軍が包囲し、反政府派が敗北。
これででアメリカを代表格とするシリア侵略派の国際法違反の企みは、
遂に潰えたかと期待していたのだけれど、
彼等はまだまだ諦めないでいるようである。

しかしサウジアラビアは内紛状態にあるそうでである。
田中宇さんの「サウジアラビア王家の内紛 」によると、
サウジアラビアのサルマン王父子(サルマン王と子息の副皇太子)は、
対米従属から脱却し、自立しようと模索しているが、
サルマン王の兄(王位を継ぐ前に他界)の子であるナイーフ皇太子は、
対米従属を続けようとしているそうである。

多分大人しくしていたら、実の息子である副皇太子に後を継がせる為に、
サルマン王によって殺されかねないので、
ナイーフ皇太子は王に逆らって、対米従属を主張して米国からの庇護を期待しているのだろうが・・・・・

最近、サルマン王親子がナイーフ皇太子を追い落とそうとする政争が激しくなっているそうであるが、
そんな中でのシリアへの地上軍送り込み表明である。
この表明はサルマン王が出したものなのだろうか?
それともナイーフ皇太子が独断で出したものなのだろうか?

サウジ王家の内紛の行方によっては、
サウジアラビアが参加しなくなったら、
アメリカもシリアを深追いしたりしないかもしれない。

シリアで手の打ち様がなくなったら、米軍は極東に戦場を求める事になるかも知れない。
そうすると今度は日本人が火の粉を被らねばならなくなるかも知れない。
しかし、サウジアラビアがアメリカの応援をしなくなったら、
米軍も(財政的に)息が続かないかも知れない。
そうなると良いのだけれど・・・・・

中露による中東和平? 

サウジ、中国の経済圏構想支持 「利益共有」 両国関係格上げ
2016.1.21 06:17

 中国の習近平国家主席は19日、中東歴訪の最初の訪問国、サウジアラビアの首都リヤドでサルマン国王と会談した。国王は、中国が進める現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」を支持すると表明。2国間関係を「全面的戦略パートナーシップ」に格上げするとした共同声明を発表した。中国国営通信、新華社が報じた。

 共同声明は「両国は多くの地域や国際問題において幅広く共通の利益を有している」と強調。「一帯一路」をめぐる協力やエネルギー、安全保障など計6つの分野での関係強化を盛り込んだ。

 国営サウジ通信によると、習氏とサルマン国王は会談で、両国の石油会社の連携や次世代原子炉建設での協力、テロ対策での協議の枠組み設置を確認するなどした計14件の覚書・協定に合意、両政府の代表が署名した。


 サウジは中国にとって最大の原油輸入先。新華社電によると、習氏の専用機がサウジ領空に入ると、サウジ軍の戦闘機4機がエスコートした。空港に到着した習氏を、国防相を務めるサルマン国王の息子、ムハンマド副皇太子が出迎えた。

 習氏はサウジ滞在後、エジプトとイランも訪問し、中東地域での影響力拡大を図る。エジプトではシシ大統領と会談するほか、21日にはカイロのアラブ連盟本部で演説する。(カイロ 共同)


ロシア、パートナーと原油市場での協調行動を再び討議へ(2016・1・27)

飯山一郎さんがこの二つの記事を元に書かれた、
中東は露中が主導の中で、
中東は,アメリカ・イスラエル・サウジアラビアの支配から離脱! 現在の中東は,ロシアと中国による平和的な経済交流構想を支持する!と。これは革命的な大変化だ。
と書いておられる。

これで本当に中東は平和になるのだろうか?
アメリカを使嗾していた勢力が、これを黙認し、
静かにアメリカを引き下がらせるかどうか、心配な所であるが、
難物のサウジアラビアが、中露に接近しているのだとしたら、
これから紆余曲折があるにしても、
その内中東は、飯山さんの言われるような形で落ち着くのかもしれない。

これに反発したイスラエル支配層が、自分たちの生き残りを掛けて、
中東和平ぶち壊しの蛮行に出る事になったりしたら、
日本はイスラエルに原発の安全(管理)をにぎられているから、
日本もイスラエルと行動を共にするよう強制されるかも知れない。

世界制覇を狙う資本家連中によって、中東支配の為の道具として創られたイスラエルの、一般国民も気の毒だけれど、
日本人もどういう事になるのか、
又しても世界に悪名を流させられる事にならねば良いのだけれど・・・・・

イラン制裁解除に危機感を募らせているサウジアラビアの危険 

アメリカがイラン敵視を已めた(経済制裁を解除した)事を、
サウジアラビアの王族は国(彼等王族)の浮沈に係わる重大事と受け止めている様である。

サウジアラビアにある油田の大部分がシーア派住民の居住地域にあるそうで、
1月3日、カティーフで、アル・ニムール師処刑に抗議するデモ行進が行われた模様である。
また、イランの首都テヘランではサウジアラビア大使館に火炎瓶が投げ込まれたそうである。(続きを読むに、当該記事複写)

経済制裁を解除されたイランが、この儘勢力を伸ばして行く事態となったら、
サウジアラビアの油田地帯に住むシーア派住民が、イランの協力を得て自立しかねないと、
サウジアラビア王族は危機感を募らせているのだろう。

サウジアラビアは否定しているそうであるが、
1月7日イエメンのイラン大使館をサウジアラビアがミサイル攻撃したようである。(こちら

イランの復権と、石油価格の下落で経済的にも苦しくなっているサウジアラビア王族の危機感は、
今頂点に達しているのかも知れない。

マスコミに載らない海外記事「インドネシアはサウジアラビアの‘対テロ’同盟を冷たくあしらい...首都を攻撃された」によると、
一月前の12月17日、サウジアラビアの首都リヤドで、仰々しく発表して、34のイスラム教国“対テロ”連合を立ち上げたサウジアラビアは、インドネシアがアルジェリアと共に、サウジアラビアが率いる同盟への参加をきっぱり拒否した事に怒っている。
インドネシアは「イスラム国」集団や、系列に襲撃されたとされるが、
ISの背後にサウジアラビアがいるのではないかとの疑いが濃厚な様である。

以下にマスコミに載らない海外記事の前記記事を全文複写させて頂く。     

インドネシアはサウジアラビアの‘対テロ’同盟を冷たくあしらい...首都を攻撃された
Finian Cunningham
2016年1月15日 "RT "

インドネシアは「イスラム国」集団や、系列に襲撃されたとされる、中東地域以外で益々増える国々のリストに加わった。これは、ISが単にグローバル化している例なのか、それとも、インドネシアでの最新の出来事に何か他の事情があるのだろうか?

一見したところでは、今週のインドネシアの首都、人口1000万人のジャカルタ商業地区での攻撃は、結果としての死傷者数はずっと少ないが、パリで、昨年11月に実行されたものと似ている。いずれの事件でも、自爆犯と銃撃攻撃チームが加わっていた。

パリ攻撃では、11月13日に、約8人の武装した連中が様々な公共施設を攻撃し、130人を殺害した。今週のジャカルタでは、爆発物とライフル銃で武装した15人の襲撃者が、殺害できたのは民間人二人だけだ。他の5人の死者は、警察に銃撃された襲撃者か、自爆した連中だ。

テロリストの視点からすれば、ジャカルタ作戦は失敗だった。この失敗は、部分的には、テロリスト通信を傍受したためだと主張して、首都中の警備を、ここ数週間強化していたインドネシア警察の警戒のおかげだ。

ジャカルタ警察副局長ブディ・グナワンが、ジャワの都市ソロの、地元出身イスラム主義者ネットワークが、シリアを本拠とする聖戦士とテロ攻撃を計画していたと発言したと、ウオール・ストリート・ジャーナルは報じている。

“シリア集団とソロ集団との間の通信を傍受した”とグナワンは述べている。ジャカルタでの事件後、IS集団は犯行声明を出したと報じられている。

疑問は、インドネシアにおけるISとつながる活動増加の背後には一体なにがあるのか?ということだ。警察は、ここ数週間で何人かのIS工作員容疑者を逮捕していたと報じられている。

インドネシアは、イスラム主義者集団が行うテロを始めて経験するわけではない。2000年から2009年までに、6回の大規模テロ惨事が起きている。最大のものは、2002年、リゾート土地バリでの爆発で、200人以上が亡くなった。しかし、過去五年間、インドネシアは、比較的平和を享受していた。

作家でインドネシア専門家のジェレミー・メンチクは、木曜日夜のインタビューで、フランス24に、世界で四番目の大国が比較的穏やかなのは、インドネシアの比較的民主的な移行で、反体制イスラム主義者集団を取り込むことができたおかげで実現できたと語った。

2億4000万人以上の国民がいるインドネシアは世界で最も人口の多いイスラム国家だ。インドネシアは、1965年から1990年代末まで、スハルトのもとで過酷な独裁制に苦しんだが、以来インドネシアは、より穏やかで、寛容で非宗教的な政治進路を進むことに成功した。

2014年に選出されたジョコ・ウィドノ大統領のもと、インドネシアは、かつての過激イスラム主義者問題を封じ込めることに成功した。

一月前の12月17日、サウジアラビアの首都リヤドで、仰々しく発表して、サウジアラビアは、34のイスラム教国“対テロ”連合を立ち上げた。突然の構想を、「イスラム国」や他のアルカイダとつながる過激派を含むテロ集団に資金提供し、武器を与えてきたサウジアラビア支配者の実証されている役割からして、多くの観測筋は懐疑的に見ているがワシントンとロンドンは大歓迎した。

懐疑的な人々は、名目だけのいくつかの加盟国が後に、立ち上げについて、サウジアラビアから相談を受けていないと述べていて、サウジアラビアが率いる34のイスラム教国連合 急きょまとめられたもののようにみえると語っている。サウジアラビアが主導する“対テロ”イスラム連合構想に含まれていないのは、イラクとイランだが、この二つのシーア派が多数派の国に対するサウジアラビアの敵意を考えれば、恐らく決して驚くべきものではない。

二つの主要イスラム国家、アルジェリアとインドネシアは、一層あからさまに、サウジアラビアが率いる同盟への参加をきっぱり拒否した。

世界最大のイスラム国家としてのインドネシアの重要性からして、ジャカルタが署名を拒否したことで、サウジアラビア構想は、広報上の厳しい打撃を受けた。

フィナンシャル・タイムズによれば、サウジアラビアは、数年前から、インドネシア国内の過激イスラム主義者集団に資金提供してきたと見なされている。

それを考えれば、インドネシア当局が、先月、多くの専門家が、それに取り合わなかったのとまさに同じ理由で、サウジアラビアの“対テロ”連合を冷淡にあしらった可能性が高い。テロ、特にシリアにおける5年間にわたる紛争とのつながり疑惑を巡って、酷く傷ついた自分たちの国際的イメージを艶出ししようとしているサウジアラビアによるひねくれた広報策謀と見なしたのだ。

そこで、今週ジャカルタでのISとつながる集団によるテロ攻撃は、先月の、サウジアラビアに対する、当惑させるような冷淡なあしらいをしたインドネシア政府に対する一種の報復として画策された可能性があるという、もっともな推測が浮かび上がる。

もしサウジアラビアと欧米の諜報機関が、実際に自分たちの地政学的狙いのために、何らかの怪しげな方法で、聖戦主義テロを動かしているのであれば、そのようなテロ集団が、インドネシアでも、それを言うなら世界のどこででもだが、こうした同じ主人公連中によって操縦されているというのは理にかなっている。

IS集団によって実行されたと思われる、ジャカルタ中心でのテロ攻撃は、欧米が支援するサウジアラビア“対テロ”連合へのばかにしたような嫌がらせを巡る、インドネシアに対する厳しい警告なのだ。

インドネシアでのイスラム主義者テロ活動が突然増加したことと、ジャカルタでの攻撃者連中が、より大きな損害を引き起こし損ねたことは、攻撃が急きょ計画されたことを示唆している。工作員に対する指令も急きょ送られ、実行されたのだ。

これは、サウジアラビアのテロ・スポンサーが、自分たちの先月の対テロ茶番を傷つけたインドネシアに素早く反撃することを狙っていたという理論とぴったりする。

本コラムの主張、見解や意見は、もっぱら筆者のものであり、必ずしもRTのそれを代表するものではない。

Finian Cunningham(1963年生まれ)は、国際問題について多く書いており、彼の記事は複数言語で刊行されている。北アイルランド、ベルファスト生まれの農芸化学修士で、ジャーナリズムに進むまで、イギリス、ケンブリッジの英国王立化学協会の科学編集者として勤務した。ミラーや、アイリッシュ・タイム ズや、インデペンデント等の大手マスコミ企業で、彼は20年以上、ミラー、アイリッシュ・タイムズや、インデペンデントなどの大手マスコミで、編集者、著者として働いた。現在は、東アフリカを本拠とするフリーランス・ジャーナリストで、彼のコラムは、RT、スプートニク、Strategic Culture Foundationや、Press TVに掲載されている。

記事原文のurl:https://www.rt.com/op-edge/329034-indonesia-snubs-saudi-terror/



「続きを読む」に、
サウジアラビア政府がシーア派指導者ニムール・アル・ニムール師を革命扇動の罪で処刑し、カティーフで、アル・ニムール師処刑に抗議するデモ行進が行われたを記した記事を複写して置く。

続きを読む

アメリカに出た真ん丸い虹 

丸い虹
今月16日、アメリカのサウスカロライナ州で、
こんな見事な珍しい虹がでたそうです。(こちら
大抵の虹は下の半分はなく、
大空に橋が架かっているように見えるから、
虹の橋とも言い習わされているのでしょうし・・・・・

日本では虹は希望と共に語られることが多いかと思うのですが、
イスラエルでは虹の下に地獄の釜があると言って、
虹は不吉なものとされているそうですね。(こちら
だから、これ迄見たこともない様な、真ん丸い虹に、不安感を募らせている人が大勢あるらしいです。

不安が不安を呼び、結局に於いて虹が不吉であるという彼等の思い込みが、証明される事になるのかも知れませんが・・・・・

そう言えば昨年9月11日には、
かの9・11事件の起きたニューヨークの世界貿易センタービル跡に、
「二重の虹」が架かっていたそうです。
ニューヨークの世界貿易センタービル跡の虹

サウスカロライナ州で円形の虹の現れた同じ日、アメリカはイランへの経済制裁を解除したそうです。
イラン経済制裁解除を決定 6か国と共同声明

それは米国のイランに対する敗北であり、中東情勢の激震の始まりである。
と、天木直人さんは言っておられる重大決定がなされたらしいです。(こちら

これ迄強引一辺倒だったアメリカがイランに譲歩したのです。
このアメリカの変化は、アメリカ自身にとっても悪い事ではなかったのではないでしょうか?
アメリカがこれまでのように、強引一辺倒でで譲歩を知らない国のままだったら、
地球の生物は、全滅する事になっていたかもしれないのですから・・・・・

アメリカの姿勢の変化にこの虹が影響を与えていたのかどうかは分かりませんが、
これらの虹がアメリカの強欲な権力者達の思い上がりを、
幾らかでも制御する為に、力を貸してくれたのではないかとも思われるのです。

やっぱり虹の架け橋は、美しい見かけどおりに、素晴らしいものなのかも知れませんね。

ISに包囲されたシリア人を救う道 

内戦下のシリアでは過激派組織「イスラム国」(IS)や政府軍に多くの人々が包囲され、餓死者が出ているという。
この問題で、国連の潘基文(パンギムン)事務総長は14日ニューヨークの国連本部で、
「飢餓を戦争の武器に使うことは戦争犯罪だ」と述べ、
紛争当事者に包囲を解除し、食糧など支援物資の搬入を認めるよう訴えたそうである。
(国連総長、紛争地域への食糧搬入を訴え シリア飢餓問題)

しかし、現地の実態は複雑極まりないものの様である。

現実にはISに包囲された地域への援助物資は、IS延命の為の援助物資となっている面が大きいらしい。
当地の人々は、反乱者たちが米1キログラムに250ドルの料金を払わせていると言っているそうである。
そのコメはアサド政権が届けたものである場合もあるらしい。
欧米によるシリア人の飢餓危機に対する同情キャンペーンは、
IS延命の為の手段としてなされているという想像もできそうである。

以下にバルセロナの童子丸さんの報告をコピーさせて頂く。

シリア「包囲された町マダヤの飢餓」を巡る  西側《嘘つきメディア報道》の実態
2016年 1月 13日
時代をみる
童子丸開
<童子丸開:スペイン・バルセロナ在住>

バルセロナの童子丸です。

正月早々、また世界中を嘘が飛びめぐっているようです。特にソーシャルネットを使ったデマをマスコミが広げまくる、というパターンが定着してきたようで、我々もよほど気を付けていないと、どんな詐欺に遭うか分かりませんね。恐ろしい世の中です。



*  *  *  *  *  *  *

http://bcndoujimaru.web.fc2.com/fact-fiction2/Authentic_lies_of_Western_Media-socialmedia_on_Syria.html
シリア「包囲された町マダヤの飢餓」を巡る 

西側《嘘つきメディア報道》の実態

2016年の1月に入って、シリア南部、レバノン国境付近にある反政府武装集団がたてこもるマダヤという町が急に注目を浴びた。BBCやCNN、FOXなど英米系を中心にした数多くの西側メディアが、政府軍やヘズボラーの部隊に包囲されるこの町で極端な飢餓が住民を苦しめており緊急の援助が必要だ、これらはバシャール・アサド政権の責任である、というような論調で、数多くのビデオや写真を使いながらキャンペーンを開始したのである。

その結果、国連や赤十字などによる食糧などの緊急援助物資がマダヤに運ばれることになったのだが、英米系のメディアTV画面にいきなりショッキングな映像が流され何らかの政治的なメッセージがそれに含まれる場合には、そこに必ずでっち上げの大嘘が含まれていると疑った方が良い。今回も例にもれず『大嘘様の大名行列』が繰り広げられたようだ。日本の皆さまにもぜひその様子をご覧いただきたい。

今回翻訳(仮訳)してご紹介したいのは1月11日付ロシアRTの「First aid convoys ready to enter besieged Syrian town of Madaya (RT EXCLUSIVE)」である。 https://www.rt.com/news/328503-syria-madaya-fake-photos/

この中で西側メディアの大嘘とその大嘘の元を作り出すソーシャルメディアのでっち上げが暴かれているのだが、同様にこのでたらめなキャンペーンの裏側を暴く記事がGlobalreseachの記事にいくつかあるのでご紹介したい。
Madaya Fake Media Images: BBC Caught Recycling 2014 Footage from Yarmouk
Media Fabrications in Support of US-NATO War on Syria
Syria: BBC Fabricates Again, Uses Recycled Photos. Madaya Residents used as Human Shields by US-NATO Backed Terrorists
Syria. Analyzing Madaya’s Starvation Falsification. Western Media Propaganda in Support of US-NATO War Crimes
また当サイトの『ベネズエラ「反政府抵抗者たち」という映像詐欺』がソーシャルメディアによるでっち上げの実例を示す。

まあ確かに、その結果として、飢えて困窮する町に食糧などの援助物資が届いたわけである。西側報道の中では今のところ見かけないが、シリア政府からの食糧援助もあるようだ。ただしそれらが本当に住民の手に渡るのかどうかの保証はあるまい。どうせそれらを受け取って管理するのは反政府武装集団の者たちである。RTの報告の中でも「反乱者たちが、米1キログラムに100,000 SP(250ドル)の料金をかけている」という住民の声が紹介されている。

言ってみれば反政府武装集団は住民を人質に取っているわけであり、これが、イスラム国(ISIS、Daesh)やアルカイダ系テロリストと戦うシリア政府軍とそれを支援するロシア空軍の作戦を困難なものにしているのだろう。シリアがアサドの主導で平和を取り戻す動きが本格化している中で、大嘘の専門家である英米系西側メディアが懸命にテロリストたちの延命を図っているようだ。それにしても、こんなペテンにいとも簡単に乗せられてしまう西側世界の人々の感覚こそ、どうにかなってほしいものである。

2016年1月12日 バルセロナにて 童子丸開

▼▼▼▼▼▼▼(翻訳始め)▼▼▼▼▼▼▼
【注記:オリジナルの記事にはビデオやツイッターの画像が多く使われているが、この翻訳では画像は扱わない。ビデオは原文の方で確認していただきたい。またツイッターの画像はそれぞれのツイッターのアドレスをクリックしてもらいたい。】

https://www.rt.com/news/328503-syria-madaya-fake-photos/
最初の救援隊が包囲されたシリアの町マダヤに入る(RT独占取材)
2016年1月11日12時22分発表 (編集時間:2016年1月11日16時53分)

【RTによるビデオ:マダヤに向かう人道的援助物資を積んだトラック隊を報道するRTニュース。この中で、マダヤについて西側報道で流された大嘘の数々を紹介している。また後半では、テロリストの襲撃によって住んでいる町を破壊され家族や友人を失って難民となった人々の話が紹介されている。】

人道的援助のトラック隊が、シリア南部の包囲される町マダヤに到着したと報道されている。そこでは人々が餓死の危機に曝されていると現地にいるRTのメンバーが語る。当地の人々は、反乱者たちが米1キログラムに250ドルの料金を払わせていると言う。
【RTによるビデオ:村の街頭に集まる人々。どの町のどういう状況なのかは確認できない。】

国連はこの町でそのトラック部隊を確認している。トラックは基本的な食糧物資とともに、水、ベビーフード、毛布、医薬品、そして手術用器具を積んでいる。
シリア・アラブ赤新月社の隊員もまた「2台のトラックが食糧を運び、他の2台は毛布を満載して午後5時(世界標準時15時)にマダヤに入った。」とAFPに語っている。
【RTツイッター:https://twitter.com/MuradoRT/status/686552229797564416/photo/1?ref_src=twsrc^tfw】
【Murad Gazdiev  @MuradoRT
      もうそこだ! 国連と赤十字の支援がマダヤに近づいている。最後のわずかの検問所を残すのみ。
我々の記事は http://on.rt.com/71h3 にアップされている。
3:16 PM – 11 Jan 2016 · Syria, Syria 】

それと同時並行的に、シリア北部のイドゥリブ地域で反乱者によって包囲されているフォアーとケフラヤに最初の救援隊が到着したことを、BBCが報道している。
国連、国際赤十字委員会、シリア赤新月社および世界食糧プログラムに指揮される60台のトラックから成る多くの輸送隊がマダヤ、フォアー、ケフラヤに向けて出発した。その以前に国連は、これらの居住地域で人々が飢えで死につつあるという信頼のおける報告を受け取ったと語っていた。
【RTツイッター: https://twitter.com/MuradoRT/status/686470222589595648/photo/1?ref_src=twsrc^tfw】
【Murad Gazdiev  @MuradoRT
シリア政府からの食料を満載したもう1台のトラックがマダヤに入ろうとしている。米か小麦のように見える。
9:50 AM – 11 Jan 2016 · Syria, Syria 】

39台のトラックに積まれる人道的援助はマダヤに着いているはずだと、RTのムラド・ガズディエフは現地からの報告で語った。
その人道的援助は何千人もの人々が包囲されている地域で戦闘を行っている双方の合意のおかげでやってくるのだ。
ガズディエフによれば、メディアによる報道は少なく西側ジャーナリストの姿はないということである。
【RTツイッター:https://twitter.com/MuradoRT/status/686468526807363584/photo/1?ref_src=twsrc^tfw】
【Murad Gazdiev  @MuradoRT
マダヤに向かう最初の救援トラックが通り過ぎたばかり。水と小麦だ。袋の印から判断するとシリア政府の援助物資だ。
9:43 AM – 11 Jan 2016】

ところが、1月に入って以来、ソーシャルメディアとMSMがリポートで溢れかえっている。包囲されたマダヤの町で大勢の人々が飢え死にしており、それはアサド大統領に忠誠を誓う政府軍の責任である、と言うのだ。
【RTツイッター: https://twitter.com/MuradoRT/status/686523306497982464?ref_src=twsrc^tfw】
【Murad Gazdiev  @MuradoRT
噂以上にひどい。マダヤの市民たちは、反乱者たちが、米1キログラムに100,000 SP(250ドル)の料金をかけていると語る。
1:21 PM – 11 Jan 2016】

テレグラフ、インディペンデント、BBC、CNN、FOXといった様々なメディアの報道は、シリア人たちがペットの犬を食べており、何の援助も受けないまま放ったらかしにされていると伝えた。一部のメディアは、死にかけているマダヤの住民たちのものだとされる映像の出所を再チェックすらしなかった。
それらの映像が実際に真正のものであると確認できる者はいまだに誰もいない。RTはこれらの写真を調査することにした。

アラブ語のソーシャル・メディアに投稿された一つの印象深い写真は、マダヤの市街のどこかに横たわっているように思える飢餓状態の男性の姿を 我々に示す。その町は約9000の人口を持っている。
【正体不明のツイッター:https://twitter.com/Sul6n/status/684459323746062340?ref_src=twsrc^tfw】
【/ Sُuْltَan  @Sul6n
罪の無い人々が毎日のように、飢えとアサド政権による包囲のために死んでいる。マダヤを救え。
8:39 PM – 5 Jan 2016】

写真の下にあるキャプションには「マダヤとアル‐ザバダニで、バシャール・アサド、ヘズボラーそしてイランの民兵たちのために起きた飢餓の犠牲者たち」と書かれている。

しかしながら、この飢えている男の背景となる物語は捏造されたものだと判明した。実際には、シリア・アメリカ医療協会(the Syrian American Medical Society)によれば、彼は1年前にゴーウタ市で 餓死したのである。この写真は2015年1月13日に撮影されたものだ。
「ダマスカス出身の身体障害者Mohammad Yoususf An-Najjarは、1月13日に、政府軍の包囲の最中に極度の寒さと食糧不足のために死亡した。」このようにシリアの人権ネットワークは語った。
アラブ語メディアに現われた一人の少女の写真がアサドの政策に対する世界的な非難を巻き起こした。それは、彼女が極端な飢えのために死亡寸前の姿になったと主張した。
【正体不明のツイッター: https://twitter.com/bodhibrian/status/686138772333838340/photo/1?ref_src=twsrc^tfw】
【brian g  @bodhibrian
@lizziedearden もしマダヤの人々が飢えているなら、あなたはマダヤのものではない写真を使っているのか?このレバノン人の少女を採り上げよ
https://www.facebook.com/United.Syrian.
      11:53 AM – 10 Jan 2016 · Sydney, New South Wales, Australia 】

しかしながら、この少女はヨルダンで無事で元気な姿を見せている。MBCテレビによると、この写真が、2014年1月にヨルダンの首都アンマンの路上で撮影された。

テレグラフと アルジャジーラによって公表された写真は飢えている少年を撮ったものだが、彼はマダヤにいたとされた。
【テレグラフ紙のツイッター: https://twitter.com/TelegraphNews/status/686263131752943616/photo/1?ref_src=twsrc^tfw】
【Telegraph News  ✔ @TelegraphNews
飢えた市民たちが救援物資を待っている間にも、マダヤでますます多くの死者が  http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/middleeast/syria/12092095/More-deaths-in-Madaya-as-starving-citizens-wait-for-aid-packages.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter …
8:07 PM – 10 Jan 2016】

ところが、YouTubeのビデオがこの町の危機が始まる以前の2015年5月にこのシリア人の少年を主役にしていたことが判明した。
https://www.youtube.com/watch?v=ji9b2MxPPE0

マダヤで飢餓状態にある男性のもう一つの恐ろしい写真は、2009年にヨーロッパで撮影された麻薬中毒者(あるいは、他の情報源によると難民)のものであることが明らかになっている。彼の眼には、ブルーであるという事実を隠すために、色合いの修正すら施された。この写真は元々アルジャジーラに登場したものだ。それは後に削除されたのだが、削除以前に数多くリツイートされてしまった。
【Omar Hamdyのツイッター:https://twitter.com/OmarHam68912624/status/685423490267234304/photo/1?ref_src=twsrc^tfw】
【Omar Hamdy @OmarHam68912624
マダヤについてアルジャジーラは嘘をついている
12:31 PM – 8 Jan 2016】

これらの写真の信憑性は確認できないと赤十字が語った。
https://www.youtube.com/watch?v=FVpltpiLFzE
【注記:このビデオは音声が無くアラビア語の字幕があるだけだが、その一部と思われるものが、この記事の最初にあるRTビデオで(3:20~3:30)音声付で使われている。】

権力拡張の為に同朋・同属を見捨てる指導者達 

マスコミに載らない海外記事「エルドアン皇帝のISILイェニチェリ軍」を読んだ時私は、
トルコ大統領もサウジアラビア王も、
長らくインディアンと誤称されていたアメリカ先住民が、
西洋からやって来た罪悪感欠如で無慈悲な侵略者達によって、
どんな目に合わされ、最終的に滅ぼされて終ったのか、全然知らないわけではないだろうに、
アラビア(含むペルシャ)の人々が最終的に、
アメリカ先住民がやられたのと同様な運命になる違いない様な自滅的なことを、
どうして無反省に、何時までもやっているのだろうと歯がゆくなって来た。

エルドアンもサウジアラビアのサルマン王も、アメリカによって用意された敵(同じアラブ人)をやっつけたら、
自分達の天下が続くと思い違いして、アラビア人の力を徹底的に削いでしまう戦争をやろうとしている。

昔アメリカの西部劇の話で、インディアンは白人を捕まえたら頭の皮をはぐような、野蛮なで残虐な人間であるというような話をしばしば耳にしていた。
現在アメリカはISとかイスラム国と名づけられた武装集団の、残虐性をしきりに吹聴しながら、
陰でイスラム国が勢力を広げる応援をしていたことが明らかになっている。
イラン勢力とトルコ+サウジアラビア勢力との最終戦争が勃発したら、
どちらの勢力が勝ったとしても、アラビアは徹底的に力を失ってしまうだろう。

その力を失ったアラビア人を、徹底的に壊滅させて後、
アメリカは再び、自分達の悪辣なやり口を棚に上げて、
アラビア人達は残虐で野蛮な人間達だったから、
結局内輪もめで滅んでしまったと、
しゃーしゃーと吹聴しているのではないだろうか?

実際は平和だったアラブ地域を今日の惨状にしたのは、
アメリカの軍事侵攻の所為であったことは、アメリカ兵自身の言葉でも語られている。
下記芳ちゃんのブログに、イラクに派兵されていた元アメリカ兵の赤裸々な告白文が紹介されている。
私はイスラム国の誕生に加担していた

アメリカはアフガニスタンやイラクには、宣戦布告して攻め込んでいるが、
リビアやシリアには、正面切って攻め込む事はしないで、
傀儡を駆使して紛争を起こし潰そうとしている。(リビアは潰した)
21世紀の始めから15年間、西欧人によって中東と呼ばれるアラビア人の地域は戦乱の巷と化している。

独裁政権の弊害はあったかもしれないが、
彼等はそれぞれにある程度の生活水準の平和な生活をしていた。
それが壊されたのは、アメリカが陰に陽にと仕掛けて行った騒乱の所為であった。
アラブ地域は戦争に継ぐ戦争で、今や地獄の様相を呈している様である。

シリアが滅ぼされるのも後一歩というところで、
シリアはロシアの援軍を得て、今力を回復しようとしている。
今アメリカの策謀は敗退したかに見えているが、
この儘引き下がるアメリカではなかったようである。
サウジアラビアとトルコの支配者の権力に対する危機感を煽る事によって、
アラビア人同士の殺し合いを醸成する最後の戦略に出たようである。

トルコ大統領もサウジ王も、今企んでいる戦闘で例え勝ったとしても、
最終的にはアラビアの終焉を招くだけだという事に気付いて、
内輪もめ等やめないと、教主モハメットに申し訳が立たないのではないだろうか?

エルドアンもサルマン王も自分達が威張っていられないアラビア等、
滅んでしまっても構わないと思っているのだろうか?
だとすると、本当に気の毒なアラビア人達である。

・・・・・なんて、外国の事に同情している余裕等、
私達日本人にもなかったのだった。
安倍晋を代表とする彼の強欲集団も、似たような輩だらけだったのだ。

IS撲滅 米露の共闘 

ロ米 モスクワでの会談でシリアのテロリスト根絶で合意
2015年12月16日

15日にモスクワで行われたプーチン大統領及びラヴロフ外相と米国のケリー国務長官との交渉は、実質的なものだった。ロ米両政府は、テロリズムのような現代の悪を根絶する覚悟を確認した。ラヴロフ外相は、クレムリンでの会談を総括し、このように指摘した。

ラヴロフ外相は、次のように総括しているー

「交渉は、具体的で実質的なものだった。注意の中心に置かれたのは、ダーイシュ(IS,イスラム国)やテロリズムとの戦いの活性化に関連し、シリア危機調整に向けて、事をいかに前進させるかという課題だった。ダーイシュ(IS,イスラム国)や「アル=ヌスラ戦線」その他のテログループは、我々すべてにとって共通の敵であり、我々は、そうした悪を今根絶する覚悟を確認した。

ロシア及び米政府は、シリアにおけるテロリズムとの戦いに向けた作業を、より打ち合わせのなったものとするのを助ける今後の措置の数々について同意した。実際面で、今後のいくつかの措置が合意された。それらは、並行してなされている我々の仕事を、今までよりも効果的でかつ調整されたものにするのを助けるだろう。

ロシアと米国は、他の国際シリア支援グループ各国に秘密で、行動する事はない。」

一方米国のケリー国務長官は、クレムリンでの記者会見で「米ロが効果的に共同作業をすれば、世界全体が勝利する」と指摘し、次のように述べた―

「米国とロシアが、一緒になって効果的に働けば、両国は勝利し、世界共同体全体も勝利する事は、疑いない。

我々の会談は、基本的に、シリア、テロリズムとの戦い、そしてウクライナにテーマを絞ったものだ。私は改めてプーチン大統領に対し、米国は、ダーイシュ(IS)と戦うためにロシアと働く用意があると事を確認した。

米国は現在、シリアの体制の交代を目指いてはいない。米国と我々のパートナー国は、シリアでの所謂体制変更を.目指していない。我々は、将来もアサド氏が指導者で有り得るとは思っていないと言ったが、現在我々が注意を集中しているのは、この問題に関する意見の食い違いではない。

交渉では、政治プロセルにアクセントが置かれた。その過程で、シリア国民は、自分達の国の将来について決定を下す事になるだろう。」

なお、モスクワでの交渉では、ウクライナ危機もテーマとして取り上げられた。ラヴロフ外相は「ロ米は、ウクライナ問題調整のために、あらゆる可能性を利用するだろう」と述べ、次のように強調した―

「我々は、ウクライナ危機調整をめぐって、意見を交換した。ロシアも米国も、プーチン大統領とオバマ大統領の間で達成された合意の数々を発展させてゆく中にある。我々は、ミンスク合意やノルマンジー・フォーマットを支持し、ミンスク合意を完全に遂行するために、自分達が持っているあらゆる可能性を利用してゆくだろう。」

プーチン大統領とケリー国務長官の会談は、クレムリンで15日夕方、ラヴロフ外相も出席して、3時間以上に渡って行われた。


アメリカのケリー国務長官は本気でロシアと協力して、ISを根絶する覚悟なのだろうけれど、
事態が国務長官=大統領 の思い通りに進むかどうかが不明という所が、
現在のアメリカの厄介な所と言えるのだろう。
桜井ジャーナル「米国の国務長官が露国外相と会談してISを全世界の脅威だということで合意したが、米国はISの黒幕 」に下記のようなエピソードを書いておられる。
ケリー長官は5月12日にキエフでペトロ・ポロシェンコ大統領と会い、クリミアやドンバス(ドネツクやルガンスク/ナバロシエ)の奪還を目指す作戦を実行してはならないと言明、その足でロシアのソチを訪問してウラジミル・プーチン大統領らと会談してミンスク合意を支持する姿勢を示した。
 ところが、その直後にキエフ入りしたビクトリア・ヌランド国務次官補は5月14日から16日にかけてポロシェンコ大統領のほかアルセニー・ヤツェニュク首相、アルセン・アバコフ内務相、ボロディミール・グロイスマン最高会議議長らと会談し、ケリー長官に言われたことを無視するように釘を刺したと言われている。

国務長官が出した指示を、直後に配下の国務次官補が、
長官の言った事は無視するようにと、関係者に釘をさして回るというのだから、
現在のアメリカの指令系統は滅茶苦茶である。

例えオバマ大統領やケリー国務長官の希望は、
ISのような危険なテロリスト達を根絶してしまう事だとしても、
ISを創り育てて行った勢力が、アメリカに厳然と存在しているからには、
政府の意向が通るかどうかは不明と言えるのかも知れない。

ISを作り育てた勢力=戦争屋勢力は、米軍をほぼ握っているそうだから、
米政府がロシア政府と協力して、IS撲滅に全力投球する積りであったとしても、
軍部の背後に控えている戦争屋が、政府の命令は戦争屋勢力の利益に反すると考えら、
どんな謀略を使ってでも、
アメリカがロシアと協力して、ISを撲滅しない方法を編み出してくることだろう。

日本は太平洋戦争に惨敗して、戦後70年間軍備を創る事が禁じられていたから、
軍備製造企業及び軍備販売業者=戦争屋が蔓延る事を免れて来たが、
アメリカは第2次世界大戦の戦勝国になったから、
米軍の発言力は米政府の中でも絶大なものとなって行ったのではないだろうか?

その上、東西冷戦という構図が作られ、
米ソ両国では、軍拡競争が延々と続けられる事になった。

冷戦中の米ソ両国は互いに軍事力で、引けを取らないために、
第2次大戦終了の直後から、数十年間軍備拡張にしのぎを削ってきたのである。
武器を造る企業は、東西冷戦が続いている限り、
延々と仕事が与えられ続けていた。
武器が消費されようと、されまいと、
両国の武器製造業は常に性能を上げる事が求められ、
性能の上がった武器が、政府によって購入され続けていたのだろう。

こうして武器業者はどんどんと研究所や工場を拡張して行ったことだろう。
又、長い冷戦の間に、軍部と武器業者との間には、切っても切れない絆が育って行った事だろう。

武器業者が武器を造る工場を維持し、
性能を更に上げる為には、常に莫大な資金が必要である。
又、労働者の技術力を維持する為には、
労働者に仕事を、切れ目なく与え続けねばならない。

という事情もあり、武器業者は冷戦対策で作る武器需要だけでは、物足りなくなって行った。

利潤を上げる為に、工場を有効活用し、製品がどんどん売れる事を期待するのは、
企業として当然の心理である。
しかし、武器製造業者が営業活動は、
生活必需品の営業活動とは分けが違う。
武器の売れ行きを伸ばすための営業活動となると、
戦争が最適である。
戦争があったら武器がどんどん売れる。
戦争とは公然と大量殺人をする事である。

武器業者の営業活動とは、戦争(人殺し)を増やさせようとする取り組みとなるのだから、空恐ろしい事態となる。

長い冷戦の間に、アメリカの軍部と武器業者との間は、
切っても切れない間柄に育って行ってしまったのだろう。
武器業者の営業を助ける為に、
軍部は業者の武器を購入してやる為に、戦争を画策する羽目になった。
そして武器業者の為に武器を購入することが、軍人にとって莫大な副収入(賄賂)をもたらすものである為に、
軍人も武器業者も心を合わせて戦争を画策するようになって行ったのだろう。

勿論軍人の中にはその様な、儲ける為に戦争をするという事を、
忌み嫌っているマトモナ神経の持ち主も大勢あったことだろう。
しかし、ここでも悪貨は良貨を駆逐するという諺どおりになって行き。
軍人の幹部の大部分が、戦争屋と一心同体の様なものとなり、
現在のアメリカの戦争屋政治・経済が出来上がってしまったのではないだろうか?

そして日本は戦争屋勢力のラストリゾートだそうだから、
安倍ノ戦争法案が、米軍から求められるのは、当然の帰結だったのかも知れない。
(何とか戦争だけは避けたいものであるが・・・・・)

欲のためには大量虐殺も辞さぬ人々の集団となった軍隊ほど怖いものはないだろう。
しかも単純な乱暴者集団ではなく、悪智慧に長けた者が操る集団なのだから、
向かう所敵なしの状態となっていたのも当然なのだろう。

勿論自国を守るためだろうけれど、ソ連の武器を引き継いだロシアが、
暴虐な米軍の乱暴狼藉を抑えようと取り組みだした。
現在米軍と戦う力を持っているかも知れない唯一の存在である。

現代は大量生産技術で大量の武器弾薬が簡単に作れるだけでなく、
核兵器まで開発し発展させてしまった時代だから、
米軍を制止する為、両軍が力の限り、核戦争も辞さずと戦う事になったら、
どちらが勝っても、
地球の受ける打撃は大変な事になるだろう。
もしかしたら、人類だけでなく地球生命を、死滅に至らしめるかも知れない。

だからと言って悪魔よりも恐ろしい戦争屋やISを、
この儘野放しにやりたい放題させていたら、
人類に安心して暮らせる世界は、なくなってしまうかも知れない。

オバマ大統領に心があるなら、
それこそ「進退これに窮まれリ」と言って、
平清重盛公の様に、涙されるしかない事態なのかも知れない。

しかし、戦争屋勢力の中にも、事態の深刻さが分かる人も混じっているかもしれないから、
何とか分からず屋の戦争屋勢力を押さえ込んで、
最悪の事態を防ぐことが出来るのかもしれない。

アメリカ政府とロシア政府が本当に手を結んで、
事態の打開を試みてくれるのだったら、
もしかしたら、希望をもっても良いのかもしれない。

開き直るトルコ・エルドアン大統領 

今日は一気に冬のように寒い1日となった。
ロシアとトルコの問題は、プーチン大統領がトルコに対し、
謝ったら許してやるかも知れないと取れる様な発言をしたら、
トルコは「何でトルコがあやまらなあかんねん」という風な回答をしたのだとか・・・・・

エルドアン大統領は大統領公邸で演説し、過激派組織「イスラム国」からトルコが石油を密輸しているとのプーチン大統領の発言を念頭に、「恥を知れ。その事実を証明しろ」と憤慨。シリアのアサド政権およびロシアなどの支援国こそが「イスラム国」に資金と武器を供給していると反論した。
 今回の事態を受け、ロシアがトルコとの一連のプロジェクト中止を示唆していることについては、「感情的」「政治家失格」と激しく批判。その一方で、「われわれが強い関係を築いているロシアを狙う理由がない」と述べ、ロシア軍機だと知っていて撃墜したわけではないと改めて訴えた。 
こちら
と言うのだから、エルドアン・トルコ大統領はもう、やけのやんぱちになってしまっているのかも知れない。

嘘八百と偽善に覆われた世界の行く末、
その落とし所は何所になるのだろう?

複雑怪奇な「トルコによる露軍機爆撃事件」 

今日の毎日放送お昼のニュースバラエティー「ひるおび!」では、
「トルコ露軍機撃墜で暗雲イスラム国包囲網異なる思惑と確執」と銘打って、
トルコがロシアの爆撃機を撃墜した事件に付いて事細かに説明解説していた。

昨日見たニュース記事では、NATOはトルコには領土および領空を保全する権利があると言って、トルコを庇っているように見えたのに、
「ひるおび」の主張は、数秒の領空侵犯で爆撃は酷いという論調のように聞えた。
それからトルコの様々な事情の解説もしていた。
それで私は、マスコミも時には良いことを言うのかなと思ったりしてしまった。
そして「NATOがトルコの応援はしない事に決めたのかな?」とも思った。

飯山一郎さんのブログの「プーチンとエルドアンは仲良しこよし!」と「露土戦争を仕掛けている勢力がいる?」を読んだ時、
この問題は想像以上に複雑怪奇なものを含んでいるのかもしれないという感じがしてきた。

ロシアとトルコの貿易量は、昨年の310億ドルを大幅に増加して、1000億ドルの大台に達する可能性があるという。
トルコとの貿易および経済パートナーとして、ロシアは欧州連合に継ぐ第二位の地位にある。
また、ロシアからトルコ経由で欧州に天然ガスを送るパイプライン構想についても協議し、12月のエルドアン氏の訪露も決めていた。

それなのに トルコは、ロシア軍機を撃墜してしまい、パラシュート脱出したパイロットを射殺し、ロシアの救助ヘリの乗員も射殺した。のである。

・ 明確な領空侵犯の証拠がないのに、ロシア軍機を撃墜し…
・ パラシュート脱出したロシア軍機のパイロットを射撃して銃殺!
・ そのパイロットの救助作業をしていた露軍のヘリを射撃し…
・ この射撃によって、ロシアの海兵隊員1名が死亡してしまう…

ここまでヤッてしまうのは…、
プーチンの 『倍返しの報復攻撃』 を誘うためなのか?!
ロシアとトルコが戦争する事態を仕掛けている勢力がいるのか?
いずれにせよトルコのエルドアン大統領は、この事態を招いた犯人ではない。
(紫字部分は飯山さんの記事から一部引用)

こんなやりすぎを、ロシアとの関係を構築する為多大の努力をして来たエルドアン大統領がやるとは思えない、
トルコに巣食っているCIAやモサドによる謀略だろうという訳である。

そういう前提に立ったら、毎日放送「ひるおび」の放送の意味は、ますます分からなくなって来たが・・・・・

今の世界情勢は謀略だらけで、複雑怪奇だと改めて感じさせられたのだった。

続きを読むに田中宇さんの「トルコの露軍機撃墜の背景 」も面白かったので、この記事を複写して置く。

はたしてトルコにとっては、
ロシアとの関係維持と
シリアとの国境地帯の軍事力確保とどちらが大事なのだろう?


続きを読む

ドローン攻撃は平和に暮らす一般住民をテロ組織へと促しているby米軍パイロット 

米軍人「米国の無人機プログラムは人々のIS入りを煽るもの」

2015年11月22日 09:21(アップデート 2015年11月22日 10:02)
新聞Die Zeitによれば、米国のオバマ大統領、カーター国防長官、ブレナンCIA長官にあてた米空軍パイロットらの公開書簡の中では「無人機(ドローン)プログラムの効果に関する米政府の声明はウソだった。実際のところ、無人機は、多くの罪もない人々の命を奪い、平和に暮らす一般住民をテロ組織へと入るよう促しているにすぎない」との告発がなされている。



元米国軍人4人は、無人機プログラムは「新たなテロリスト募集プログラム」に、その姿を変えてしまっていると指摘し、プログラムの閉鎖を求めた。リア-ノーヴォスチ通信は、公開書簡の一部を紹介し、このように伝えた。

以前無人機プログラムを担当していた専門家らは「無人機による攻撃は、多くの一般市民の命を奪い、人々の憎しみを煽るだけで、それをIS(イスラム国)のようなテロ組織が利用している。米国は、無人機使用に対する自分達の視点を見直すべきだ」と提言している。

アフガンで米無人機の攻撃による死者、10人中9人は「無駄死に」
また専門家らは「米国のグアンタナモ刑務所で行われているような蛮行も、IS戦闘員の新たな志願者を増やす要因になっている」とも指摘した。

公開書簡の中で軍人らは「オバマ及びブッシュ両政権により作成された無人機プログラムは、世界を不安定化しテロリズムを広める力の一つになった」と強調し、次のように続けている-

「米政府は、プログラムの効果について公にウソをつき、平和的一般住民の中に非常に多くの犠牲者が出ていることに口をつぐんできた。

我々は、米国内で又その国外でも、無人機プログラムが、いかに破壊的な結果をもたらしているかを知りながら、パリで起きたようなテロを黙って見ていることなどできない。」


このアメリカの空軍パイロットが危惧していることは、正鵠を得ていると思う。
アメリカがアフガニスタン等で続けているドローン攻撃で、大勢の一般人を殺した事によって、アメリカの得るものは反米感情だけなのではないだろうか?
本当にアメリカの事を思っている軍人だったら、
こんな馬鹿な事を続ける政府の意図が分からないと言うより、
アメリカの為に怒り心頭に発して来るのも当然だろうと思う。

ペシャワール会の中村哲さんも、
アフガニスタンで旱魃の為に農業を諦めた人々の中に、
家族を養う為ISに応募する者が大勢あると書いておられた。(こちら
その範囲は今やナンガハル州の3分の2を覆うまでになっているそうある。
アフガニスタンの人々がISに入るという選択をするについては、
家族を養う為という面もあるだろうけれど、
やはり、無人機ドローンで一般人を殺し続けている米軍に対する怒りが、
表面上反米を唱えアラブの独立を謳っているISに参加する事を選ばせている、という面もあるのではないだろうか。
(実際はISも、アメリカの傀儡だという説もあるが・・・・・)

もしかしたら米軍がドローン攻撃を続ける事で、アラビアの人々の恨みを買うようなことを続けているのは、
ISへ入りたがる人間を一人でも大勢つくろうとの目論見だったのかも知れない。
アメリカではアメリカ人をも裏切っている勢力が、
現在のアメリカ軍を動かしているらしいから・・・・・

パリ同時多発テロを受けて「シリア」空爆を強化するという欧米諸国 

フランスのテロ騒動を受けて、アメリカもIS攻撃に本気で取り組む姿勢を見せているそうだけれど、
昨日の新聞の見出しには?と言いたくなった。

11月18日京都新聞朝刊 一面トップの見出しが、
 米仏ロシリア空爆強化
同日夕刊
 英もシリア空爆参加

これではシリアが悪い事をしたから、米仏ロだけでなく英国もシリア空爆を強化すると言っているようではないか!

パリ同時多発テロを受けて、イスラム国掃討の為に連携して空爆を強化するのであれば、
どうしてシリアに限るのだろう?

ロシアがシリアのイスラム国(IS)を掃討する為に、シリアで空爆しているのは、シリア政府の要請を受けたものだから、
シリア国内に限って空爆するのは当然の事であるが、
アメリカやフランス イギリスと言った国々がイスラム国掃討の為に空爆するのだったら、シリア空爆強化ではオカシイのではないだろうか?
イスラム国(IS)がシリア国内から周辺国に逃げ出した時、
その周辺国まで追って行かなかったら、IS掃討等出来なくなってしまう。
アメリカもイギリスもフランスも、シリア政府からの要請を取り付けているわけではないのだから、
周辺国を空爆する大義名分がないのは、
シリアを空爆する大義名分がないのと同様である。

それなのに長年ISから苦しめられて疲弊しているシリア国内を限って、
IS撲滅の為に空爆する等、(この記事を書く新聞社は)変だとは思わなかったのだろうか?
アメリカやフランス・イギリスがそう言っているというのだったら、
アメリカやフランス・イギリスが、やろうとしていることの目的が、偽りだという事になるのではないだろうか?

今回のロシアを除く連合国の空爆は、
イスラム国掃討を大義名分に使って、
シリアを更に疲弊させるのが目的であると言っても過言ではないだろう。
こんな不当な事を計画する政府を批判せず、ISを非難しているとしたら、
欧米人の神経は、ISと同様に残虐で手前勝手であると言えるだろう。

これでは、シリアの難民が減る筈がないし、
ISのテロがなくなる筈もない。
イスラム世界からの難民を減らす為の努力をする気もないし、
イスラム世界から欧米へのテロを、本気で抑える積りもない為政者を持った、フランス人を始めとする欧米人も、
中東の人々の受けた被害とは比べものにならない位に小規模だけれど、
やっぱり現在の権力者の犠牲者と言えるのではないだろうか?

パリ同時多発テロ報道に思う 

【パリ同時多発テロ】国内外またがる組織的犯行か 死者は129人以上
フランス・パリの複数箇所で11月13日、銃撃や爆発があった。BBCによると、コンサートホール「バタクラン劇場」で人質に取られていた約100人が死亡したという。オランド大統領はフランス全土に非常事態を宣言し、国境を封鎖。テレビ演説では「前例のないテロが起きた」と述べた。


フランスで起きた民間人を殺すテロ事件が、今世界中で話題になっている様である。
このテロで殺されたリ怪我を負わされた方々については、
庶民の一人として、本当にお気の毒であると私も思う。

しかし、「木霊の宿る町」で紹介しておられた、
「パリに思いを馳せた世界中の人びとの半分でも、同じことがシリヤ、パレスチナ、エジプト、リビヤ、イエーメン、ガザ、イラク、他でも起きていることに思いを馳せてくれるのだろうか?」

長年にわたってイスラム諸国が受けてきた欧米によるテロ(破壊・殺戮)に対する「反撃」の一環
受難と反撃の規模を比べたらとてつもない非対称形。かたや十万人単位、こなた十人単位。百人単位の反撃は例外的

というコメントを読んだ時、
「将に」と私も思った。

アメリカの対アフガニスタンやイラク戦争の時の犠牲者数の膨大さは言うに及ばず、
戦争終結後でさえも、アフガニスタンで米軍は、無人機でアフガニスタン人を殺し続けているという。
アメリカ本土の安全な所ででドローンを操る兵士が、しばしば標的を間違えて一般人を殺しても、
米軍は「間違いだった」で済ましていたようである。
間違えて米軍の無人機に殺されたアフガン人の総数だけでも、
百人や2百人位ではなく、もっと大勢だったらしいではないか!

欧米人とアラビア人の命の値打ちに、どうしてこんなに差が有るのだろう?
アメリカ人は外国政府のやりかたが気にくわないと言うだけで、
大型ミサイルで攻撃している。

現在はシリア政府が気に食わないと言って、反政府勢力なるものに武器弾薬を与えて、
政府に武力で歯向かうように応援している。
その挙句に出来た悪いISが極悪集団だという事で、
米軍はISを撃つ為だと言ってシリアを爆撃していたが、
その爆撃でも、シリアの一般人が大勢巻き添えになったことだろうが、
その事についての報道は殆どなされてはいなかった。

ロシアがISを爆撃した時には、マスコミが一般人の犠牲者の事を書きたてていたようであったが、
ロシアが数十日間爆撃してだけも、大勢の一般人の犠牲者が出るのだから、
何ヶ月も続けられていたアメリカ軍の爆撃で、
どれだけ大勢のシリアの人々が殺され、大事なインフラが破壊された事だろう?

という訳で、現在の報道は総て非対称であるという点に、私は強く共感したのだった。

フランスはISと全面戦争するなどと息巻くより、
フランスも加わってやってきたIS攻撃という名の「シリア爆撃」で、
多くの無辜の命を奪い、大勢の人々に迷惑を掛けてきたことを、反省するべきなのではないだろうか?
難民で欧州諸国が苦しめられているのも、
元を正せば欧米によるアラビア・アフリカ攻撃の所為なのだということを、
もっと反省すべきなのではないだろうか?

弱り目に祟り目「イエメンに洪水」 

厳しい内戦の渦中のイエメンに史上最悪のサイクロンが上陸
http://www.cbsnews.com/news/yemen-amid-brutal-war-gets-its-worst-ever-cyclone-chapala/

シーア派の反政府勢力と連立政府との間の破壊的な内戦の中、サウジアラビア主導の空爆が続いているイエメンが、同国史上最強のサイクロン『チャパラ』に見舞われている。

チャパラは 11月3日に、イエメン中部の港湾都市ムカラ付近に上陸し、一帯は最大風速 40メートルほどの暴風が吹き荒れた。このムカラの港は現在、国際テロ組織アルカイダ系「アラビア半島のアルカイダ」に制圧されている。

そして、年間雨量 100ミリ程度のイエメンに、1日でその2倍から3倍の量の雨が降り続けており、今後も大きな被害が出ることが予測されている。同国の歴史の中で、これほどの雨が降った記録は残されていない。

海岸近くの多くの住民たちは、洞窟や学校などに避難しているという。

このサイクロンにより、インド洋にあるソコトラ島では3人が死亡した。

チャパラは、砂漠の上に上陸した後は、急速に勢力を落とすと予測されているが、それまでの雨量は、イエメンの年間平均降水量の5倍に達すると考えられる。

内戦の激しさを増しているイエメンだが、第三の規模の都市タイズでは、サウジアラビアの空爆により、過去 24時間で 33人が死亡している。

国連の発表では、このサウジアラビアの空爆により、少なくとも 2615人の民間人が死亡しているという。


イエメンは今もサウジアラビアによって攻撃され続けており、
民間人だけでも2615人が殺されていると言う。
弱り目に祟り目という言葉があるが、このイエメンに歴史上類を見ない豪雨までが襲ったと言う。
「火事の後雨が降る」という話を聴いたことがあるが、
サウジアラビアによる攻撃で燃え盛る劫火を消す為に、
イエメンに雨が運ばれてきたという、
自然の摂理だったのかも知れないが・・・・・

普通だったら恵みの雨の働きをするのだろうけれど、
劫火に引きずられて、雨の量も大量となり、
豪雨になってしまい、
イエメンに洪水と言う新たな災難をもたらす事になってしまったのだろうが、気の毒な事である。

イエメンがサウジアラビア等に攻撃される様になったきっかけは、
マスコミに載らない海外記事「イエメン戦争の背後にある地政学 (I)」によると、
2014年9月、イエメン・フーシ運動、アンサララ(アラビア語で神を支持する人々を意味する)が、イエメンの首都サナアを支配したのが始まりだった。
   (引用 紫字部分)
イエメンにおける戦争と、アブド・ラッボ・マンスール・ハーディー大統領打倒は、イエメンでの“フーシ・クーデター”の結果ではない。その逆だ。ハーディーが打倒されたのは、サウジとアメリカの支持を得て、彼は自分がまとめた連立協定を撤回しようとし、イエメンを独裁的支配に戻そうとした。フーシと彼らの政治的盟友によるハーディー大統領打倒は、ハーディーが、ワシントンとサウジ王家と共に計画していた権力奪取に対する、予期しない対応だった。
   (中略)
1月20日、最終的にフーシはハーディー大統領を拘束し、大統領官邸や他のイエメン政府庁舎を占拠した。国民の支持を得て、2月6日、二週間をやや過ぎた時点で、フーシは正式にイエメン暫定政府を組織した。ハーディーは辞任を強いられた。2月26日、フーシは、ハーディー、アメリカとサウジアラビアが、イエメン壊滅を計画していると発表した。

それから色々あって、
3月26日、サウジ王家がイエメン攻撃を開始した。

それから7ヶ月余りもイエメンは、隣国から攻撃され続けてきた。
これは王権による民主主義の謀殺行為ではないだろうか?
こんな民主主義の敵サウジアラビアが、隣国に無慈悲な攻撃をしているのを窘めないで、
アメリカはよくもまあ民主主義の伝道者、世界の警察 面が出来たものだ---何て言葉はもう意味を成さないか。
そんな事はもう誰でも、とっくの昔に知っていることだし・・・・・

クルド人が目指しているという「民主的連邦主義」に思う 

私の闇の奥「オジャラン 8」によると、
クルド人の目指しているのは、オジャランの唱える「民主的連邦主義」だそうであるが、
普通の国と「民主的連邦」との違いは何処にあるのだろう?
民主的連邦を求めるのは、国民国家のイデオロギー的基礎[Nationalism] [Positivist Science] [Sexism] [Religiousness]に問題があるからとの事である。
[Nationalism] [Positivist Science] [Sexism] [Religiousness]について説明しておられるところを下に引用させていただく。
(引用  紫色の字の部分)
[Nationalism]
国民国家の出現と共に、国家そのものが殆ど神聖化される傾向が出てくる。国家が神の位置に祭り上げられると、国家主義(愛国主義、国粋主義)は、いわば、その宗教にあたる役割を担う。しかしその背後にあるのは、権力が国民を自己の利益に利用しようとする意思である。それは社会のあらゆる分野に浸透していて、芸術も科学も社会意識も独立ではない。したがって、真正の知的洞察に達するためには、現代の国家主義的要素の根本的な解析が必要である。
[Positivist Science]
実証主義哲学のパラダイムは国民国家のイデオロギー的支柱の一つであり、それは愛国主義に炎を注ぎ、また、一種の新しい宗教のような形をとった世俗主義を支える。実証主義は物事の外見だけを尊重し、それを現実そのものとする哲学的特徴を持つから、可視のものだけを、古代の偶像崇拝的に尊重する傾向を生む。
[Sexism]
国民国家のもう一つの支柱はその社会全体に広がっている性差別制度である。
多くの文明社会システムは権力保持のために性差別を採用しきた。彼らは女性を安価な労働力として利用し、また子孫、特に男性の再生産の手段と看做し、つまり、女性は性的対象であり、また、商品でもある。女性全体を搾取される一つの国家と見ることも出来る。社会的な根をもつ性差別は、愛国主義と同じく、国民国家とその権力のイデオロギー的産物である。女性の奴隷化は、他のすべてのタイプの奴隷制、圧政、植民地化が行われる最も深刻に偽装された社会領域である。はっきり言って仕舞えば:資本主義と国民国家は、専制的で搾取的な男性の独占物である。
[Religiousness]
見た所、如何にも世俗国家のように振る舞うにしても、国民国家は、目的達成のためならば、国家主義と宗教の混ぜ合わせを利用することを躊躇しない。理由は簡単で、宗教が、依然として、社会的に重要な役割を果たしうるからである。とりわけイスラム教はなかなか敏捷である。ある場合には愛国心の一部を担う。イランのシイア・イスラムはイラン国の最も強力なイデオロギー的武器である。トルコではスーニ・イデオロギーがそれに当たる。


又言われる、
 国民国家はその組成的基盤である国民を超越するから、それはその政治的機関を超えた一つの存在となる。それは、その法的、経済的、宗教的構造のみならず、そのイデオロギー的な基盤を擁護するためのそれ自身の機関を必要とする。その結果生じる拡大する一方の民生と軍事の官僚制度は高くつき、しかも超越的な国家そのものを維持することだけに役に立ち、その事がまた、官僚を人民の上に置くことになる。
 近代ヨーロッパ期には、国家は人間社会のすべての層にその官僚制度を拡大する全ての手段を手に入れてしまった。それは社会の全ての生命線を汚染する癌のように成長した。官僚制度と国民国家は一方が欠ければ存在し得ない。国民国家が近代資本主義体制の背骨とすれば、官僚制は紛れもなく自然的社会を閉じ込める檻である。その官僚制度は国家システムが円滑に機能することを保証し、物資の生産の基盤を保証し、さらに、実在の社会主義的国民国家であれ、商業主義的国民国家であれ、主だった経済活動関係者たちの利益を保証する。国民国家は資本主義の名において社会を飼いならして、生活共同体をその自然な基礎から疎外させてしまう。社会的問題を突き止めてそれを解決しようとする問題解析はこうした連携をよく考察する必要がある。


もしこの様な政体が出来たら素晴らしいだろうなと思う反面、
その素晴らしい政体は一体何年間くらい有効なのだろう?との疑念も湧いてくる。
現在のクルド人は周りの様々な勢力から圧迫され続けているから、
殆どの人々がこの状態から抜け出せるならと、
一つの目的の為に力を合わせているのだろうが、
現在の希望が実現した暁に、暫らくは住民皆で喜び支えあう社会が出来るかも知れないが、
外敵が無くなったら、大抵の場合、
その社会の中で好い顔になろうとしたり、
一般庶民より贅沢が出来る地位になろうとしたりと、
様々な欲望が渦巻き出して、
理想の社会だった筈の「民主的連邦」でも、
気が付いたら、
連邦間や住民の間で、新しい格差が出来始めているのではないだろうか?

その格差は第一世代では遠慮がちなものであろうとも、
第2世代第3世代ともなると、
それは生まれながらの格差となり、
身分制度のようになっているかもしれない。

国の規律が緩やかな分、権力者の恣意が幅を利かせる部分が多くなって、
もしかしたら、中世の世界のように暗い世界となっているのかもしれないという、
縁起でもない想像も沸いて来る。

この世の中は、人間の倫理道徳の水準が上がらない限り、
どんな制度を用いても、
70~80年くらい経ったときには、元の木阿弥にならざるを得ないものなのではないだろうか?
だからこそ人類は、それぞれの土地でそれぞれに「道」を説き、
人間の質の向上を図ってきたのではないだろうか?

今より良い社会を作るためという大義名分があっても、
国を混沌とするような殺し合いをして迄、理想郷を創ろうとするのは、
罪を作るだけであって、夢見たほどの効果を齎す事はないのではないかと私は思う。

しかし、オジャランのこういう理想の提示が、
今酷い逆境にあるクルド人達に、
現状を改善させる力を与えているのも事実なのかも知れない。
その力の結集がクルド人の立場を、劇的に改善する動力になるかも知れない。

今、行き詰りかけている資本主義国日本にも、
現状打開の為の何かが、
国民を奮い立たす事が出来る様な何かが、描かれないかと期待されるところであるが・・・・・

チュニジアの「国民対話カルテット」にノーベル平和賞 

先日からノーベル賞受賞者の発表が続いている。
大村智さん等の受賞は、
大村さんが発見された微生物で創られた薬剤のおかげ、
大変な病気から助けられた人々が大勢あるそうだから、
大村智さんが受賞の機会を得られたのは本当に良かったと、
祝福して差し上げたい気持ちになった。
テレビでの話によると、犬のフィラリア予防薬も、
この大村智さんの発見された微生物で出来た薬剤の一つなのだそうである。
大村さんのお陰は、人だけでなく犬にまで及んでいたようである。

昨日発表された「平和賞」については、ちょっとおかしい様な気がした。
2011年2月、アラブの春という触れ込みで、
チュニジアで花の名のついた革命が起き、周辺国に次々と波及して行った。

アラブの春の話の盛り上がっている最中、
東日本大震災と東電福島第1原発の過酷事故は起きたのだった。
事故の前、アメリカの言う事を聞かない者として、
「菅・カダフィー」と噂されていたものだったが・・・・・

アラブの春で民主化が進んでいると言われていたが、
実際はエジプト、リビア、シリア、イエメンなどの国々は、
民主化どころか内乱状態となり、各国の国民は大変な目にあっている。
内乱と言っても国外から武装勢力が大挙して押しかけて、
至る所で乱暴狼藉の限りを尽くしているのだから、
動乱状態と言った方が適当なのかもしれない。

アラブの春以降の動乱で、これらの国々の国民は、
以前よりずっと暮らし難い国にされて終っている。
今や中東からの難民で、ヨーロッパ各国も呻吟する羽目に陥っているが・・・・・

チュニジアの「国民対話カルテット」にノーベル平和賞を授ける事に決めた人々は、
エジプト、リビア、シリア、イエメンの国々が、動乱状態に陥っている原因を、
各国国民が無為無策で民主化運動に失敗した所為と言いたいのかもしれないが、
本当にそれらの国々が動乱状態に陥っているのは、
それらの国々の国民がチュニジアと違って、能無しぞろいだったから、
民主化運動に失敗したのだろうか?

リビアのカダフィーが殺されたときの経緯など思い出すと、
それだけだったとはとても思えない。

今民主化を志しサウジアラビアの王様から独立して、
国を民主化しようとしたイエメンが、
サウジアラビアから猛烈な武力攻撃を受けているが、
常々、国民が暴君の支配に苦しんでいる(とレッテルを貼られた)国への、武力攻撃を厭わないアメリカが、
イエメンを助けてサウジアラビアを攻撃しているかと言えば、
サウジアラビアがイエメンを攻撃するに任せて、
サウジアラビアの無法を静止しようとさえしていない。

リビアのカダフィーは暴君で国民を苦しめていると言って、NATO軍が空爆しカダフィー政権を追い詰め、外部勢力によってカダフィーが殺されるのに任せていたのに、
イエメンではサウジアラビアのなすがままを許している。

こんなニュースを度々聞いていると、
チュニジアが本当に民主的な政権を作ることに成功したかどうか詳しい事は知らないが、
チュニジアが民主的政権を作る事に成功したのは、
チュニジアだけが確りした対応をしたからという、それだけの理由なのだろうかとの疑問が残るのである。

一説によると、リビアやシリアがNATO諸国から、
支配者を取り替えるようしつこく強要されている理由は、
シリアやリビアの支配者(アサドとカダフィー)が石油を売って得たお金の殆どを、
民生に使って、業者に思うほどの利潤をもたらさないからだとの事であるが・・・・・

そう言えばこの所戦争ばかりのアメリカの、オバマ大統領も、
大統領就任早々にノーベル平和賞を受賞されたのだった。
チュニジアのノーベル平和賞の受賞も、アラブの春のまやかしを誤魔化すのが目的なのかもしれない

どうりで日本の平和憲法・憲法9条がノーベル賞を受賞できないわけだ。

「内政不干渉の原則」の違反を公然と報道させていたアメリカ 

In Deep「悪魔に石を投げる儀式の惨事」に続くカオス : サウジアラビア大巡礼での圧死事故はイスラエルの陰謀だとイランは主張し、CIA援助組織をロシアが空爆したとアメリカは主張する」の中に、下記記事が載っていました。

今朝のウォール・ストリート・ジャーナルに下のような記事が掲載されていました。
シリアロシア軍空爆
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▲ 2015年09月30日のウォール・ストリート・ジャーナルより。

「シリアのロシア軍空爆機が、アメリカの CIA が資金提供や武器供給を行い援助しているシリア政府への反乱軍に攻撃を加えたとアメリカ当局は公式に述べた」というものでですが、これは「有料記事」でして、会員ではない人は、タイトルと見出しだけしか読めませんので、私も会員ではないですので、それだけしかわかりませんが、タイトルに続く見出しは、

ロシア軍によって空爆された場所のひとつは、アメリカ CIA と同盟国から資金と武器の提供と、訓練を受けている反政府シリア勢力だった。

ということで、もし、これが本当ならば、

> 米露が偶発的に衝突する危険

という懸念が初日から当たった・・・というより、これが「偶発」ではないというほうが懸念と言えそうですが。

このことに関しては、こういう報道タイトルを見たというだけですので、それ以上は何もわからないですが、「シリア発のいろいろ」というようなこともあるのかもしれません。

シリアという国は、古代より長い動乱の歴史を持つ国で、その度に世界地図が書き換えられるような大きな出来事と共に今に至っています。

そして、サウジアラビアの大巡礼ハッジでの先日の大きな事故についても、「あれは偶発的な事故ではない」という方面からの報道が出ています。


この記事を見て私が驚いたのは、
この記事に「ウオール・ストリート・ジャーナル」の、見出しの写しが載せられていましたが、
「シリアのロシア軍空爆機が、アメリカの CIA が資金提供や武器供給を行い援助しているシリア政府への反乱軍に攻撃を加えたとアメリカ当局は公式に述べた」という話を、
会員制の有料記事であったとしても、
ウオール・ストリート・ジャーナルという普通の新聞が書いたという事でした。

ウオール・ストリート・ジャーナルの会員に、
アメリカCIAがシリア政府を滅ぼす為に、反乱軍に武器や資金援助をしているという事が、
秘密ではなく公然と知らされているという事でした。

反政府軍に外国政府が武器や資金援助することは、内政不干渉の原則に抵触しないのでしょうか?
シリアの内戦によって何十万人もの人々が殺され、
何百万人もの人々が家を焼かれて難民になっているそうです。
(イラク戦争以降の中東の動乱によって、1200万人もの人々が難民にされたそうです。)
長く続く内乱によって国民は地獄のような状態に突き落とされています。
アメリカがシリアの内戦を援助したのは、民主主義を守るために仕方なかったというには、余りにきつい犠牲だと言えるでしょう。
それ位だったら、国内だけの争いで強い者がかって平和になる方が、まだましと言えるのではないかと思ってしまいます。
(多分そういう理由で内政不干渉の原則が決められたのではないかと思うのですが・・・・・)

クルドの巨象(オジャランの革命思想を信奉するクルド人勢力) 

田中宇「クルドの独立、トルコの窮地 」に
シリアのクルド人を武装させ、軍隊(YPG)の強化に貢献したのは、シリアを拠点にトルコ政府軍と戦っていたトルコ人クルド組織PKKだった。PKKは、YPGの生みの親といえる。YPGはシリアでISISと戦う唯一の穏健派勢力で、今や米欧のISIS退治に不可欠な友軍だ。それなのにトルコは、YPGの親分であるPKKを分離独立主義のテロリストとして空爆殺害し続けている。
という一節がある。

私の闇の奥「オジャラン(4)」の末尾に下記の記述があった。
これを読んでトルコのエルドアン大統領が、トルコクルド人組織PKKを如何してそんなに警戒するのかという謎が、解けたような気がした。

今 ロジャバ革命と呼ばれるクルド人の革命的政治勢力は、米国、 有力NATO諸国、トルコ、イスラエルなどにとって、アサドのシリア政権と同じほどに、打倒してしまいたい政治的軍事的勢力だろうと、藤永 茂さんは書いておられる。
     (以下引用)

次には、これもまた重要なオジャラン文献の一つである、
Democratic Confederalism(民主的連邦主義)
の翻訳を始めます。
 アブドゥッラー・オジャランの名に、なぜ私がこれほど拘るか? シリア北東部の小都市コバニをめぐるクルド人とIS(イスラム国)軍との死闘のことをやや詳しく知ったのは本年2015年の初頭で、それまで私はアブドゥッラー・オジャランの名を知りませんでした。いや、多分、この名を目にしたのは、1999年、オジャランの逃避行、逮捕、拉致のドラマが展開された時、カナダのマスコミを通じてであったと思われますが、このゲリラ指導者の名前は私の記憶の中にとどまっていませんでした。
 しかし、今は、私の心の中でオジャランの名は大きくなるばかりです。更に、現在のシリア情勢に関する私の読みも変わりつつあります。米国、 有力NATO諸国、トルコ、イスラエルなどにとって、ロジャバ革命と呼ばれるクルド人の革命的政治勢力は、アサドのシリア政権と同じほどに、打倒してしまいたい政治的軍事的勢力だと、私は見ています。離島の独房に閉じ込められているオジャランを偉大な思想的指導者として仰ぐ、おそらく、百万のオーダーの若く屈強なクルド人男性女性の革命志向のエネルギーは、今後の中東情勢を決定するピボットとなる可能性が十分あると、私は考え始めています。このクルド人男性女性集団とISテロリスト集団は全く対照的な価値観を信奉する集団です。この革命集団と反革命集団がコバネで激突し、クルド人の革命集団が、この春には、勝利を収めたというのが現状です。シリアのアサド政権を打倒して、米欧の言いなりになる政権に変換することに成功しても、あとにオジャランを指導者として固く団結するクルド人集団が生き残ることになれば、米欧と中東の保守勢力にとっては、中東問題は解決に向かうどころか、むしろ、これまでよりも、より根源的な問題を抱え込むことを意味します。英語に“Elephant in the room” という表現があります。知らない方は辞書をチェックして下さい。シリアで政権変換(レジームチェンジ)を企んで来た諸勢力は、これ以上、部屋の中にいる巨象(オジャランの革命思想を信奉するクルド人勢力)の存在を無視できないことを悟り、この邪魔者を殺しにかかっています。これがシリア問題の目下の要諦です。今回、エルドアンのトルコが、米国が引率する反イスラム国有志連合に加わって、本気でIS叩きに加わった、というのは全くの嘘っぱちで、すべての力は部屋の中の象を殺すことに向けられようとしているのです。
 藤永 茂

ヨーロッパに押し寄せる中東難民 

海岸に打ち上げられたシリア難民の子供の遺体のニュース
http://japanese.donga.com/srv/service.php3?biid=2015090438628が、
シリア難民問題を大きくクローズアップさせる切っ掛けになったようであるが、
シリアの人々が酷い目に会い続けて、4年半以上経つ。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A2%E9%A8%92%E4%B9%B1
シリア擾乱の原因に付いては様々な意見があるようであるが、
反政府勢力なるものの構成員の大部分がシリア国民ではなく、外国人たちであるというところが普通の内乱と違う所だろう。

桜井ジャーナルの「シリアを侵略しているISの兵站線を攻撃しようとしない米政府だが、露のシリア支援は全力で阻止へ 」 にあるように、
アメリカはISISを助けてシリアを攻撃させていたという疑いが限りなく濃いと言われて来た。

田中宇さんの記事「シリア内戦を仲裁する露イラン」に下記の一節がある。
    (引用)
米軍がISISを支援(創設)してきたことについて、私は何度か記事にしてきたが、これまで米当局はそれを認めていなかった。
だが最近、米軍の諜報機関(DIA)の元長官であるマイケル・フリン(Michael Flynn)が、米軍はアサド政権を倒すため、意図的にISISが強くなっていくように仕向けたと発言し、それを裏付けるDIAの2012年の報告書も同時期に機密解除された。米軍がISISを支援したことは、もはや無根拠な陰謀論でなく、米軍の元高官が批判的に語る「事実」だ。


それを裏付けるDIAの2012年の報告書も同時期に機密解除された。米軍がISISを支援したことは、もはや無根拠な陰謀論でなく、米軍の元高官が批判的に語る「事実」だとある様に、
アメリカがISISにシリアを攻撃させシリア陥落を狙っていた。
それを隠す為に米軍はISIS攻撃のふりをしていたが、
米軍の諜報機関(DIA)の元長官であるマイケル・フリン氏の発言で、
ISISがアメリカによるシリア乗っ取り計画の隠れ蓑であった事は、
ほぼ間違いない事実と言えるのではないだろうか?

然しながら長引くシリア攻撃で、膨大な人数の難民を作る事になり、
欧米諸国は押し寄せる難民に、国内が大混乱を来たそうとしている。

ドイツのメリケル首相は難民にやさしく、食べ物だけでなく月2万円の小遣いまで、ドイツに来た難民に与える事にしているそうであるが、
そんな大盤振る舞いにドイツ国内では反対者も多いそうである。

シリア難民が大勢出来たのも、元を正せばアメリカがシリアに仕掛けたシリアの資源乗っ取り工作の所為であった。
シリアの人々は、欧米諸国にリビアをひっくり返され、カダフィーを殺された後、
リビア人がどんな目に会ったかを、つぶさに見せつけられていたから、
あくまで抵抗するシリア政府に従う人々が大勢有って、
長引く戦争にもアサド暗殺という事にならなかったのだろうけれど、
長引く戦乱で家を失い難民にならざるを得なかった人々は、
安定した生活と職を求めて、ヨーロッパに押しかける事になったとしても、仕方ない成り行きであろう。

ヨーロッパはNATOでアメリカと繋がっているから、
難民を作り出す原因者の仲間という事になる。
だからこそ、もうこれ以上難民を作らないで欲しいと、アメリカに懇願したのではないだろうか?

中東には以前から子供の受難や、惨たらしい事件が沢山あった。
しかし、そのことをマスコミはキャンペーンを張ってまで報道したことは余りない様な気がする。
最近マスコミが急に、子供の受難を繰り返し報道するようになっているが、
彼等は子供の死体に驚いたからではなく、
欧米勢力が難民の苦難を理由に、シリア擾乱から手を引くことを示す為に、
一人の子供の死を利用しているだけなのではないかと、私は疑ってしまう。

イスラエルがガザ攻撃で大勢の子供を虐殺したのを、
マスコミはあんなにキャンペーンを張った報道などしていなかったし・・・・・

マスコミは時と場合によって、優しくなったり無慈悲になったりする。
という事は、根底に有るのは無慈悲という事なのではないだろうか?

戦争屋政権アメリカが世界中のマスコミを牛耳っている以上、
そうなっても仕方ない事なのかも知れないが、
現在の権力集団政官財マスコミのうち、政官マスコミには一貫性がないのが目に付く。
財の場合は強欲で一貫性が有るのだろうけれど、
やっぱり唱える正義には一貫性がない様な気がする。

戦争屋国に牛耳られているのでは、
この地球上の品位が滅茶苦茶になっても仕方ないのだろうが、
これまでの人類が築いてきた文明は、そんなに無価値だったのだろうか?

米軍と共にするISIS攻撃と、騙されたイラク軍 

アメリカが悪いとかそんな事を言う積りはありません。
アメリカのやっているのは覇権を守るための命がけの闘争なのです。
覇権を守るとはそういう事なのだろうと思います。

しかし、イラクのアバディ首相を始めとするイラク人は悔しかっただろうな~と思いました。

田中宇「わざとイスラム国に負ける米軍 」を読んだ時の感想です。
    (引用) 以下紫字部分は総て上記記事からの引用です。
5月17日、米軍が指導するイラク政府軍の約1万人の部隊が、イラク中部のスンニ派の都市ラマディで、自分らの10分の1しかいない千人程度の過激派テロ組織「イスラム国」(ISIS)と戦って敗北、敗走し、ラマディはISISの手に落ちた。米国とイラクにとって、昨年6月のモスル陥落以来の大敗北だ。イラク軍は装甲車大砲など大量の兵器を置いて敗走し、それらの兵器はすべてISISのものになった。ラマディは、首都バグダッドから130キロしか離れていない。東進を続けるISISは、イラクを危機に陥れている。
敗北時、イラク軍には世界最強の米軍がついていた。米軍は制空権を握り、戦闘機でいくらでもISISを空爆できた。しかし、地上で激戦のさなかの空爆は4回しか行われず、それも市街の周辺部を小規模に空爆しただけだった。イラク政府軍と一緒に地元のスンニ派部族の武装勢力が戦っており、米政府が彼らに軍事支援を約束していたが、実際には何も支援せず、武装勢力は銃弾をブラックマーケットで自腹で買わざるを得ず、十分に戦えなかった。米軍が諜報を担当していたが情報収集に大きな漏れがあり、イラク軍は後方の集落に隠れていたISISの部隊に不意撃ちされ、総崩れになった。「砂嵐なので米軍機が援護空爆できない」という間違った情報が流され、イラク軍が敗走を余儀なくされた。
ラマディの敗北後、カーター国防長官はテレビ番組で「イラク軍は戦意が欠けていた。自分たちよりずっと少数の敵の前から逃亡した」と発言した。米軍自身の諜報的なやる気のなさを棚上げしたこの発言に、イラクのアバディ首相は「(カーターは)間違った情報を与えられている」と逆非難した。イラク政府高官は「すぐ近くの空軍基地(Al-Asad)に米軍機がたくさんいたのに出撃せず、米軍はイラク軍を助けなかった」と言っている。


アメリカは初めからISISをやっつける気などなかった模様です。
この戦闘後、ISISはイラク軍の残した武器弾薬を手に入れています。
アメリカはISISにシリアを滅ぼさせることを目論んでいるので、以前から色々援助しているらしいです。
誤投下したと言って生活物資を飛行機から落として与えたり、
ISISをやっつける為に空爆を始めた筈なのに、ISISにとって致命的な空爆は避けて一切やらず、
ISISを強くする為に(間違えたと誤魔化しながら)一貫して取り組んでいる様です。

中東ではイラクとシリアだけでなく、リビアやアフガニスタン、イエメンなどでもISISに忠誠を誓うイスラム過激派テロ組織が活動している。シリアでアサド政権が消滅してISISが勝つと、ISISの影響力が中東全域で強くなり、イスラエルが好む中東イスラム世界の長期的な内戦化・弱体化が起こる。そうなれば、たとえ米国が中東から撤退しても、イスラエルは何とかやっていける。
という訳で、特にイスラエルはISISを勝たせたいと思っているようです。

米軍がISISと戦うふりをして支援し、イラク軍を助けるふりをして妨害する以前からの状況が続くほど、イラク政府は米国に不信感を抱き、本気でISISと戦うイランを頼る傾向を強める。それがオバマ政権の意図であると、私は以前から分析してきた。
    (中略)
イラク政府やシーア派民兵団が猛反発し、米国が3分割を撤回しないなら、シーア派民兵団がイランとの結びつきを強め、政府軍に取って代わることも辞さないと言い出した。オバマ政権は、イスラエルの言いなりになることで、イスラエルの仇敵であるイランの傘下にイラクを押しやっている。米国の上層部は、イランを敵視する軍産イスラエル複合体と、イランを敵視するふりをして強化してやることで軍産イスラエルを無力化したいオバマとの暗闘が続いている。

現在の中東情勢は、軍産イスラエル複合体の願いが叶えられるか、
オバマ大統領の目論見が成就するかの瀬戸際にあるそうです。

イランは経済制裁で今はシリアに援助する余裕がないが、
今年6月末に交渉期限となる核問題で、国連やEUから制裁解除されると、シリアが挽回するかも知れないそうです。
 軍産イスラエルは、ISISと戦うふりをして支援したりわざと負けたりすることで、ISISがアサドを倒してシリアを恒久内戦に陥れ、イスラエルの仇敵であるレバノンのヒズボラを弱体化し、イラクで東進するISISがイランに戦いを挑む構図を作りたい。イラクにおいて、ISISが首都バグダッドやナジャフなど聖地を攻撃したり、対イラン国境に迫った場合、イランは正規軍を越境出動させてISISと戦うと表明している。シリアでは、イランが制裁解除後の自国の資金増を見越し、資金難のシリアを助けようと与信枠を増やしているが、間に合うかどうかわからない。ISISとイランとの戦いは勝敗の分岐点にいる。

イランに資金が渡る前に何としても
ISISにシリアのアサド政権を倒させておきたかったから、
アメリカはイラク軍を騙してわざと負けさせ、
米軍の武器をISISに与えたかったのでしょう。
アメリカはISISは無法者集団という事で、散々悪者にして来た手前、
公然と武器や生活物資を渡す事が出来ないので、
イラク軍を騙してイラク軍がISISに負けるように仕向けたのでしょう。

これは覇権国アメリカとしたら、只の軍略に過ぎない事でしょうが、
イラクにしたら貧しい財政の中から、自国を守るために必死で仕向けた軍隊を、
同盟国のはずのアメリカに、してやられて散々の敗戦となり、
イラクにとって重要な都市ラマディを失う事になってしまったのです。

アメリカはイラクがどんなに悔しがったとしても平気の平左なのでしょう。
だって世界中の武器を集めてもまだ余裕で、アメリカ軍の持っている武器の方が多いと言うではありませんか!

こんなアメリカと同盟国として、
日本の自衛隊員を共に戦わせる積りの安倍総理は、
日本の自衛隊が米軍の戦略の為に利用されて、
自衛隊員が死地に追い込まれ、
虐殺される事態が起きたら如何なさるのでしょう?

米軍はベトナム戦争の時、
米軍兵士とベトコンが入り乱れて戦っていたその戦場に、
爆弾を落として皆殺しにしたそうです。
そしてその時の司令官は、
「これで米軍兵士○○人で、ベトコン○○人殺す事が出来たから、作戦大成功だ。」と言ったそうです。
これを知ったアメリカ人が猛烈に怒って、
アメリカ中に反戦運動が広がり、徴兵制度もなくす事になったと聞いた事があります。

しかし、そんな酷い事をしても、相手が日本人だったら、
米軍にとっては痛くも痒くもないから、
米軍はかつてベトナムでやったような事を、やり兼ねないとの危惧を禁じ得ません。

「米軍はアメリカ覇権の為に命がけなのだから、やれる取り組みなら何でもやるに決まっているではないか!」
と、米軍幹部は思っておられる事でしょう。
それに、戦争とは人殺しを組織的に行う取り組みなのですから、
戦争(国益の為の大量殺人)を認めておいて、
後で文句を言ってもしょうがないでしょう。

日本は絶対に集団的自衛権だ等と言って、
自衛隊員を米軍の走狗とする戦争法案等、絶対に通したりしてはならないと思います。
戦争(組織的大量殺人)程酷い悪事は、この世にはないのですから・・・・・

国連安全保障理事会常任理事国とイラン 核問題についての枠組みに合意 

核枠組み合意 イランは真摯な対応を

04/04 08:50
 スイスで8日間続けられたマラソン協議の努力がやっと実った。

 イランの核問題をめぐる国連安全保障理事会常任理事国(米英仏中ロ)にドイツを加えた6カ国とイランは、包括的な解決に向けた枠組みに合意した。

 イランは10~15年間、核開発を制限し、国際原子力機関(IAEA)の強い監視下に置かれる。6月末が期限の最終合意を履行すれば欧米や国連の制裁を解除する。

 イランは「核開発は平和目的」と主張しているが、国際社会には核兵器保有を目指しているのではないかとの強い不信感がある。

 イランは枠組み合意を順守し、信頼回復に努めるべきだ。その上で技術的課題を詰め、最終合意を実現させたい。

 枠組み合意はイランに核保有阻止の仕組みを受け入れさせたことになり、大きな進展といえる。オバマ米大統領は「歴史的な申し合わせに至った」と高く評価した。

 共同声明などによると、遠心分離機の設置数を3分の1まで減らし、ウラン濃縮活動を中部ナタンズの施設に限定する。西部アラクの実験用重水炉は兵器級プルトニウムが製造できないようにする。

 一方、課題もある。制裁解除の具体的条件やIAEAの査察権限が明確ではなく、今後の交渉の障害となる恐れがあることだ。

 そもそもイランの核問題は2002年、秘密裏に核開発を進めていたことが発覚、表面化した。

 その後も核兵器に使える高性能爆薬の起爆実験をめぐる疑惑などが持たれている。核の平和利用を訴えるなら、疑惑を晴らすためにIAEAの査察に全面的に協力するのが筋だ。

 イランでは保守穏健派のロウハニ政権になったとはいえ、断交中の米国との間で相互不信は根強く、双方とも国内の強硬派を説得する必要がある。

 オバマ氏は交渉自体に反対する野党・共和党主導の議会に合意の意義を重ねて説明してもらいたい。イランでは最高指導者ハメネイ師が合意履行を表明すべきだ。

 イスラエルは、イランの核兵器開発の懸念が消えないとして合意を批判した。だが米国がイスラエルの核保有を黙認している現状こそ二重基準にほかならない。

 イラン核問題を解決し、中東全体の非核化につなげる粘り強い努力が重要である。

 米国とイランが関係改善を進めていけば、内戦やイスラム過激派の台頭などで混迷を深める中東の安定化にも寄与するはずだ。


イスラエル首相はオバマ大統領に「イランとの合意はイスラエルの存続を脅かす」と言ったそうであるが、(こちら
国連安全保障理事会常任理事国(米英仏中ロ)にドイツを加えた6カ国とイランは、包括的な解決に向けた枠組みに合意した。
イスラエルは、イランの核兵器開発の懸念が消えないとして合意を批判したが、
米国がイスラエルの核保有を黙認しているのは公然の秘密であるが、事実であるらしい。

こんな中、中東ではイエメンに対する戦線ができつつあると言う。
イエメンがイランと結ぶ事を予想して、サウジアラビアとイスラエルが手を結ぶ事にしたのだそうである。
この戦線にはエジプトやトルコも加わるそうである。

イエメンが新政権を樹立し、前大統領が逃亡した時、
サウジアラビアはイエメンに革命が起きたとして、即座にイエメンを空爆したのであった。

こんな乱暴をしてもサウジアラビアが、アメリカに非難されたと言う報道を耳にしない。
昨年ウクライナのマイダン革命のすぐ後で、
ロシアがウクライナの革命政権を危険視して、ウクライナを空爆していたとしたら、
アメリカは何と言っただろう?
今回のサウジアラビアに対すると同様に、何の非難もせず、
ウクライナが危険だから仕方がなかたのだろうと、ロシアを見逃してやっていたのだろうか?

否 ロシアはサウジアラビアのように乱暴な事はしなかったのに、
革命政権に脅えてロシア併合を求めたクリミアの要望を聞き入れただけで、
米欧はロシアを非難して、ロシアに経済制裁を科したのだった。

アメリカがイランと和解したら、イスラエルの存続に関わると、
アメリカのオバマ大統領に、イスラエル首相が泣きついたそうであるが、
これはどういう事だろう?

イスラエルは長年アメリカの軍事力を傘に着て、
パレスチナの人々に対し悪いことをしてきたけれど、
今、アメリカがパレスチナの味方イランと仲良くする事にして、
イスラエルを特別に保護してくれなくなったら、
イスラエルは存続の危機に瀕すると言って、イスラエル首相はオバマ大統領に泣き付いている。

これはジャイアンの力を頼んで、長らく、のび太に意地悪してきていたスネオが、
「ジャイアンが居なくなったら、のび太から敵討ちされるから、ジャイアンは今まで通りに、のび太を押さえつける怖いガキ大将でい続けて!」とジャイアンに頼んでいるスネオと同じではないだろうか?

イスラエルもスネオも自分のやっている事が、
相手にとって、どんなに酷い事であるか充分知っていて、
強力なボスの力を頼んで、無理を通して来ていたのだろう。
イスラエルもスネオも悪いと知りつつ悪の誘惑に負けて、
自分にはジャイアンがついている、ジャイアンが助けてくれるから心配ないとばかりに、
財力に物を言わせてボスに取り入り、悪行を続けて来ていたのだろう。

しかし、ここに来てさしもの財力も、効き目がない事態となっては、
イスラエルもスネオも困って終う事だろう。

しかし、イスラエルはサウジアラビアという新しい仲間を作ったようだから、
これからのアラビアやペルシャはどうなって行くか、又々心配な状況になっている。

「千夜一夜物語」のファンタジーの世界だったアラビアが、
夢も希望もない、
血なまぐさい地獄絵の世界に変えられて久しいが・・・・・



イエメン戦争の意味するもの 

マスコミに載らない海外記事「イエメン戦争の背後にある地政学 (I)」によると、
イエメン戦争を巡って大変な事が起きようとしている様である。

事の始めは、下記マスコミに載らない海外記事の記述のように、イエメン大統領が辞任させられ、フーシがイエメン暫定政府を組織した事であった。
(紫字は引用部分)
ハーディー大統領が、ワシントンとサウジ王家に迎合しことで、イエメンで国民の大半から非常に不人気になっていた。二カ月後の、11月8日、ハーディー大統領の与党、イエメン国民全体会議も、指導者としてのハーディーを排除することになった。
1月20日、最終的にフーシはハーディー大統領を拘束し、大統領官邸や他のイエメン政府庁舎を占拠した。国民の支持を得て、2月6日、二週間をやや過ぎた時点で、フーシは正式にイエメン暫定政府を組織した。ハーディーは辞任を強いられた。

      (中略)
フーシによるサナア占拠は、イラン、ヒズボラ、シリアや、彼らや他の現地勢力が集団的に形成しているレジスタンス同盟の一連の作戦成功や、地域での勝利と同じ時期に起きた。シリアでは、シリア政府が、自らの陣地の強化に成功しており、イラクでは、ISIL/ISIS/ダエシ運動は、イランと、テヘランと同盟している現地イラク人民兵による顕著な助力を受けたイラクによって押し返されつつある。

イランが、中東の安全保障機構と安定性の上で、中心的なものとなったことが明らかになり、中東における戦略的均衡が変わりはじめた。サウジ王家とイスラエル首相ベンヤミン・ネタニヤフが、イランは、地域の四首都-ベイルート、ダマスカス、バグダッドと、サナアを支配していると泣き言を言い、文句をいいはじめ - イランの拡張を止める為に、何かをしなければならない。新たな戦略的均衡の結果、イランとその地域的同盟国を無力化するという目的で、イスラエルとサウジ王家は、戦略的に、完全に協力するようになった。


サウジアラビアは、イエメンが正式にイランと同盟し、アラビア半島で、
サウジ王家に対する新たな叛乱をもたらしかねないのを、あからさまに恐れていたらしい。
田中宇さんは下記記事を書いておられる
「米国に相談せずイエメンを空爆したサウジ」
 【2015年3月31日】 米国のイエメン撤退が隠れた意図を持っていたとしたら、その究極の意図は、フーシ派がイエメンの政権を取って内戦を終わらせて安定させることでない。米国のイエメン撤退は、サウジを標的にした戦略だろう。イランの影響下にあるフーシ派がイエメンを乗っ取ると、イランを敵視するイエメンの隣国サウジアラビアが、軍事介入せざるを得なくなる。サウジは、米国がイエメン総撤退によってフーシ派を強化した経緯を、隣国として詳細に見ている。だから、サウジはイエメンを空爆する際、米国に頼らず、直前まで米国に知らせずに挙行せざるを得なかった。


多分田中さんの「米国のイエメン撤退は、サウジを標的にした戦略だろう」との読み通り、
アメリカはサウジアラビアの立場を弁えた上で、イエメンから撤退したのだろう。
アメリカは、アメリカがイエメンから撤退したら、サウジは自国の責任でイエメン攻撃に出ると踏んで、
敢えてイエメンを総撤退したのだろう。
そうすれば、今回の戦争はアメリカ主導ではなく、サウジアラビア主導の戦争という事になり、
アメリカとしては責任を問われる事なしに、待ちに待ったイラン攻撃が出来ると踏んだのではないだろうか?

フーシがイエメン大統領を追って暫定政権が出来た時、
この暫定政権を非難するアメリカを揶揄して、
ウクライナの時には、クーデター政権を無条件で認め、イエメンでは非難するのでは、
アメリカはダブルスタンダードではないかと、
プーチン・ロシア大統領(訂正)ラブロフ外相が揶揄したという報道を見ていたが、
これらの政変がこんなにも似通った背景を持っているとは想像もしていなかった。

この二つの政変は、ロシア、イランと対象は違うけれど、
アメリカの当面の敵を排除する戦争を誘発すると導火線という意味に於いて、そっくりな政変であったのだと、
これらの記事を読んで、私は初めて気が付いたのだった。

平和への願い(取り組み)「アイシスちゃん」 

「[ISISちゃん] Give Me Merorin 完成版」  こんな動画が今流行っているそうです。

  1番
砂漠のオアシス 命が宿るも
お日様に 誓っていくのよ
先人の教え 守っていけば
みんなの庭で 仲良く
大地を踏みしめて行こう
美味しいメロンかじって
未来へ向かっていく
命をつなげ
心を開き 明日の為の一歩を
強く踏みしめて 一歩前に進んでいこう
みんな大好き アイシスちゃんのために
今日も一歩前 進んでいこうよ

  2番
乾いた砂漠も 君が奏でれば
オアシス潤ってゆくのよ
荒れ果てた荒野も 君が踊れば
石油が潤ってゆくの
大地の力信じて
潤う石油分け合って
未来へ向かってゆく
平和の為に
持ってるナイフで 丸いメロン分けあおう
渇いた喉を甘さで潤してゆくのよ
みんな大好き アイシスちゃんのために
今日も一歩づつ 歩いて進んでゆこうよ

  3番
72時間以内に メロンをよこせ
まるいメロンをナイフで 切って分け合おうよ
ほっぺがたれてる メロンの甘さで火照って
みんな笑顔がはじけてる 幸せそうに
みんなで仲良く 大きなメロンを分け合おう
まるいメロンをナイフで切り分けあおうよ
みんな大好き アイシスちゃんのために
今日も一歩づつ 歩いて進んでいこうよ

「衆院ISIL制裁有志連合非難決議」安倍政権に足枷 

衆院の非難決議全文
2015.2.5 12:43
 日本人殺害脅迫事件に関する衆院の非難決議全文は次の通り。

 今般、シリアにおいて、ISIL(アイシル、イスラム国)が2名の邦人に対し非道、卑劣極まりないテロ行為を行ったことを強く非難する。

 このようなテロ行為は、いかなる理由や目的によっても正当化されない。わが国およびわが国国民は、テロリズムを断固として非難するとともに、決してテロを許さない姿勢を今後も堅持することをここに表明する。

 わが国は、中東・アフリカ諸国に対する人道支援を拡充し、国連安全保障理事会決議に基づいて、テロの脅威に直面する国際社会との連携を強め、これに対する取り組みを一層強化するよう、政府に要請する。

 さらに、政府に対し、国内はもとより、海外の在留邦人の安全確保に万全の対策を講ずるよう要請する。

 最後に、本件事案に対するわが国の対応を通じて、ヨルダンをはじめとする関係各国がわが国に対して強い連帯を示し、解放に向けて協力してくれたことに対し、深く感謝の意を表明する。

 右決議する。


昨日衆議院で採択されたISIL非難決議によって、安倍政権の暴走に歯止めが掛けられたと、
街の弁護士日記「『イスラム国非難決議』について」で詳しく解説して下さっている。
   (一部引用)
国連安保理決議に基づく国際社会と連携した人道支援を名乗る以上、国連総会決議に従わなければならないのであるから、中立性原則には従わなければならない。


外務省の人道支援の中立原則の解説によれば、


「中立原則とは,紛争時にいずれの側にも荷担せず,いかなる場合にも政治的,人種的,宗教的及び思想的な対立において一方の当事者に与しないことである。」


人道支援に当たって、一方に荷担することは許されない。
当たり前なのである。


であるので、安倍総理は国会決議に拘束され、有志連合に荷担しようとしていた、『人道支援』を称する兵站活動は一切許されないのである。


安倍総理は中東歴訪でさんざん「イスラム国と戦う国に対する支援」を吹聴して、兵站活動の実施を既成事実にしようと企んだわけだが、国会決議は、似て非なるもの、安倍総理のたくらみを封じ込めた。


これで日本はISIL制裁が国連で可決されない限り、有志連合への人道支援は出来ない事になる。
衆院の非難決議案が全会一致で通ったと聞いた時には、少々がっかりさせられたけれど、
こういう事だったのかと納得させて頂いた。

これからは安倍政権が国連決議がないまま、
人道支援と称して有志連合に、財政援助しないかどうかを見張っていかねばならないが・・・・・

ISIL撲滅有志連合から「一抜けた!」byアラブ首長国連邦(UAE) 

UAEが対イスラム国空爆参加を中断、パイロットの安全懸念
2015年 02月 5日 08:35 JST
[ワシントン 4日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)が、米国主導の有志連合による対「イスラム国」空爆作戦への参加を中断していることが分かった。複数の米当局者が4日明らかにした。

米当局者らによると、UAEは昨年12月24日にヨルダン空軍機がシリアで墜落したことを受け、パイロットらの安全を懸念し、空爆参加の中断を決めたという。

墜落機に乗っていたヨルダン軍のムアズ・カサスベ中尉は、イスラム国に拘束され、3日に焼殺される映像が公開された。

米当局者の1人は「UAEがヨルダン空軍機墜落後に空爆参加を中断したことは確かだ。ただ、UAEは有志連合の重要な一員であり続ける」と語った。

また、米国防当局者によると、UAEは空爆参加を再開する条件として、米国防総省に対し、イラク北部にオスプレイを配備するなど、捜索・救助態勢を強化するよう求めている。

シリアやイラクで行われている対イスラム国空爆作戦には、サウジアラビアやヨルダンのほか、オーストラリアや英国、カナダ、フランスなどが参加している。


天木直人のブログ「カーター次期米国防長官が明言した米国の本音」に下記の一節がある、
    (引用)
しかし、イスラム国との戦いを勝利するためには、最後は地上戦で領土を占領、統治しなければいけない。

 戦争はいつも最後は地上戦である。

 そこに本当の戦争の流血がある。

 それを担わせるのがヨルダンなどのアラブ近隣諸国だ。

 一番犠牲を払うのがアラブ諸国の国民だ。

 イスラム国に征服されるわけにはいかないだろう、自らの防衛は自らで守れというわけだ。

 同じアラブ人同士が殺し合うことになる。


ISILとの戦争はアメリカ主導で行われようとしているが、
アメリカは地上軍の覇権は行わないと、アメリカの次期国防長官予定者であるカーター氏が明言したそうである。

とすると、天木直人さんの言われるように、アラブ世界はこの戦争に加担すると、どんなに酷い目に合わされるか想像に難くない。

アメリカの新国防長官予定者の言葉に、改めてアラブの国々の指導者達は、
考えさせられたのではないだろうか?
ISILとの戦争をして一番酷い目に会うのは、
ISILが活動しているアラブの国々である。
ISILを空爆すると言って、爆弾を落とされたら下に居るのは、
ISILの兵士ばかりではない。
その地域に住む大勢の民間人が、
巻き添えになってISILの兵士と共に、大勢殺される事は避けられないだろう。

その上、最後には地上軍として、
ISILと泥沼の戦争まで、き受けさせられる事になりかねないとあっては、
アラブの国々が二の足を踏みたくなるのも当然だろう。

ISILなんかと戦争を始めたりしたら、一番酷い目に会うのはアラブ世界の国々人々である事が、
アメリカの次期国防長官予定者であるカーター氏によって、
改めてUAEの指導者達を目覚めさせたのかも知れない。

昔ベトナム戦争の時アメリカ軍の将軍が、
敵味方入り混じって戦っている戦場の上に爆弾を落として、
敵味方の兵隊を皆殺しにし、
「これで味方の兵士〇人で、敵兵〇〇人殺した事になるから、効率が良かった。」と言ったそうである。

これには味方の兵士も戦う意欲を失ってしまったというような事件があったそうである。

今回のISIL攻撃は、アメリカに同調(味方)しているアラブ世界の人々が、
爆殺される可能性が非常に高い戦争である。
それなのにISILと戦う真の目的は、ISILを爆撃するついでにシリアも爆撃し、
アサド政権を滅ぼして、念願のシリアの石油資源を奪い、
イランにとってアラブにおける唯一の同盟者アサド政権を、滅ぼす事だと言われている。
アサド政権を滅ぼしてイランの力を弱め、
イスラエルにとって第一の脅威イランをも除きたい、というのが一番の目的であるとも言われている。

これでは苦労した結果を得るのは、全部アメリカとイスラエルだけである。
その上、ISILはアメリカとイスラエルが創った組織だとまで言われている、疑惑に満ちた組織なのである。

そういう事を考慮したうえでも、アメリカとの行き掛かり上、
ISIL掃討連合に連なってきていた国々も、
カーター次期国防長官の言葉を聞いたとき、
こんな戦争に関わるのは、どんなに危険な上に、馬鹿らしいことか、改めて身に染みて感じられ、
UAEとしたら「逃げるにしかず」と、決心したのではないだろうか?

イスラム国の爆撃を決めたアメリカ、シリア反政府勢力への武器と資金援助も続行 

シリア、米国の対テロ問題に対する二重の基準を非難
2014-09-30 10:30:21
 シリアのムアレム外相は29日、アメリカ政府が対テロ問題において二重の基準をとっていることを非難するとともに、関係国にテロ組織への資金援助と支援を停止するよう呼びかけました。

 ムアレム外相は同日、国連の一般討論演説で、「アメリカが二重の基準をとっている。いわゆる『穏健派』のシリア反政府組織に資金や武器、訓練などの支援を提供することは、テロリズムを助長することになる。これはシリア危機を長引かせ、政治的解決の基礎を破壊するものだ」と述べました。

 今年6月に入ってから、「イスラム国」を始めとする反政府武装勢力はイラク北部と西部を占領しました。アメリカ軍の戦闘機は8月8日からイラク国境内の「イスラム国」の目標を空爆し始め、また9月22日夜、空爆範囲をシリア国境内にまで拡大しました。アメリカ議会は先日、陸上における米軍の作戦に協力させるため、シリアの「穏健派」反政府組織への訓練と武器の支援提供を可決しました。(hj 小山)


アメリカは今でもシリアの反政府組織に、資金や武器、訓練まで支援しているのだ!!!
シリア反政府勢力の一部だった者が、現在のイスラム国(ISIL)を作ったという話を聞いているが、
それでも未だ、シリア反政府勢力に援助し続けるなんて、アメリカは何を考えているのだろうと疑いさえ湧いてくる。

シリア反政府勢力に与えた武器や資金は、旧知の間柄であるイスラム国に渡らないと、誰が保障できるだろう。
片方でイスラム国殲滅作戦を取りながら、片方でイスラム国の昔の仲間に、資金と武器の援助をしていたのでは、
シリア政府にしたら、シリア領内を爆撃するのが目的で、
悪(イスラム国)を育てているのではないかという疑いが湧いてくるだろう。

イスラム国空爆をシリアで行いたがるアメリカの真の目的は? 

米イラン外相、「イスラム国」巡り協議
ニューヨーク=神田大介、奥寺淳
2014年9月22日11時38分
 米国のケリー国務長官とイランのザリフ外相は21日、国連総会が開かれているニューヨークで会談し、過激派組織「イスラム国」を巡って協議した。敵対する両国だが、「イスラム国」を打倒する立場は同様で、米側はシリアのアサド政権を支持するイランに協力を求めたとみられる。

 米イランはこれまでも水面下で連携を模索してきたが、外相級が「イスラム国」を巡って協議の事実を公にするのは初めて。

 イランはイスラム国を標的とした米軍のイラク空爆を黙認。しかし、オバマ米大統領が承認したシリアへの空爆に対しては、アサド政権の弱体化が狙いだと反発する。ケリー氏は21日の協議で、ザリフ氏に米軍によるシリア空爆への理解を求めたとみられ、この問題で「必要があれば今週再び会うことで合意した」(米国務省当局者)という。


マスコミに載らない海外記事「アメリカに迫りくる、イラクとシリアの泥沼」によると、
イスラム国(ISIL)がイスラエルと深いつながりがあることを示すあらゆる兆しがあるそうである。
バグダディ(ISILの現指導者)同様、ザルカウィ(ISILの前指導者)も、イラクを意味する“二つの川の国のアルカイダ首長”を自称していた。アメリカの諜報当局筋の中には、ザルカウィは、イラクでのアメリカ軍作戦を継続するのを正当化する為に、ネオコンが作り出した“神話”だと主張するむきもある。
ところが、滅多に同意することがない、イラクのスンナ派とシーア派指導者達だが、
スンナ派武装反抗勢力の指導者は、デイリー・テレグラフに、ザルカウィは、アメリカ人か、イスラエル工作員だと思うと語り、
イラク人シーア派指導者ムクタダ・アル-サドルは、ザルカウィは、アメリカ合州国に雇われたエセ過激イスラム原理主義背教徒だと主張している。
そうである。

今回のアメリカのイスラム国空爆は、
昨年プーチン大統領に邪魔されたシリア空爆を実現し、
再びアサド政権潰しを試みる目的なのかもしれない。

その為に悪魔的な武装集団イスラム国を、急遽立ち上げたのだろう。
「イスラム国を挫く為」という口実の下に、アメリカはシリアを空爆しようとしているが、
シリア潰しがアメリカの真の目的なのかも知れない。

今度はイスラム国との戦争? 

イラク限定空爆検討=「人道危機」で援助物資投下-米
 【ワシントン時事】米メディアは7日、イラク北部で孤立した少数派住民を救うため、オバマ大統領がイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」に対する限定的空爆の実施について検討に入ったと一斉に報じた。また、米国防当局高官によると、米軍は大統領の命令を受け、北部シンジャル周辺で複数の軍用機を投入して食料や水など数千人分の援助物資を投下する人道支援作戦を行った。
 米政府はイスラム国に対抗する政府軍を支援するため、軍事顧問団を派遣するなどしているが、空爆を含む直接的軍事介入については、国民和解に向けたイラク統一政府の樹立が先決だとして、判断を先送りしてきた。
 ただ、イラク北部では、イスラム国に追い立てられたクルド人少数派のヤジディ教徒約4万人が、シンジャル山の山頂付近で孤立。子供約40人が既に脱水症状などで死亡しており、オバマ政権は人道上、緊急に対応が必要とみている。大統領は側近らとの7日の会議で、麓に陣取るイスラム国戦闘員への攻撃を含む複数の案を討議したという。
 アーネスト大統領報道官は同日の記者会見で、イスラム国の襲撃を強く非難した上で、「人道的悲劇に近づいている。シンジャルの人道状況に対処するイラク政府を支援するため、緊密に協力している」と述べた。(2014/08/08-10:34)


イスラム国がアラブ諸国を席巻する勢いであるというのは、本当のことなのかも知れない。
人道の為とオバマ大統領は言っておられるようだけれど、
オバマ大統領は、ガザでは2000人近い人が殺される迄、イスラエルをほぼ野放しにしていた。

ウクライナでは親露派と言われる東南部の国民に爆弾攻撃して虐殺しているのに、
アメリカはウクライナ政府を制止せず、ロシアが悪いと言い立ててお茶を濁している。

それなのに、クルド人がイスラム国に追われて逃げ込んだ所に、水がないために死者が出たから、
人道的対応が必要として、イラクを空爆するとオバマアメリカ大統領は言っている。
孤立している人々を救うためだったら、食料と水の投下だけで充分なのではないだろうか?
如何して空爆までする必要があるのかと言えば、
イスラム国の存在が、アメリカの覇権を脅かしかねないからではないのだろうか?

アメリカは何時ものように人道に事寄せて、アメリカの敵に対して、空爆を実行する事にしたという事なのだろう。

助けるかどうかは相手次第というのでは、人道主義とは言えないだろう。

これからイラクの人々は、又してもアメリカの空爆で苦しめられるのだろう。

人道主義を標榜するアメリカの人道感覚の中に、
空爆で苦しめられる者への配慮は、皆無のような気がするのは、私だけだろうか?

続きを読む

破れかぶれ?イスラエルの蛮行 

イスラエル、また国連の学校を砲撃 10人以上が死亡
エルサレム=渡辺淳基

2014年8月4日00時02分
 イスラエル軍の侵攻が続くパレスチナ自治区ガザで3日朝、避難所になっている国連運営の学校が同軍の空爆を受け、少なくとも10人が死亡した。ガザの保健省によると、ガザでは3日に50人以上が死亡。戦闘開始以降の死者数は1766人に達した。3分の2が民間人だという。

特集・ガザ情勢

 ガザでは、7月下旬にも学校2カ所がイスラエル軍の砲撃を受けて計30人以上が死亡。イスラエルに対する国際社会の非難が強まるのは必至だ。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、ガザ人口の4分の1にあたる46万人が家を追われている。

 イスラエル軍は1日、イスラム組織ハマスが一時停戦中にイスラエル兵1人を拉致した疑いがあるとして攻撃を再開した。しかし、同軍は3日、この兵士について「当初(1日)の戦闘で死亡していた」と発表。ガザで200人近い死者を出した1日以降の作戦の前提が崩れたことになる。


ハマスが怪しからんから、爆撃をやめないとイスラエルは言っているらしいが、
民間人の住む区域に爆撃したら、民間人が死ぬ事は事前に分かっている筈である。
これでは人質をとって立てこもっている賊が、
自分達の要求を入れないなら、人質を殺すぞと言って、
無関係の人質を殺しているのと同様ではないだろうか。

そして、その殺した人数が、1766人とは!!!
イスラエルの爆撃で殺された人々は、大部分自分の家にいて、家を爆撃されて殺されたそうである。
家で息を潜めていたであろう子供達や老人・女性など、戦闘には関係のない人々が大多数であったと言う。

イスラエルはパレスチナ人を殺すのが目的で、爆撃を続けているのだろうかとの疑いさえ湧いてくるのに、
二言目には人権を言い立てるアメリカが、イスラエルの蛮行を本気で阻止する気がない様であるのは、奇怪千万である。

今回国連の施設を度々爆撃しているので、遂に国連事務総長とアメリカ国務省が、イスラエルに苦言を呈したらしいけれど(こちら)、
ウクライナでの旅客機墜落事件の時には、犯人がまだはっきりしていない内から、
ロシアへの制裁措置制裁措置と大騒ぎしていたのと、アメリカの態度は余りにも違いすぎる。

私はこれ迄アメリカが広島と長崎に原爆を落とし、多数の都市を絨毯爆撃した事を聞いていても、
戦争の恐ろしさ・いやらしさとして、戦争を忌まわしいものとは思っても、
アメリカに対して、恨みがましい情念を抱いた記憶はなかった。
もしかしたら私の身内が誰も殺されなかったお陰かも知れないが・・・・・
しかし、イスラエルの民間人虐殺を見ていると、
どうしても、太平洋戦争末期にアメリカ軍がやった犯罪的民間人虐殺を思い出させられてしまう。
噂に聞くタルムードというのは、やっぱり本当のことなのだろうか?

でも、総てに置いて超賢いユダヤ人が、そんな馬鹿な言い伝えを信じているとはとても思えない。
そんな他民族全員を敵に回すような思想を、自民族の子孫に態々植えつけるなど、
ユダヤ人自身のためにならない事位、簡単に想像できる筈なのだから。

イスラエルはこんな事を続けていたら、何時まで経っても周りの国々と和解出来ないのに、
世界中の人々に眉を顰めさせながら、
如何してこんな非人間的な事を続けているのだろう?

イスラエルのガザ攻撃の目的 

NHKテレビがイスラエルのガザ攻撃の事を報道していた。
何時もはイスラエルやアメリカの悪事は、殆ど隠して報道しないNHKが、
先日からイスラエルとパレスチナの問題について度々詳しく報道していた。
中東問題の歴史的な事情とか、アメリカに厭戦気分が蔓延して、充分に対応出来てないのが、
現在こういう結果を招いたのではないかとか、色々と双方に対して同情的な様なことを言っていた。

そのニュースを聞いたとき、政府は自衛隊員をアメリカ人の代わりに、中東に派遣する気なのかもしれないと、
ちょっと気に掛かっていたのだけれど、
親ベンチャー革命さんもNHKの報道に違和感を持たれた様である。

中東におけるイスラエルの暴走は、集団的自衛権導入を急ぐ安倍政権の暴走と関係しているかもしれないと疑うべき」で、
(紫字は新ベンチャー革命の記事の引用)
 NHKのニュースでは米ワシントンDCでのデモが取り上げられていますが、中東産油国は米国との結びつきが強く、ワシントンDCには意外なほど、アラブ人が大勢住んでいます。だから、ワシントンDCでアラブ人のデモが起きることはあり得ます。
ネタニヤフはそんなことには聞く耳もたないネオコンの権化です。彼の意図は、中東で悪者になって、アラブ人の怒りを買うことをむしろ狙っているのではないでしょうか。そうすれば、戦争中毒のネオコンは念願の第五次中東戦争に持っていくことが可能です。そして、いよいよ、中東最大の反米勢力であるイランとの戦争を勃発させることができるわけです。
と書いておられる。
イスラエルはイランとの間に第5次中東戦争を起こす為に、
敢えて憎まれるような残虐行為を行っているのではないかと言っておられる。
ネオコンは第5次中東戦争が起こせたらこっちの物と思っているのだろう。
そして中東戦争がはじまったら、
彼らが第五次中東戦争の着火に成功した際には中東派遣の米軍の兵員不足に備えて、いよいよ、自衛隊の米軍傭兵化を安倍政権に要請するつもりでしょう。 という訳である。

NHKがイスラエルの強引なガザ攻撃を珍しくそのまま報道しているのは、
集団的自衛権行使容認の閣議決定をした日本の自衛隊員が、中東に派遣される時に、
いきなりの報道で国民が驚いたらいけないので、
国民に心の準備させ様という事なのだろう。

今回のイスラエルの動きは、安倍政権が集団的自衛権行使容認を強行するのを待って、
ネオコンがイスラエルを動かしたという風にも見えてくる。
日本の戦争容認とはこういう事だったのだ!

戦争容認とは人殺し容認に他ならない。
ネオコンはお金と人手さえあったら、戦争をしようと手薬煉引いているのだから、
どんなに脅されたとは言っても、日本が戦争容認を決定した罪は大きい。

ネオコンはウクライナでも東部住民を虐殺して、ロシアを戦争に引き込もうと企み、
ウクライナ傀儡政権に残虐行為を続けさせている。
プーチン大統領が戦争が起きたら、世界中が大変な事態になるからと、怒りを抑えて慎重姿勢を貫いていて、
中々ネオコンの思い通りに事が運ばないので、
ネオコンは今度は消えかけていた中東戦争の火を、熾そうというのだろう。

その手段が無辜の民の虐殺なのだから、地獄の鬼も吃驚に違いない。

ネオコンの面々はどうしてここまで残虐な人間になってしまったのだろう?
安倍総理はどうしてこんな残虐行為に、日本人を加担させたいのだろう?
お金をあの世に持って行けない事位、誰でも知っていることなのに・・・・・



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